夜咲(よさく)
2026-06-13 19:49:58
7560文字
Public
 

マーリンマン(?)殺魚事件(仮)

【29文字書き起承転結交換会】企画参加作品になります。
今回私は南国ゴンナ様の起承転結で書かせていただきました。普段あまり書かないラジナンたちを書けて非常に楽しかったです!
なお全員復活済み、キャラ崩壊が激しい上にマーリンマンが可哀想です、すみません…。
南国ゴンナ様、この度は素敵な起承転結でお話を書かせてくださってありがとうございました!


 長く大きな諍いの後、様々な陣営に、そして聖なる完璧の山モン=サン=パルフェに大きな変化が訪れ、そして喪われた数多の命たちが取り戻されてから暫く。
 完璧・無量大将軍パーフェクト・ラージナンバーズにおいて完恐の名を冠するピークア・ブーは、その日同じ無量大将軍ラージナンバーズであり完刺の名を冠するマーリンマンの姿を探していた。ピークア・ブーがマーリンマンを探していたのは、ふと彼に長い間貸していたトレーニング器具の存在を思い出し返却してもらおうと考えたからだった。ピークア・ブーはまずマーリンマンの私室に向かったのだがドアをノックしても返事がなく、ドアノブを回せば不用心にもすんなりとドアが開く。
「マーリンマン。この間貸したプッシュアップバーなんだけど……っていない……?」 
 自分の部屋と対して変わらないシンプルな造りの私室は、入り口で部屋の中が全て見通せてしまう。だがどこにも部屋主の姿は見当たらない。目的の物はマーリンマンの寝台の上に無造作に転がっていたが、鍵が掛かっていないとはいえ私室に勝手に入ってトレーニング器具を返して貰うのは流石に躊躇われたピークア・ブーは、部屋の窓から覗くオレンジ色の光を確認した。
 その夕陽の傾き具合から見て夕食の時間にはまだ時間がある。ならばトレーニング場にいるのかとそちらに向かえどそこにもマーリンマンの姿は見えない。
「マーリンマンの奴いないなぁ」
 どうしても今すぐトレーニング器具を使いたい訳ではないが、なんとなく落ち着かずピークア・ブーは聖なる完璧の山モン=サン=パルフェの中を探し回った。
 
