使っていた竹箒を片付けて、縁側からミセへと戻る。木々の揺れる音や鳥の鳴き声に交じって、かすかに楽しそうな話し声が聞こえてきた。可愛らしい声と何かが弾むような音に続いて、焦ったような二人の声が耳を擽る。
久々の再会を果たした小狼と四月一日、そしてモコナたちの楽しそうな様子を見られるのは、ファイにとっても実に喜ばしいことだった。あえて言葉にすることはないが、黒鋼もまた同様に考えているのは間違いない。ここに居られる時間が短くとも、深い絆と縁で結ばれた相手と過ごした時間は確かに彼らを癒してくれる。それぞれが持つ願いへの道程は決して平坦ではないが、それでもきっと、この先も進み続ける励みになるはずだ。
また率直な話をすれば、自分たちの複雑極まりない事情を知る相手との生活は大変気楽だった。モコナは姿を隠すことなく自由に振舞えるし、どう見ても統一性に欠ける三人への当たり障りのない説明を捻りだす必要もない。当然のように衣食住の面倒まで見てもらい、四月一日には感謝してもしきれなかった。せめてもと引き受けている雑用が、少しでも彼の助けになっているといいのだが。
こうして偶然訪れたしばしの休息は、大きな懸念事項を抱える今のファイにとっても、非常にありがたかった。
二つ前の国で、平素と変わらぬ顔をした黒鋼から突然、「この旅が終わったら、てめぇはどうするつもりだ」と問われたときは驚いた。直前までその日足を運んだ食料品店の品揃えの話をしていたのに、今思い出しても脈絡がなさすぎる。
視線を泳がせても、簡素なキッチンには自分を助けてくれそうなものは何もない。黒鋼と二人肩を並べて食材の下ごしらえをしていたファイは、へらりと笑って「うーん、わかんないなぁ」と答えた。実際、何の見通しもなかった。
いずれ真剣に考えなくてはいけないのはわかっているが、かといって簡単に結論が出せる問題でもない。正解も不正解も存在せず、一度足を踏み出せば後ろにはもう後戻りできない道が残るだけだ。立ち寄った国を眺めながら似たような場所に定住する自分を夢想したこともある。反対に一人で転々と旅を続ける姿を思い浮かべることもあった。
黒鋼は曖昧な回答をするファイを責めることもなく、ただ一言「そうか」と言った。分厚いさやに包まれた大ぶりの豆が、彼の手によって変わらぬ速度でボウルに収められていく。全ての作業を終えた隣人が手を洗うのを横目で見ながら、ファイも素知らぬ顔で切り終えた具材を鍋に入れた。次の野菜を手に取り皮をむく。
男はそのまま立ち去るかと思いきや、こちらへ向き直りやはり普段通りの顔でこう告げた。
「ならおまえも日本国へ来い」
手元が少しだけ狂い、長く繋がっていた皮が不格好に途切れる。ファイは少しだけ手を止めてから、再び食材に刃を当てた。
「……考えとくね」
「ああ」
今度こそ黒鋼がキッチンを後にする。その日作った料理の味に問題がなかったのは、ほとんど奇跡みたいなものだった。
先ほどまで立っていた庭に一度目を移してから、敷地内の倉へと向かう。いつの間にか現れてファイが掃いたゴミを捨てに行ってくれた黒鋼が戻る前に、別の場所へ移る必要があった。せっかく落ち着いて考え事をする機会があっても、頭を悩ませる要因そのものが隣に居たら意味がない。
件の発言以降も、彼の態度は依然となんら変わりがなかった。あのやりとりはファイの見た白昼夢だったのではないか。そう考えたのも一度や二度ではない。
だがもしもそうでなくて、ファイの記憶は至って正常で、先日の会話の通り黒鋼がこちらの返事を待っているとしたら、自分は一体どう答えればいい?
