古都子
2026-06-19 18:47:48
1425文字
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主要人物紹介(ハル&ジェード編)


『白光のアナスタシオス』


主要人物紹介


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ハル


雄の三毛猫だった、元地域猫のネコマタ。

成人済みだが、見た目と言動はかなり幼い。
食いしん坊で酒好き。珍しい料理や道具、切符、旅先の文化にすぐ飛びつく。

地図師兼回収屋として旅をしており、地形、道、風、匂い、空の様子を読む能力に優れている。
普段は軽くて浪費家だが、地図と契約に関しては意外と真面目。

怪異へ過剰適応した結果、死んでも戻ってくることがある。
本人は自分の死をかなり軽く扱っているが、死なない程度の怪我や長引く痛みは普通に嫌がる。

過去や出自、自分が何者なのかという問題にはあまり執着しない。

ハルにとって重要なのは、

今日どこにいるか。
今どの道を歩けるか。
次に何を食べるか。

ということである。

豪運だが浪費癖がひどく、金を得てもほとんど残らない。
旅の同行者であるジェードには、八年間の教育費として多額の借金がある。

本人は一応返すつもりでいる。
ただし、返済はまったく進んでいない。

ジェードのことは、基本的に「カラスくん」と呼ぶ。

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ジェード


千年以上の時を生きている、不死のカラス亜人。

怪異学者であり、祈術師、解体士としても活動している。
境界術、解呪、罠、迷宮調査、怪異の観察と記録を得意とする。

研究者としては非常に優秀だが、情報料を高く設定することで有名。
超が付くほどのドケチで、いつも老後の心配をしている。

不死ではあるが、痛いものは嫌い。
死なない身体を便利な能力だとも考えていない。

彼が旅の果てに求めているものは、単純な死ではなく、
有限な命として自分の意思で終われる権利である。

根暗で繊細。
本来はかなり感情的だが、その感情を直接表へ出すことを避ける。

悲しい時は記録する。
怖い時は手順を確認する。
心配した時は請求項目を増やす。
失いたくない時は、洗濯代や回収手間賃の話をする。

乾いているのではなく、
自分で感情を乾かして処理している人物である。

高級な衣装と胡桃菓子を好む。
酒は高級品より、安く手軽に酔えるものを選ぶ。

ハルのことは、基本的に「ミケ公」と呼ぶ。

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ハルとジェード


二人は恋人ではない。

家族でもない。
師弟でもない。
運命の相棒でもない。

借金相手。
旅の同行者。
共有財産の共同管理者。
互いに非常に面倒だが、いると助かる相手。

ハルは、感情に沈まず現在へ戻る。

ジェードは、感情に沈まないよう記録や手順へ変換する。

ハルが無計画に突っ走れば、ジェードが帳簿と知識で後始末をする。
ジェードが過去や未解決の問題へ沈めば、ハルが飯や道や次の目的地へ引き戻す。

互いを「大切だ」と重く語ることはない。

しかし、旅を続けるために必要な処理を、
二人はいつの間にか自然と引き受けている。

それが、ハルとジェードの関係である。

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会話例


ハル
「なんだよ、カラスくんのケチ! 守銭奴! フリフリのフリル!」

ジェード
「罵倒の精度が低い。あと、立て替えんぞ」

ハル
「まだ何も言ってないじゃん!」

ジェード
「言う顔をしている」

ハル
「顔で請求されるの理不尽!」

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