 が。

「ロッカーの中など改めてどうかしたのかピークア・ブーよ」
「ホギャッ」
 どこをどう探してもマーリンマンの姿は見当たらず、しまいには超人が入るには若干小さめなロッカーの中を覗いている時に声をかけられピークア・ブーは思わず悲鳴を上げてしまう。
「マーベラスにクラッシュマン!二人が一緒なんて珍しいな」
 完昇マーベラスと完掌クラッシュマンという珍しい組み合わせに、ピークア・ブーは驚きを隠しもせず名を呼んだ。
「走り込みで偶々一緒になってな。私だって好きこのんでこんな陰険居丈高肩当てドラゴン野郎と一緒にいる訳ではない」
 口の悪いクラッシュマンの言葉にマーベラスは鼻を鳴らすだけで相手にしないが、彼の肩に住まう紅と蒼の双龍は主人への侮辱に敵愾心を隠しもせず唸りをあげる。一人と二匹(?)の血の気の多さに苦笑いをしながら、ピークア・ブーは二人にマーリンマンを探している旨を伝えた。
「マーリンマンか。オレも姿を見かけておらんな」
「私もっだな!おいマーベラス!この行儀の悪いドラゴンどもを何とかしろっ」
「キュワキュワ!陰険居丈高肩当てドラゴン野郎なオレが貴様のために割いてやる時間も手間もある筈がなかろう。自分でなんとかしろ」
「ギガァァァッッ!ドラゴンどもが高貴なる私の身体に容易く触れるなぁ!!」
「そうなんだ……教えてくれてありがとう!」
 クラッシュマンと双龍の少々危険な戯れを後目にピークア・ブーはその場を後にする。こういった戯れ合い(?)は無量大将軍ラージナンバーズ間では良くある事なので、キン肉マンとの戦いを経て友情とは何たるかを『学習』してから仲間内での諍いを快く思わなくなったピークア・ブーも、時に殴り合いに発展しても余程の事がない限りは気にしない事にしていた。
 さて次は何処へ向かおうかと思案していたピークア・ブーは、こちらに背を向けて歩く白黒の自前の毛皮と真っ白でモフモフな毛皮のマント二人組を見掛けて嬉しそうに近づいていった。
「ダルメシマン!ポーラマン!」
「なんだぁピークア・ブーかよ」
「ボッフォボッフォ。相変わらず元気だな」
 完牙ダルメシマンと完力ポーラマンはその大きな手でワシャワシャとピークア・ブーの頭を撫でる。
「が、ガキ扱いすんな!」
「おーお言うじゃねえか。流石は完恐ピークア・ブー様ってか」
「オレに比べたらお前なんかガキもガキだろうが」
 やはり口は悪いが比較的友好的な態度で接してくれる二人に、ピークア・ブーは文句を言いながらも内心安堵のような感情を抱く。
 ピークア・ブーは二人にもマーリンマンの行方の有無を尋ねる。
「マーリンマン?そういや朝から見てねえな」
「オレもだな。まああいつの事だからどっかの半魚人相手に戦いを挑んでるか太平洋で泳いでるんだろ」
「ガルルル……
 どっかの半魚人と聞いてダルメシマンは顔をしかめ、怒りを込めた威嚇のような唸り声を無意識に漏らす。どっかの半魚人とは悪魔超人であるアトランティスを指し、そこから自分に屈辱と敗北と死を与えたとある悪魔超人の存在を思い出してしまったらしい。
「大丈夫かダルメシマン」
「ああん?何がだよ」
「気にする事は無いぞピークア・ブー。そいつはこの間顔面穴あき悪魔超人野郎に袖にされたってだけだからな」
「あの野郎!ようやく俺からの挑戦を受けたかと思ったら従兄弟に呼ばれたとかふざけた事抜かしてさっさと消えやがった!!」
 その時の怒りが蘇ったのか怒りの雄叫びを上げるダルメシマンにピークア・ブーは本日2度目の苦笑を漏らす。
「ああ、でもそっか。外出してる可能性もあるのか」 
 聖なる完璧の山モン=サン=パルフェは三属性不可侵条約の破棄と正義超人たちの殲滅を目的とした争いを経てからは、色々かつ様々な要因をもって完璧に閉ざされた場所では無くなった為に、今は許可さえ得れば外出も可能となっていた。
「ネメシスも武ど──じゃなかった、超人閻魔様から与えられた任務でここしばらくいないもんな」
 ポーラマンと共に行動する事が比較的多い完肉ネメシスの姿が見えない事に納得しているピークア・ブーの横で「まあそういう可能性もあるって事だ」とポーラマンは再びピークア・ブーの頭を撫でる。