身に余る話だと思う。ファイの辿ってきた過去を見てなお、大切な主君の居る国へ誘いをかけてくれたのは純粋に嬉しかった。知世姫が居るならば、自身の力も玖楼国の神官のような形で少しは活かせるだろうか。
ただ何度か滞在したことはあるとはいえ、いざ定住するとなれば話は別だ。諸々に慣れるまではどうしたって黒鋼に迷惑をかけることになる。彼があの国で重要な存在であることは今更触れるまでもない。長く不在にしている分、為さねばならないことも山積みになっているのは容易に想像がついた。そんな中親切心からファイという厄介者まで連れ帰るのは、旅が終わったにもかかわらず新たな重荷を背負うことと同義だ。
もちろんその選択肢を選ぶなら一刻も早く自立を目指すつもりではあるけれど、それにしたってここまで迷惑をかけていいのかという思いが拭えない。ただでさえあの人には、これまで充分すぎるほど助けてもらっている。
事前に店主へ伝えていた通り、物置と化している場所に眠る多種多様な品々のほこりを払う。ミセの性質上いわくつきのモノばかりだが、魔術師であるファイならその点の心配はないと見込まれての人選だった。
外とは異なる、どこかひんやりとした静謐な空気を感じながら奥へ進む。その途中、視界の端で何かが目を引くように光った。誘われるままそちらへ向かう。
近づいた先には、ファイの身長ほどの高さがある姿見が置かれていた。上から掛けられている布は滑り落ちない程度にたわんでおり、まるで来客に存在を示すかのごとく鏡面を覗かせている。
外からの日差しも入らない薄暗い室内で、鏡が光を反射するわけがない。不自然によれている布地も含め「そういうこと」だと予想がついた。ファイは紛れもなく、この鏡に呼ばれている。
改めて目を凝らしてみても、こちらへ害をなすような雰囲気は感じ取れなかった。そもそもここはかつてあの次元の魔女の、そして今は四月一日の取り仕切るミセである。これが必然だとするなら、誘い通り接触を試みるべきなのかもしれない。どのような結果をもたらすのかまではさすがに予想しかねるが、今は自分の感覚を信じてもいい気がした。
注意深く布を取り去り、鏡面へ手を伸ばす。ファイを歓待するかのように、今度ははっきりと鏡全体がきらめいた。膠着状態にある自身の思考を打破する一手になるかもしれないと、身勝手な期待が膨らむ。指先が触れる瞬間、鏡が水面のように揺らめくのがわかった。
「おい!」
予期していなかった呼び声に思わず身体が跳ねる。振り返れば、焦った顔の黒鋼がファイの腕を引いていた。間に合わない。制止する間もなく、揃って鏡の中へ沈む。それでも彼の手は離れることがなかった。
辿りついた先は、ミセにも似た外観の家屋だった。辺りを見回すも、畳が敷かれた一室には誰も居ない。やはり危険はなさそうだ。ひとまず周囲の状況を探りたい。
だがその前に、未だ庇うようにファイの身体を抱える図らずも巻き込んでしまった男への説明が必要なのは明らかだった。身を離して、相手を見上げる。その先にあった鬼の形相としか表現できない強面に、早速意思が挫けそうになった。
「あのね、黒様……」
「何やってんだてめぇは!」
「違うんだよー、最初から危なくないのはわかってて……」
「だからって黙って行動するやつがあるか! そもそも一体どこなんだよここは」
「それは今から調べるんだけど……」
「それすら把握してねぇのに、危ないも危なくないもねぇだろうが……!」
「いたっ、いたいよー!」
黒鋼の拳が頭頂部に落とされる。大きな衝撃と尾を引く痛みがファイを襲った。さすがにひどいと抗議のため顔を上げる。それと同時に襖の向こう側から足音が聞こえ、二人揃って身構えた。現状、突然侵入した不審者はこちらなのが、比喩としても頭の痛い問題だった。
足音が止まり、襖が開く。そこに立つ人物には、妙に見覚えがあった。
「…………オレ?」
「オレと、黒たん……?」
日本国での衣服とよく似た着物に袖を通した相手は、ファイそっくり、というよりファイそのものといった姿かたちで目を丸くしている。異なる世界とはいえ、良くも悪くも自身の片割れでないことはすぐわかった。これはファイ本人だ。今のファイより更に伸びた髪は、後ろで一つに括られている。
