Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
三毛田
2026-07-04 20:07:06
1075文字
Public
1000字8
Clear cache
8 【08/君には勝てない】
8日目
簡単には勝てない
8 【08/君には勝てない】
「うわ〜ん! また負けた〜!」
悔しい〜! ってジタバタする俺に構わず、丹恒は駒を綺麗に並べ直す。
「じゃあ、次はウチ!」
俺とどっこいどっこいの実力のなのが、勝てるわけがないだろう。
「ぐやじぃ〜!」
あぐらをかく俺の隣でジタバタするなの。そら見たことか。
「お前たちが挑んできたんだ。夕食後の、食器洗いはお前たちの担当だな」
そう。夕食後の手伝いに、誰が参戦するかを賭けていたのだ。
「うう
……
わかってるよ。逃げないってば」
唇を曲げながら立ち上がり、パタパタと埃を落とすと片付けを始めた丹恒を手伝う。
俺はスマホでパムに連絡。まあ、忙しいから確認してくれるかは微妙だけど。
「本当丹恒強い!」
「ただ単にお前たちの動きは読みやすい。それに、いつも同じ手を使ってくるからな」
「「ウグゥ」」
二人して唸ると、小さく笑みを浮かべ。
「シャラップ。二人にサッパリする飲み物を」
「お任せください。一緒にジョークもいかがですか?」
「「いらない!!」」
腕でバツを作って、拒否の姿勢を見せるとなんか残念そうにする。
だが、それくらいじゃ別にへこたれないから放っておいていい。
そのうち、他の犠牲者が捕まるだろう。蓄音機の前でロビンの曲を聴いてるサンデーとか。
「飲んだら食事にしよう。サンデー。お前も何か飲むか」
声をかけられ、彼は雛鳥のようにちょこちょこと歩きながらこちらへやってくる。
「皆さんと同じもので」
「だそうだ」
の声に、シャラップは手早くグラスを一つ用意して。
「ありがとうございます。少々酸味が強い気がしますが、後味はすっきりしていますね」
「柑橘類のシロップを使った、スパークリングドリンクです。こちらのシロップの原料が取り寄せられる間は、ご提供しますよ」
「運動の後に飲むといいかも」
「汗をかいた時って、こういうサッパリしたのが美味しいよね〜」
スルッと飲めてしまって、気づけば二杯も。だが、これ以上飲むと水っ腹でご飯が食べられないので渋々諦める。
「シャラップ、シロップを分けてもらえるか」
「いいですよ。夕飯後に立ち寄ってもらえれば、用意しておきます」
「だ、そうだ。持って帰って冷蔵庫に入れておけ」
「丹恒ありがとう!」
「ずるい! シャラップ、うちの分も用意しておいて!」
こんなやりとりをする俺たちを、ちびちび飲みながらサンデーが微笑ましそうに見ていて。
「サンデーは?」
「ワタシはこちらでいただくので十分です」
「そっか! じゃ、飲んだらご飯行こう」
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内