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4640文字
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【召覚・召カム】深夜篇/その三

召覚(狛日)メイン

その濃厚な双子の交わりを、ベッドの端で枕を抱えたままじっと見つめていた召使は、胸の奥が熱く疼くのを感じていた。
特に、日向とカムクラが互いの熱を激しく擦り合わせ、蜜と白濁でべっとりと濡れ光っている様は、召使の興奮を極限まで高めていた。

ここで、日向がゆっくりと顔を上げた。
濡れたような視線が召使を射抜く。

言葉はなかったが、その瞳が何を求めているのか、召使には痛いほど分かった。
俺の横に来い。
音にする必要すらないほど、召使はもう、日向の視線ひとつで自分の役割を悟っていた。瞬間、召使の瞳の奥で、抑えきれない歓喜が妖しく燃え上がる。

抱えていた枕をそっと脇に置き、満面の笑みを浮かべて身を乗り出した。
愛しい主たち、カミサマたちを、より深く、より甘く結びつけるための役割。
その間に挟まれ、踏み台となり、道具となり、二人の熱を繋ぐことが、自分に与えられた、何より幸福な奉仕なのだと、召使は心の底から信じていた。
その期待だけで、下腹の奥に集まった熱が、張り裂けそうなほどに脈打つ。

日向はカムクラの身体からそっと離れ、乱れた彼をシーツの上へ優しく横たえた。
まだ荒い息を整えながら、召使のほうへ視線を向ける。
カムクラを絶頂へと導いたものの、日向自身は今日一日、まだ一度も満たされていない。
内側で渦巻く興奮と欲求は、収まるどころか、むしろ飢えたように深く燻っていた。

……おい」

日向はガウンを完全に脱ぎ捨てると、今度はシーツの上に背を預け、仰向けになった。
そして、躊躇いもなく両手で自分の尻を左右に割る。浴室で丁寧に洗い清められ、薄桃色に染まった窄まりが、召使の目の前へ堂々と晒された。
わずかに濡れたそこは、今日ここまで誰の熱も受け入れていないまま、生々しく、無防備に差し出されている。
まるで、いまこの瞬間のためだけに残されていた、清潔で残酷な供物のように。

「待ちきれなかっただろう。夜食の時間だよ、召使」

日向のわざとらしくも扇情的な誘いに、召使は不意を突かれたように、どクンと胸を高鳴らせた。差し出された極上のご馳走を前に、その瞳が狂おしい歓喜で潤んでいく。

「ふふ……承知しました。なんて見事なフルコースでしょう。ボクには勿体ないくらいの光栄だよ」

召使は歓喜を噛み殺すように喉を鳴らし、すぐさまベッドの上を這うようにして、日向の脚の間へと移動した。
興奮で熱くなった吐息を、日向の窄まりへ直に吹きかけながら、細い指先でその滑らかな輪郭を優しく撫でる。


「でも……カミサマたちがちゃんと気持ちよくなれるように、先に整えておくのも召使の役目だよね? ボクには、それくらいしか取り柄がないんだからさ」

召使は嬉々として自らの義務を口にし、両手で開かれた日向の身体を、丁重に押し広げた。
日向はいつもの少し棘のある表情のまま、ふいと視線を逸らしたが、その声の端や微かに震える肢体には、隠しきれない期待と欲情が滲んでいる。
召使の指が、ゆっくりと窄まりの周りに円を描くように這う。時々、中指の先端で粘膜を軽く押し込むように触れ、それにつれ日向の呼吸が小さく乱れた。

「今すぐ、日向クンのその可愛い身体を、たっぷりとご奉仕させていただきますね」

清潔で薄桃色に染まった窄まりが、目の前でひくひくと収縮している。
まず、熱い吐息を吹きかける。それから召使は、ゆっくりと顔を近づけた。
「ん……っ」
日向の身体がわずかに緊張した瞬間、召使の柔らかな舌が、そこへぴたりと押し当てられる
ぬるりとした舌先が窄まりの周りを丁寧に舐め回し、頃合いを見計らって、先端を尖らせて奥に深く押し込むようなクンニを始める。