ここがどこなのか、そもそもなぜ自分たちがここへ飛ばされたのかはわからないが、ひとまず話をすることはできそうだ。そういえば、どういうわけかお互いの言葉は問題なく通じている。この場所もまたモコナの影響下なのだろうか。
少しだけ安堵して立ち上がろうとしたところで、「ファイ」の後ろから音もなくもう一人、見覚えのある男が姿を現した。
「おい、なにやって……、あぁ?」
「えっ」
「は?」
「あ、黒様ー」
鏡に映したかのように困惑するファイと黒鋼が向かい合っている。同じような表情の自分と目が合った。つい苦笑してしまった顔も、おそらくほとんど同じだったに違いない。
警戒と不機嫌を隠さないそれぞれの黒鋼を宥め、簡単に事情を説明する。「ファイ」がファイの行動に納得してくれた一方で、黒鋼たちは初めからそんなものに触るなとにべもない。ファイと揃いの旅装束を身に着けた黒鋼と、「ファイ」と同じように和服を着た「黒鋼」が揃って顰め面をしている光景は、ファイをどうにも落ち着かなくさせた。
「というわけで突然上がり込んじゃったんだけど、この国って……」
「日本国だねぇ」
「あー、やっぱり」
「でもオレたちしか居ないところでよかったよー。他の人に見られてたらもっと大変だったから」
「不幸中の幸いかなぁ。もしかしてここ、こっちの黒様の家?」
「うん、オレも一緒に住んでるけどねー」
「なるほどー」
相手が自分自身であるからか、異常に話が早い。視線を感じて振り返ると、うんざりとした顔の二人がファイたちを見ていた。
「おまえら、よく得体のしれない自分と会話する気になるな……」
「そもそも本当に自分なのかも怪しいだろ……」
そのそっくりな反応自体が同一人物である証拠な気もするが、当事者の目線だとわからないこともあるのかもしれない。ファイは内心不思議に思いつつ、情報を整理した。
どのような経緯かは不明だが、この世界の「ファイ」は日本国で「黒鋼」と共に暮らしているらしい。長くなった自身の髪や落ち着いた男の雰囲気から察するに、旅が終わったあとなのはほぼ間違いなかった。図らずもファイの悩みを見透かしたかのような状況だ。
彼を頼って一緒に住んでいるあたり、まだこちらに来て日が浅いのかもしれない。だとすると、あの鏡が見せたかったのはこのあり得るかもしれない日常だったのだろうか。
「うーん……」
「この世界に飛ばされた理由がわからない?」
「そもそも理由なんてあんのかよ」
こちらの黒鋼が、苛立たしげに鼻を鳴らした。巻き添えにしてしまったせいか、「黒鋼」よりも明確に機嫌が悪い。
「まぁ外に出るわけにもいかないし、とりあえずここに居るといいよ。黒たんもいいよね?」
「……仕方ねぇな」
小首を傾げてねだる「ファイ」に、どこか貫禄が増した様子の「黒鋼」が頷く。背後の黒鋼が、またつまらなさそうに息を吐いた。
「といっても、ちょっと狭いかもしれないんだけどー」
腰を上げた「ファイ」に続いて、屋敷の案内を受ける。確かに連れ立って歩くと若干窮屈だが、元より自分たちのような体躯の人間が四人も集まっている方が悪いのだ。
それにしても、先ほどからなんとも表現しがたい引っかかりを覚える。外観や説明におかしなところはない。むしろ自分が居候させてもらっているだけあって、細かな部分にも過ごしやすそうだなという印象を受けた。けれど違和感は消えないままだ。
言葉を選ばずに言うと、形容しがたい妙な生々しさを感じている、のだと思う。子どもたちが居ないとはいえ黒鋼と生活を共にするなんて今更なのに、一体何がそう思わせるのか。理由が全く思い当たらず、ファイは頭を捻った。
前を行く「ファイ」が不意に振り向き、「黒鋼」に何かを囁く。押し入れを指差したのが見えたので、日々ここで暮らす二人にしかわからない何かがあったのかもしれない。自分と同じ顔が楽しそうに綻び、それを見る男の表情も緩んだ。指を差した方とは反対側の手が、ごく自然に「黒鋼」の袖へ触れる。
同じ存在を客観的に見るという滅多にない機会を前に、ふと疑問が湧いた。意識したことはなかったが、自分たちはここまで距離が近かっただろうか?