「だからガキ扱いすんなって!」
 プンプンと憤りを隠さないピークア・ブーにまたボッフォボッフォと笑うポーラマンと唸り声がやまないダルメシマンたちの耳に、ガシャンガシャンと重量感がある物が地面を正確に叩く音が届く。
「あ、ターボぶっ」
 その音で誰が来たか分かったピークア・ブーが振り返ったところで硬い筋肉の塊がぶつかる。仮にも超人レスラーであるため体幹がブレて尻もちをつくなどといった無様な事にはなかったが、鍛え上げられた腹筋に鼻をぶつけ涙目になりながらピークア・ブーは鼻を押さえた。
「バルルルル何してるんだお前ら」
「通行の邪魔だ。退け、暇人どもが」
 呆れ顔の完裂マックス・ラジアルと変わらぬ表情とは裏腹に辛辣な言葉を吐く完遂ターボメンという、仲が良い悪い以前に普段交流をほぼ持たない、これまた珍しい組み合わせの2人に3人は三者三様といった表情を浮かべる。
「ていうかどういう組み合わせだよお前ら」
 ターボメンの悪態に眉を跳ねさせながらもダルメシマンは他の2人が気になっている事を代弁するように口を開く。
「どうって言われてもな。夕食を取る為に食堂へ向かっていたらそこでたまたま鉢合わせただけだぜ」
「狭い通路でデカブツが並んで実のない話に花を咲かせるな。貴様らも効率的に足を進めろ」
 口撃の矛先がマックス・ラジアルにも向けられ、マックス・ラジアルもダルメシマンも口角を引きつらせる。
「相変わらず口が悪い奴だな」
「はは
 ポーラマンのボヤキにピークア・ブーは三度苦笑を漏らす。とりあえず食堂へと足を進めながらピークア・ブーは2人にもマーリンマンの所在を尋ねた。
「いや、オレは見ていないな」
「オレも知らん。怠惰なあいつの事だ。何処かで遊び呆けているのかもしれん」
「流石にそれはないんじゃ─」
「いや、一理あるかもしれん」
「ホギャア!!」
 気配を殺して近づいてきた完流ジャック・チーに気付かず、突然の声がけにピークア・ブーは再び赤子のような悲鳴を上げる。
「我輩たちの気配に気づかぬとはピークもまだまだであるな」
「ジャ、ジャック・チーにマーベラス、クラッシュマンも来たのか」
 ジャーッジャッジャッと豪快に笑うジャック・チーの後ろには、優雅に腕を組むマーベラスとクラッシュマンにそっぽを向くマーベラスの肩に住まう双竜、苛立たしげではあるが比較的大人しくなったクラッシュマンがいた。先程までマーベラスの肩に寄生する双竜がクラッシュマン相手に威嚇攻撃を加えていたが、どうやらジャック・チーの執り成しにより双方痛み分けで終わったらしい。3人もまた食堂へ向かう途中で通路に集まるラージナンバーズの面子の輪に加わりつつ足を進める。
「マーリンマンだったな。あいつは確かに実力はあるかもしれんが肝心なところで油断する悪癖がある」
「まあそのせいでどっかの半魚人に辛酸を舐めさせられたからな」
「借りたもんをなかなか返さないしよ」
「時間にもルーズだな」
「寝汚い上に寝起きも寝相も悪い」
 思い思いにここにはいないマーリンマンに対して好き勝手を言う無量大将軍ラージナンバーズの面々の中で、ピークア・ブーが浮かない顔をしながら呟く。
「結局マーリンマンどこに行っちゃったんだろ……
 皆の証言から朝から姿が見えない事、外出している可能性がある事は知れたが、いまだその存在の片鱗すら伺えない。
 嫌な予感がすると、ピークア・ブーは内心の不安を隠せずにいた。
「──ピークア・ブー。心音が乱れているな」
……
「マーリンマンは既に食堂にいて我らが揃うのを今か今かと待っている確率が高い」
 そんなピークア・ブーの不安に持ち前の機械超人としての特性でもって気づいたターボメンは、冷静な分析と変わらぬ口調で可能性を口にする。
「そうかな……
「そうだぜ。あいつのこったから俺たちが食堂に入ったら遅えぞ!とか文句言いながら迎えるに決まってるだろうぜ」
 ピークア・ブーの肩を抱きながらダルメシマンもターボメンの言葉を後押しした。
「うん……そうだよな」
 いまいち納得出来ないながらも一応納得し、ピークア・ブーたちは食堂を目指す。
 結果としてターボメンとダルメシマンの予想は当たっていた。
 当たってはいた、のだが。


