鯖男
2015-05-31 21:53:04
1722文字
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ツイッターで垂れ流した短いもの

槍士、言士とか

【獣人(神寄り)槍×人間士郎。獣人と関係を持ったため「悪魔の子」と罵られ、周囲の人間からお浄めせっせされる。Rtであった人外×人間に禿げ萌えたもの】
悪魔の子め、と老人が殴った。
バケモノめ、とガタイのいい男が蹴った。
そしてみんなは俺を羽交い締めにし、服を破った。露わになる行為の痕にどよめきが湧く。
殴られた。いたかった。
蹴られた。いたかった。
でも我慢できた。
我慢できなかったのは──
「慈悲の心だ。獣の跡を消してやろう」
芋虫のようにおぞましいイチモツを取り出し、俺に銜えさせた。生臭さにえづきが止まらない。
「じゃあ俺も」「私も」「慈悲の心だ」
止めろ止めてお願いします止めてください! ランサーの跡を消さないでくださいお願いします何でもするからランサーの跡を消さないでください!
「可哀想に。神とはいえ所詮獣だ。洗脳されてしまったのだろう」
可哀想に。可哀想に。
男はそう言いながら腰を打ち付ける。肌がぶつかり合う音を他人事のように聞いていた。

【獣人(神寄り)槍×人間士郎。士郎に選択肢を与える槍】
「坊主は神になりたいと思うか」
「どうしたやぶからぼうに」
「お前はいくら神に捧げられても人間だ。俺より先に死ぬ。だが俺の眷属になれば神となり、生き続けられるだろう」
「そうか。そしたらずっとランサーといられるんだな」
「ああ。春にはお前の弁当を持って花見をし、夏は近くの川で魚を釣ろう。秋は山菜や美味いものが成るし、冬は寒いだろうからくっついていよう。ずっと一緒にいられる」
「それは楽しいし嬉しいことだよな。……でも俺にはできない。俺は人間のまま生きて人間のまま死ぬよ」
「そうか」
「そうだ。……だからランサー、俺の最期を見届けて」
……あい、わかった」

【獣人(神寄り)槍×人間士郎。神の眷属にならなかった士郎は寿命を全うする】
「ランサー……いるか?」
「ああいるよ。寒くないか」
「ランサーの毛は暖かいから平気だよ」
「何か欲しいものはあるか」
「そばにいてくれればいいよ」
「そうか」
「ランサー」
「なんだ」
「俺はしあわせだったよ」
「───」
「生け贄になっても、悪魔の子と罵られてもお前と一緒だとなんとも思わなかった」
……そうか」
「ランサー、ランサー。俺はいるよ。お前の心の端っこに居させて」
「バカか。とっくに真ん中陣取ってるくせに」
「ふへ、そうなのか……そっか……
……そうさ」

【言士おせっせ。】
言峰の体温は低い。
というよりないのだ。当たり前か。なにせ死んでいるのだから。
思えば言峰は積極的に誰かに触れようとしなかった。それに違和感など懐かず、俺はただただ阿呆のように甘受していた。
触れればバレる、ということは考えていなかっただろう。嘘はつかないがホントのことは言わない。言峰とはそういう男だった。
「んぁ、ああ、あ」
体格差も相まって、言峰と致すとき、俺は幼子のように抱き殺されている。奴が本気を出せば、ひしゃげた音を最後にそこに肉片しか残らないだろう。
「こ、こと、みね、くる、し」
「苦しい、か。お前ならその程度、そよ風に吹かれた程度だろう?」
言峰は心底楽しそうに喉元で笑った。笑った。笑ったのだ。あの男が。
……
「どうした。間の抜けた顔をして」
いや、べつに」
常に淡々と過ごしているこいつがすこしでも楽しめているのなら、この状況も案外悪くないのかもしれない。そんなことを思うほど、俺の頭はやられているのか。
「っは、こ、ことみね、あつい。ことみねのあつい」
「そんなことはあるまい」
ああわかってる。言峰は有り体でいえば死体だ。冷たい体。なのに熱いのだ。体内を燃やしつくそうとする肉棒に俺は翻弄されている。

【言士。言士に泥を絡ませたくなる病】
どろどろとながしこむ。
言峰綺礼は衛宮士郎の口に泥を流し込む。
泥は毒だ。しかし二人以外なら毒にも薬にもならぬだろう。
そう。この泥は二人にとっては毒なのだ。
二人は毒を共有する。口から口へと毒を運ぶ。
少年は口端から一筋の毒を流し、男に告げる。
「あんたはよく生きていられたな」
「年の功さ」