甘栗
2026-06-27 21:53:05
202文字
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『笑顔の増えた日』




NASAに入局した日
彼の瞳には宇宙の星のきらめきがあった。

科学は純粋で
数式は裏切らないと信じていた。

だが現実は違った。

研究は政治に左右され
正しさよりも利権が優先される。

彼は理論で戦った。
けれど何度も少年の頃の夢は
笑顔で退けられた。

かつての光は曇り
自分の心を守る方法を覚えた。

その日、彼の笑顔がひとつ増えた。

鏡の中のそれは
もう少年の頃のものではなかった。