 食堂の扉を開けたピークア・ブーは、そこにマーリンマンの姿がない事に内心がっかりしながらも椅子に座ろうとして違和感を覚えた。
 無量大将軍ラージナンバーズ全員が囲んでも十分に広いテーブルには白い布が敷かれている。昼までにはなかったそのテーブルクロスの上には、大きめな皿が既に各々の椅子の前に配膳されており、それらには冷めないようにご丁寧にも銀製のクロッシュが被せられていた。
「なんだよこれは」
 違和感を感じたのは何もピークア・ブーだけではない。マックス・ラジアルは警戒しながらもクロッシュの一つを持ち上げその中身を確認し、
 
「ゲェーッ!!」

と大声を上げながらクロッシュを床へと落とした。
「ラジアル?」
 ワナワナと身体を震わせるマックス・ラジアルの巨体が視界を遮り、皿の上の料理を確認出来ないピークア・ブーは不用意にテーブルへと近づいていく。
「どうしたラジア……クンクン……!?ま、まてピーク!近づくんじゃねえ!!」
「え?…………?」
 自慢の嗅覚で料理の匂いを確認したダルメシマンはピークア・ブーを静止しようと声を荒げるが時は既に遅く、皿の上に盛り付けられた料理を目にしたピークア・ブーは言葉を無くしてしまう。
 そこには超人1人分の太さはあろうかという、まるまるとした立派な太さのカジキのソテーが数切れ、ホカホカと湯気を立てながら綺麗に盛り付けられていたのだった。
 マーリンマンはカジキの超人である。
 朝からのマーリンマンの不在と嫌な予感、そして目の前の料理の存在。
 今までの事象の点と点が最悪な形で繋がってしまったピークア・ブーはその場にへたり込んだ。
「マーリンマン……
 茫然自失な様子でマーリンマンの名前を呟くピークア・ブーの周りでは、皿の上の料理に気づいた他の無量大将軍ラージナンバーズたちの戸惑いの声や怒声が響いている。
 
 おいおい……マジかよ……! 殺した上にソテーにするとは……犯人は些か悪趣味がすぎるな これは我らに対する挑発行為とみて相違あるまい ギガッ……!お世辞にも素行が良いとは言えん奴だったがまさかこんな姿にされるとは流石に憐れだな…… オレたちに仲間の死体を食わそうするとはクレイジーにも程がありやがる…… バルルルル……!誰がやったかは知らんが舐め腐った真似しやがって! ボシュー……ふむ……
 
 しかしそれらの言葉の羅列はピークア・ブーの耳には意味のある音として届かない。
(なんでこんな事に……そもそも一体誰がこんな真似を……
 聖なる完璧の山モン=サン=パルフェが今や完全に閉ざされた場所では無くなったとはいえ、そもそもが外部の者が容易く侵入出来る場所ではない。しかし内部犯を疑うにしても、マーリンマンを食材にしてしまう程の深い恨みや圧倒的な悪感情を持っている者がいるとは考えにくかった。それは仲間だからなどといった甘っちょろい感情論からくる信頼などではなく、基本的に完璧超人たちは超人レスラーとしてのプライドが高く、リングの上以外で超人レスラーを殺めるのを恥としているからに他ならない。完璧超人であるピークア・ブーもそれは理解しており、それ故に思考の袋小路へと陥ってしまっていた。
「ピークア・ブー」
「!」
 低い声で静かに名を呼ばれてピークア・ブーはハッと我に返る。顔を上げれば周りの喧騒とは裏腹にターボメンが平時と変わらぬ様子でテーブル上を観察している様子が見て取れた。
「ターボメン……
「立て。いつまで無様に座り込んでいるつもりだ」
……
 感情の起伏を感じさせないターボメンの平坦な声がピークア・ブーに冷静さを取り戻させる。よろけながらも自らの脚で立ち上がったピークア・ブーを一瞥もせずターボメンは呟いた。
「多いな」
「多い?」
 ターボメンの言葉にピークアブーは改めて机上の料理を観察する。確認の為か他の無量大将軍ラージナンバーズたちがいくつか皿のクロッシュを外したらしく、その皿の上には先程見たのと同じ枚数のカジキのソテーが並んでいた。
「あ、皿の枚数……
 並べられた皿の枚数は全部で11枚。しかし今晩食堂で食事をする者は任務でここにはいないネメシスを除く無量大将軍ラージナンバーズ全員で9名の筈で、尚且つ皿の上のソテーとなった筈のマーリンマンの分まで並べられているのは流石におかしい。
「それもだが11枚分の皿に盛られたソテーの量がマーリンマンの体積を優に超えている」
「え?てことは──」

 ゲェーッ!!!