そのまま彼らの横顔を眺めていると、背後から少々乱暴に袖を引かれた。同じような動作にもかかわらず、随分と雰囲気に違いがある。そう考えて、ファイはちょっと面白くなってしまった。
「なぁに? 黒たん」
「……へらへらしてんじゃねぇ」
「えー、へらへらなんてしてないよー」
「してんじゃねぇか」
戯れに会話しながら、再び廊下を進んだ。ファイの疑問に対する答えが、すぐ目の前に迫っていることも知らずに。
おおよその案内を受けたのち、さて今晩はどうするかという話になった。
「布団は人数分あるから心配しないでね、問題はどこで寝るかだけど……」
「オレは大丈夫だよー、一晩くらい寝なくたって平気なの知ってるでしょう」
「うーん、『オレ』はそれでもいいんだけど」
「却下だ」
「戻るまで何日かかるか何があるかもわからねぇんだからちゃんと寝とけ」
「って言う人たちが居るからねー」
黒鋼と「黒鋼」の双眸がこちらを睨む。ファイは速やかに抵抗を諦め、「ファイ」へと向き直った。
「じゃあわざわざ別々の部屋に布団を移動させるのも悪いし、オレが『オレ』の寝室で寝て、黒ぴっぴがそっちの『黒様』と一緒の部屋に寝ればいいのかな?」
「いやー……」
ファイの問いかけに返ってきたのは、意外な反応だった。蒼い目を盛大に泳がせた「ファイ」が、膝の上に置いた指先を落ち着きなく動かす。自分が照れている光景を目にすると、なんとも名状しがたい感情を覚えるのだと一つ学びを得た。
「あれ、ダメだった?」
「ダメというか、えっとー……」
「うん」
「その、オレと黒たん……、寝室一緒……だから……」
「……なんで?」
「なんでもなにもねぇだろ」
「……一緒に住んでんだから、そういうことだろう」
疑問符を浮かべたファイに答えたのは、「黒鋼」と黒鋼だった。しかも二人とも、当然だと言わんばかりの顔をしている。変なところで通じ合っている黒鋼たちのせいで、ファイだけが蚊帳の外だ。
綺麗に整えられた屋敷は、ある程度自由に使えるだけの部屋数があった。旅の途中のように、一か所にまとめて寝転がったり、二組に別れて身体を休める必要もない。それなのに寝室が一緒だなんて、まるで――。
「…………そういうことなの!?」
「まぁ、なんというか、そういうことっぽいねぇ」
「こいつは何当たり前のこと言ってんだ。あとおまえも他人事みたいな言い方してんじゃねぇ」
「はい……」
「うわぁ……」
顔が熱い。向かいの「ファイ」の赤面がファイにもうつっている気すらする。助けを求めて黒鋼を見上げたにもかかわらず、半ば呆れたような顔をされるだけだった。
「……どう考えても、そうに決まってんだろ」
「わー……」
「理解してなさそうだからついでに言っとくが、俺がおまえを日本国へ誘ったのもそういうことだからな」
「ええっ」
急な情報量に混乱している思考回路への、とどめの一撃だった。
何か答えを返そうとするものの、少しも言葉が出てこない。飽和状態になったファイの視界の端に、突然あるはずのない輝きが映った。
「あっ」
ファイと同じく「ファイ」も顔を上げた。未だに頬が赤いのは見なかったことにする。黒鋼二人が怪訝そうに眉根を寄せている様子からして、どうやら自分たちにしか見えなかったらしい。