「は……っ、くそ……お前、相変わらず下手くそじゃねえな……

日向が強がり混じりの掠れた声で低く唸るが、その声の端はすでに快感で甘く蕩け始めていた。
召使は満足げに細い目をさらに細め、舌の動きをさらに淫靡に変えていく。

熱い舌で窄まり全体をねっとりと舐め上げ、唾液をたっぷりと塗り込めるように濡らしていく。さらに、反応を確かめるように舌先を沈め、内側の反応を確かめるように、じっくりと甘く侵していった。
同時に、召使の右手は日向の前へと回り、硬く張り詰めたそこを優しく包み込んだ。
根元から先端までをゆっくりとしごきながら、親指の腹で敏感な先端を円を描くように刺激した。

「日向クンのここ……もうこんなに熱くなって。ボクの舌、気持ちいい?」

召使は舌を離さず、くぐもった甘い声音で囁きながら、今度は中指を後孔の入り口へとあてがった。
たっぷりと唾液と愛液で濡らした指先を、狭い緊縮の中へとゆっくりと押し入れていく。

「んぐっ……!」
日向の背中がびくりと弓なりに震え、窄まりが異物を排除しようと召使の指をきつく締め付けた。
召使は焦らず、執念深く指を奥まで沈め、内壁の敏感な場所を探るように動かし始めた。
「ここ……ですか?」

指の腹で日向の一番弱い場所を優しく愛撫すると、日向の腰が不意に小さく跳ね、硬直の先端から透明な蜜がぴゅっと勢いよく溢れ出た。

「あ……っ、は……そこ、強すぎ……っ、勝手に押すな……!」
「ふふ、素直に感じてくれて嬉しい」

召使は歪んだ悦びに頬を染めて微笑みながら、さらに指を一本から二本へと増やした。
無理のないようゆっくりと出し入れを繰り返し、クンニと指入れを同時に行い、柔らかい奥を執ほぐしていく。
舌は窄まりの外側を舐め続け、指はその奥で、反応をひとつずつ拾い上げるように的確な刺激を重ねていった。

日向の息は、次第に荒くなっていく。シーツを掴む拳には、血の気が失せるほど力が込められていた。
召使の丁寧で、底なしに貪欲な前戯に完全に翻弄され、日向は防戦一方のまま、甘い喘ぎを漏らし始めている。

横でその様子を見ていたカムクラは、濡れた赤い瞳を細めながら静かに上体を起こした。
乱れた長い黒髪を無造作にかき上げ、興味深そうに二人の淫らな絡みを観察している。
その冷たくも熱を帯びた視線が、日向のプライドをちりちりと煽っていた。

「日向クン……すごい我慢強いですね。でも、身体は正直ですよ? ここ、こんなに熱くなって、ボクの指をぎゅうぎゅうに締め付けて……
召使はわざと甘い声で囁きながら、指の動きを少しだけ速めた。
角度を変え、力を変え、前立腺という一番弱い場所を何度も擦り上げていく。舌も外側の輪を激しく舐め続け、もう片方の手は、熱を根元から先端まで逃がさないように扱った。

「あ……っ、は……

日向の喉から、ついに抑えきれない甘い声が漏れ出た。
背中が熱く火照り、快感に煽られた腰が、無意識に小さく前後に揺れてしまう。
召使の二本の指が的確に奥を刺激するたび、日向の身体がびくびくと跳ね、こらえきれない先走りがシーツに滴り落ちる。

「ほら、カムクラクンもちゃんと見てるよ?」
「はっ……あ、くそっ……!」

絶頂の波が何度も下腹部を襲ってくる。カムクラの静かな視線を感じるたび、日向はどうにか堪えようと全身に力を込めた。
その必死な姿が、いつもの強気な日向とは違う、滅多に見られない脆い魅力を露わにしていた。

カムクラはベッドの上で身体を起こす。長い黒髪を指で払い、赤い瞳で二人の絡みを無言で観察し続けている。
その冷たくも熱を帯びた視線が、日向の意地をさらに煽っていた。