 複数人の驚愕の叫びにピークア・ブーはテーブルから視線を上げる。
「オンギャー!!?」
 ピークア・ブー自身も驚愕のままに叫ばざるを得なかった。
 何故ならば厨房の入り口から、ソテー以外にも大量の料理が乗せられた大きなワゴンを手押しし、自慢の舵木通しを揺らしながら上機嫌で歩いてくるマーリンマンの姿が見えたからだ。
「ピョ、なんだお前ら遅かったじゃねえか」
 ダルメシマンが予想したのと同じような言葉を告げながらマーリンマンは持ってきた料理をテーブルの真ん中に配膳していく。
「おまっおまっっ生きてたのかよ!?」
「はあ?当たり前だろうが」
「朝から姿は見えんしテーブルにはカジキのソテーが並んでいるしで、我輩はてっきり殺されて調理されたのかと思っていたぞ」
「なんだよそのクレイジーな発想は……。今日はオレが夕飯担当だろ?したらたまたま聖なる完璧の山モン=サン=パルフェに帰ってたネプチューンマンに会ってよ。そんでネメシスが今日の夜に帰ってくるって聞いたから折角だから美味い飯でも食わしてやろうって思って用意してたんだよ」
「ネメシス帰ってくんのか?」
「おう。ネプチューンマンに聞いてないか?」
「知らん。そもそもネプチューンマンなど久しく会っておらん」
……ああ、そういやあいつもカジキの調理とここのセッティングやらなんやら手伝ってくれたからそんな暇なかったか。いやあ、まるまるっとした立派なカジキを何匹も狩って調理するのは流石にオレでも骨が折れたぜ」
 ピョピョピョッと笑うマーリンマンに無量大将軍ラージナンバーズたちは安堵と脱力を覚えた。
 
……
 
 たった1人、そう『完恐』を除いては。

「ピョ?」 
 ピークア・ブーは無言でマーリンマンに近づくと勢いのまま腹辺りに抱きついた。
「マーリンマン」
「な、何だよピークア・ブー」
「オレ、お前に貸してたプッシュアップバー返して貰おうとずっとお前の事探してたんだ」
「お、おう」
「そしたらお前はどこにもいないし食堂に来たらこんな状態だったから凄く凄く心配したんだ」
「あ、ああ、そりゃ悪か──」
「黙っていかずに誰かに伝言ぐらい残してけぇ!!」
「ピョ!?」
 ピークア・ブーは素早くマーリンマンの後ろに回るとへその辺りで両腕と自分の腹にある巨大な腕でしっっかりとクラッチし、自分よりも上背のあるマーリンマンを自分の身体を軸にしてそのまま後方へと投げ床へ叩きつけた。
 ネプチューンマン直伝、ピークア・ブー渾身のジャーマンスープレックスである。
「ゲキョッッ」
「あと借りたものは早めに返せこのアンポンタン!」
 あまりにも綺麗に決まったジャーマンスープレックスに、思わず周りの無量大将軍ラージナンバーズたちは盛大な拍手を送ったのだった。


 それから暫く、ネメシスを迎えに行ったネプチューンマンがネメシスと共に食堂に到着すると、カジキの解体と調理をしていた筈のマーリンマンにピークア・ブーが「ごめんやりすぎた」と申し訳なさそうに頭と首に包帯を巻いている姿を目撃し、2人は首を傾げる事となる。
 事の真相を知ったネプチューンマンは大笑いし、ネメシスは青筋を立てながらもマーリンマンの自分に対する気遣いとピークア・ブーの気持ちを汲んで無言を貫いた。
 久方ぶりに揃った無量大将軍ラージナンバーズ全員とネプチューンマンという何とも豪華な面子での夕食は、思った以上に和やかで賑やかなものとなったのだった。



※リング外で技をかけるのは非常に危険です。訓練された超人レスラー以外は無闇に真似しないようにしましょう。