「今の、こっちに来たとき見た光と同じだった……!」
「隣からいつもと違う気配がする。きっかけになったのが鏡なら……」
「何か置いてある?」
「もしかしたら、知世姫から頂いた鏡台を介してる……?」
「それかも、黒様行こう!」
「せわしねぇな……」
「それはこっちの台詞だ」
自分と同じ顔に先導され、黒鋼と共に隣の部屋へ向かった。先ほど案内されたときは至って普通の家具であった鏡台が、今はファイたちを呼ぶように光を放っている。さすがにこれは黒鋼たちにも目視できたようだ。
「まぁいい、戻れるならさっさと戻るぞ」
「わっ、黒様まって……!」
自分を引き留めた際の慎重さはなんだったのかと言いたくなるほど、黒鋼は臆さず鏡に触れた。
そうしてファイたちは自分たちに別れの挨拶すらできず、何もなかったかのように見慣れたミセの一室へと戻ってきた。
鏡が置かれていた倉ではないものの、無事に帰ってこられたのは確かだ。ひとまず立ち上がろうとしたファイとは反対に、黒鋼は畳の上で胡坐をかいた。鋭い目線が明確にお前もここに座れと訴えかけてくる。
ファイは仕方なく向かいに、少しは上達した気がする正座で腰を下ろした。
「…………んで、どうすんだ」
「ど、どうするっていうのは」
「聞かなくてもわかってんだろ」
気まずさから意味もなく居住まいを正し、目に入った上着の裾を整え、額にかかった前髪に触れ、膝の上で指を何度か動かす。それからファイは、観念して畳に指先をつきゆっくりと頭を下げた。
「あ、えっと……よろしくお願いします……」
「……おう」
頭上から満足そうな声が降ってくる。おそるおそる顔を上げた瞬間、黒鋼よりも幾分か高い声がすぐそばから聞こえた。
「あの」
揃って視線を移した先には、なんとも表現しがたい顔の店主が立っていた。襖が更に開く。小狼とモコナたちも一緒だ。どうやら自分たちは、彼らが居た部屋のすぐ隣に移動していたらしい。
「仲が良いのは構いませんが、いやお二人も色々と大変でしたでしょうし、本当に結構なんですが!」
弱った顔をした四月一日が額に手を当てる。
「さすがにお見合いみたいなことは見てるこっちがすごく気まずいので、できれば他所で、せめて見えないところでやってほしいんですけど……」
「すまない、許してあげてくれ。二人揃っていきなり現れたし、何か事情があるはずなんだ」
「ラブだ!」
「ラブだー!」
四月一日の妥当な主張とどこかズレた小狼のとりなし、そして思い思いに囃し立てるモコナたちの声を聞きながら、ファイは身体を縮こませた。このような状況を招いた鏡に対して、感謝の気持ちともうちょっと場所を選んでほしかったなという八つ当たりにも似た気持ちがせめぎ合う。
盛大に顔をしかめた黒鋼が、それでも言い訳もせず一言「……悪かったな」と応えた。それに続いて、ファイも心の底から彼らへ詫びの言葉を伝えたのだった。
--------------------
「2週目の旅路の途中にデキてる黒ファイに出くわしたまだちゃんとデキてない黒ファイ」
リクエストありがとうございました!
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.