奴田原 ミズキ
2026-06-27 21:35:42
1600文字
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BMYD新刊サンプル

やたはら側はディックガールビマ×インキュバスカントヨです。当然ながらr18!
アムトさん側のサンプル→https://x.com/amutorecorder/status/2070067787431829899?s=46&t=DgiD6nWzqDNaD8BNqlC-Iw

ドゥリーヨダナは所謂『インキュバス』である。ある日の晩、突然家に侵入したかと思えば、色々あり……………本当に色々あった。思い出すだけでも頭が痛くなるので、割愛するとして。
何故だかわからないが、この淫魔に自分は気に入られたのだと思う。今まで一般的な女性より……いや、そこらの男より力持ちくらいの平凡な女を自称していた俺は、淫魔によって性器だけが男性に作り替えられてしまったらしい。そしてこのどこからどう見ても男である悪魔の性器は――どう見ても女そのものであった。
淫魔曰く「いちいち男だけを吟味するより女にも生やした方が早い」かららしい。はた迷惑にも程がある。しかももう戻せないときた。最悪だ。
そしてあろうことか俺を気に入り、勝手に住み着くようになってしまったのだ。本当に最悪だ。悪魔祓いでも呼ぶべきなのだろうか。
しかし俺自身、何故だかこいつを嫌いになりきれない所があり……、気付けば一月。このお騒がせ悪魔と奇妙な共同生活は続いているのだった。

「お前の食材になった覚えはない。寝床を提供した覚えもない。それ食ったらさっさと帰れ」
……ならなんでわし様に飴を買ってきたのだ?」
「そ、れは……、たまたまだ。たまたま」
コロコロを飴を転がしながらドゥリーヨダナはにまにまと笑いながらこちらへ寄ってくる。
「そんなこと言って、わし様にメロメロなのであろう?そうであろう!わし様、とおっても魅力的なインキュバスであるから仕方ないな!ぬわっはっは!」
………………

とても悔しくはあるが……正直、絆されている自覚はある。
ドゥリーヨダナにとっては食事であり、半ば強制的である性行為を不本意ながら繰り返すうち、段々この悪魔が愛おしいと感じるようになってきたのだ。まさに悪夢だ。洗脳でもされているんだろうか。やはり悪魔祓いを呼ぶべきか?

「ん?どうした?あまりにも図星すぎて声も出んか?」
勝ち誇ったように笑う顔が憎たらしいのに可愛いと思えてしまう。悔しすぎる。
なので、少し仕返しをすることにした。
「ドゥリーヨダナ」
「ドゥリーヨダナ様と呼……んんっ?!」

咥えた飴ごと口付け、そのまま強引に舌を捩じ込む。逃げようとする身体をしっかり抑え付け、じゅるじゅると唾液を吸う。飴玉特有の甘みが口内を満たし、息継ぎの合間に漏れ出す熱い吐息に興奮する。しばらく厚く長い舌を堪能してから唇を離すと、はふはふと息を切らせながら目尻に涙を溜める様に腹が鳴った気がした。

「ぷはっ!……わ、わし様のアメチャンだぞ!やらんぞ!」
「いらねえよ。これはキスだ」
「うぅ~~、前からちょくちょくされるが、キスとやらは頬の中を探ることなのか?わし様に頬袋はないぞ」
なんだか身体がムズムズするから嫌だ!と喚いている。淫魔だというのにキスを知らないというのも甚だ疑問だが、種族間の違いという奴なのだろうか。まあ何にせよ、一方的にされるがままなのは性に合わない。知らないのなら、教えるまでだ。
「これは、人間の愛情表現だ。好きな相手にすることだ」
「あいじょ……、わし様のことが、すき?」
「そう。だからキスもするし、セックスもする。これは食事じゃない」
「あいじょう……
ぽやぽやとした顔で『愛情』という言葉を何度も反芻し、やがて甘く垂れた瞳がとろりと揺れる。
……おまえは、わし様と番になりたいのか?」
こちらを見上げる悪魔。かつてははた迷惑な侵入者だったが、今はどうしようもなく気を置けない存在になり――この感情はきっと、
……まあ、なんでもいいだろ。なんか興奮しちまった。セックスすんぞドゥリーヨダナ」
「どうでもよくないのだが?!?!」
さっきまでの甘い雰囲気をぶち壊すような大声を上げる悪魔をベッドに押し倒す。わし様お腹減ってないんだけどー!と喚く口を己の口で塞いで、自身の衣類を脱ぎ捨てた。