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三毛田
2026-06-27 19:22:12
1065文字
Public
1000字8
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1 【01/忘れて、忘れないで】
1日目
忘れていること、忘れていない事
『聞いて』
そのひと言で、忘れていいこと。忘れてはいけないことを勝手に決められて。
「まあ、そのお陰で丹恒たちと会えたのはいいんだけどさ〜」
「納得いっていない顔だな」
「当たり前だろ~」
「ふっ」
俺が不貞腐れて頬を膨らませると、小さく笑い、その後優しく額を撫でてくる。
戦闘や、普段の生活に関する所作とかはどうしてか覚えている。でも、喜怒哀楽とか一般的なマナーとかいくつかのことは覚えていない。
もしかしたら、教えられていなかったのかもしれない。多分。
『忘れろ』
『忘れない!』
あれはいつの出来事だっただろうか。丹恒が、半分寝ぼけながら俺を抱きしめて頭を撫でたり、いっぱいキスをしてきた。
胸はふわふわで、俺の頭を撫でる手つきは優しくて。
にんまりしながら起きた丹恒に詰め寄ったら、顔を真っ赤にして逃げようとした。
そんな反応をする彼なんて初めて見たので、逃がすなんて選択肢ははなからなく。
「今でも丹恒が俺を胸に抱いて、頭を撫でてくれたの覚えてるぞ!」
「それはいい加減忘れろ」
「いてっ」
ほんのり頬を染めた彼は、容赦なくデコピン。
余りの勢いの良さに、俺は後ろに倒れてしまう。
大の字になると、丹恒は俺の隣に倒れてきて。あの時と同じように自分の胸に俺の顔を寄せて。頭を撫でてくる。
「ふふん。あの頃とは違うんだ! お前の胸に慣れた俺に、怖いものはない!!」
こうされたのであれば、この柔らかな胸を堪能するのみ。
片側の胸に抱かれているので、もう片方の胸をそっと揉む。恋人になったからこそ、出来る芸当。
だって、あの時はそんなことなど考えつかなかったから。
散々丹恒のこの柔らかな胸に甘えてきたから、胸がちょっと弱点であることもわかってるし。
「こ、こらっ」
「そんな可愛い顔しても、説得力ないからな」
丹恒に無理矢理剥がされるまで、彼の胸を堪能させてもらった。
「あうん」
「お前はまた
……
」
「丹恒に甘えたいんだから、しょうがないじゃん」
剥がされて、頬だけじゃなく顔全体を揉まれた。彼のちょっと冷たい手が離れると、すごくすっきりしていて。
「マッサージしてくれたんだ」
「少々浮腫んでいたからな。風呂から上がったら、頭のてっぺんから爪先まで、丁寧にマッサージしてやろう」
「お願いします」
とりあえず、今はご飯!
二人で食堂へ行き、夕飯を摂る。
一緒にお風呂に入ってから、丁寧にマッサージしてもらう。
気持ち良すぎて、途中で眠ってしまったのは仕方ないことだよな?
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