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赤だいだい
Public
ケイジとハルト
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裏垢◯◯
深夜に仕事から帰ると、ベッドにスマホを握りしめたまま寝こけるハルトがいた。
最近暑くなってきたせいか、ハルトは上半身裸でパンイチで寝ることが多い。相変わらずバナナの抱き枕を脚に挟み、しがみついている。
(スマホ落ちそうやん
…
)
珍しく親切心が出て、ハルトの手からスマホをとって枕元に置いてやろうとした。
すると画面に指が触れ、SNSの通知が山のように届いているのが見えた。
(こいつ、Twitter
…
じゃない、Xやってるんか?)
仕事の営業用か、とぼんやり考える。
何気なく熟睡しているハルトにロック画面を向けると、なんとFace IDで解除された。ロックが寝顔でも解除されるなんて知らなかった。
(うわ
…
)
人のスマホを見て良かったことなんて一回もない。だけど大量のいいね通知に興味が出てしまって、思わず画面を覗きこんでしまった。
ツイート作成画面が出てくる。
ハルトは何かを呟こうとしながら寝落ちてしまったらしい。
『はやく彼氏とえっちしたい』
………
???
(
…
何を、書いている?)
頭が真っ白になったまま、ツイート作成画面を閉じてアカウントのトップ画面に移動する。
アカウント名は「ひな」。
アイコンは茶トラの猫が寝そべっている画像。
フォロワー数580。580?けっこうな数だ。
直近のツイートを見返す。
『ムラムラするからオナニーしたけどおさまんない』
『早く交尾したい😺』
『彼氏が帰ってきたら即ハメしてほしい』
『オナホ扱いされたい』
『彼氏のTシャツ着てオナるのが好き』
『ローションストッキングしてあげたら盛り上がって3回もえっちしちゃった』
………
。
絶句した後、気持ちよさそうに寝るハルトを文字通り叩き起こした。
「さいてーじゃん、人のスマホ覗くとかさぁ
…
」
大あくびをしながら、起こされたハルトは目が座った顔でこっちを見てきた。
「お前、ネカマとかそっちの方が最低やで
…
」
「だって、ゲイ垢やるより楽なんだもん!女の子のフリしてツイートしてたらおじさん達もハッピーだし」
「女のフリをして、俺とのいかがわしい話を世界中にバラすな
…
」
「あ、そうそう。確かに!けーじと何したかの日記みたいになってるかも、このアカウント♡」
ハルトはニカッと笑って自分のスマホ画面をスクロールした。
人のスマホは絶対覗くな、というのは家訓にしてもいいと思う。
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