Azul_0505
2026-06-11 21:40:01
490文字
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同年代の友人

親愛なる友人へ。やりました。

冒険者は一期一会だ。
数日前に言葉を交わした奴の遺体袋を運ばされることもある程には、冒険者は入れ替わりが早い。
だからこそ、何度も顔を合わせる奴の事は印象に残る。
――例えば、目の前にいる人とかな。

「またお会いしましたね。」
チェスナット色の瞳を穏やかに輝かせて、にこやかに笑う……りす、と名乗るミコッテ族の女性。
戦う時は得物の槍と竜胆色の髪を振り乱し豪快に戦うのに、戦闘を終えるとのんびりした喋り方で話しかけてくる。

……俺としては、普段と戦闘時のギャップで調子が狂う。
だがアネモネとは気が合うようで、イベント事には二人で出かける……なんて事もあった。
そういや、二人してエッグハントのメガネをかけて俺に話しかけてきた事もあったな。
まぁ、楽しそうで何よりではあるが……

「りすさーん!」
アネモネが嬉しそうに駆け寄り、ハイタッチをする。
「ほら、アズミもやって。」
「は?」
アネモネとりすさんが片手を開けてこちらを見ている。
……二人が揃うと、こんな無茶振りも起こったりする。
だから苦手だ。

「はいはい、仕方ねぇな。」
だが、悪くはないと思っている。