「ハジメ……顔が、かなり蕩けていますよ」
「うるせえ……まだ、イかない……っ」
カムクラの静かな指摘に、日向は悔しげに歯を食いしばった。
声は掠れ、呼吸は激しく乱れている。それでも日向は、シーツを破らんばかりに強く握り締め、自らの腰を必死に抑え込んで、襲い来る快楽の波に耐え続けていた。

その時——

「ここまでです」

カムクラの、有無を言わせぬ明確な声が、熱を孕んだ空間に響いた。
それまで静観していたのが嘘のような素早さで、彼は二人の間に身体を滑り込ませる。
召使の肩をぐっと押し戻し、日向の奥を暴いていた指を強引に引き抜かせた。
絶頂のわずか一歩手前という、最も過酷な臨界点で、突然すべての愛撫を遮断された日向は、視線を彷徨わせたまま、一瞬にして硬直した。

……は? あ……っ?」

過剰な快感に焼き切られた脳では、いま起きた状況を正常に処理できない。
下半身は未だ快楽の続きを求め、勝手に小さく震えている。限界寸前まで追い詰められた熱が、行き場を失ったまま、シーツの上へぽたぽたと滴り落ちた。
理性が溶けたような、情けない表情が露わになっていた。

召使もまた、昂ぶりの最中で下された突然の制止に、瞳を丸くする。

……え? カムクラクン、一体なんのこと……?」

そんなふうに呆然と腑抜けている二人を見て、カムクラは微かにため息を吐いた。言葉で説明するよりも、自らの手で示したほうが効率的だと判断したらしい。
カムクラは、召使の猛り狂ったそこを、躊躇いもなく白く細い手で掴んだ。
まだ日向の唾液と蜜でぬるぬるに濡れたこそを、迷いのない手つきで、本来あるべき場所へと導いていく。

「ん……っ、おま、何、を――!?」
日向が息を呑む間もなく、カムクラは召使の先端を、薄桃色の窄まりへぴたりとあてがった。そのまま、召使の腰を背後から力強く押し込む。

ずぷっ……っ!
――あ、あッ、ああああっ!!」

興奮で膨張した熱い楔が、一気に日向の奥深くまで埋め込まれた。
指入れとクンニによってこれ以上ないほどに、柔らかく解されていた粘膜は、一切の抵抗を許されないまま召使を受け入れる。
直前まで焦らされ続けていた身体に、圧倒的な質量が叩き込まれた瞬間。
甬道との劇的な密着で、日向の全身が稲妻に打たれたように激しく弓なりに痙攣した。

「イッ……、く、あぁぁぁあッ……!!」

限界ギリギリまで堰き止められ、燻らされていた快楽のマグマが、規格外の刺激によって一気に臨界を超えた。
奥を貫かれた衝撃に、日向はこれまで味わったのとは違う、苛烈な絶頂へと叩き落とされる。
張り詰めていた熱が激しく脈動し、白い濁液が勢いよくシーツに飛び散った。
その内側は、侵入してきた召使の熱を逃がすまいとするように、びくびくと収縮を繰り返している。

「は……っ、う、あ……、あ……っ」

日向は枕に顔を埋め、肩を震わせながら、長い絶頂の余韻にただ呑まれていた。
普段の強気な態度は完全に崩れ去り、快楽という暴力に屈服させられた少年の、甘く情けない喘ぎだけがベッドの上に漏れ続ける。

召使は、カムクラの想定外の暴挙に一瞬だけ度肝を抜かれたものの、すぐにその顔は狂信的な恍惚へと染まっていく。
自身をこれでもかと締め上げる、熱く蕩けた内部の感触に、召使は嬉しそうに身震いした。
そして、まだ震える日向の奥へ、確かめるように腰を深く押し付け直す。

「本当に……最高のタイミングだよ、カムクラクン」
カムクラは小さく頷くと、快感の残滓に震える日向の乱れた髪を、冷たい指先で愛おしげに梳き上げた。

「ハジメは、焦らされすぎると判断が鈍り、反応だけが素直になります。そこへあなたを置いたのは、結果的に正解でした」
赤い瞳が静かに召使へ向けられる。
「踏み台としては、十分に機能しました」