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Doyoru
2026-06-11 19:31:48
2310文字
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練習終わり
おにショタ宮トガ
「じゃあ、トガシくんから先にシャワー浴びようか」
最近の気温は三十度を優に超える。タイミング悪く競技場のシャワーを使えなかった二人はしっとり汗ばんだままの帰宅となった。
荷物を抱えた小宮が玄関の鍵を開け、トガシを先に入らせる。彼の髪もまた汗をかき、偶然にも束状になったヘアスタイルがよく似合っていた。
「あれ?今日はお風呂一緒に入らないの?」
先に廊下に上がったトガシが不思議そうに後ろを振り返れば、小さな風が生まれふわっと香る汗の匂いがあった。普段の子供らしい日に焼けた爽やかな匂いとは違う、もう少しだけこもったような、湿度を感じさせる体臭。
鼻腔に届いたその香りが小宮の背中にぞくりとした興奮を走らせた。
普段はシャンプーやボディソープ、柔軟剤の匂いを薄ら纏う程度の彼だが、汗をかいた時にだけ体臭のようなものを体は分泌する。
加えて、代謝が良いのだろう。練習後のトガシの体は見えやすいおでこや頬、首筋や腕などに留まらず、服に隠れている胸や腹、太もも、脇の下などじっとりと濡れているのだ。
服や肌で乾きにくい部位からはいっそう強い匂いが立ち、その香りの欠片が小宮の鼻腔をくすぐった。
あの服を脱がせれば、より強い香りを持つところもあるだろう。腕を持ち上げて脇を空気に晒してあげれば、顔を真っ赤にしながらぷるぷる腕を震わせ、羞恥のせいで余計に汗が分泌されるに違いない。
もしくは、脇の匂いを嗅がれることが性的なものに繋がるとまだ知らない彼は当たり前のように見せてくれる可能性も残している。
少し皺の寄った、柔らかい子供の皮膚がそこだけじとりと濡れて泉を湛える。そこに舌を這わせ、生の味と匂いを確かめられればどれだけ幸福か想像もできなかった。
だが、恋人関係である以前に小宮とトガシはコーチと教え子である。まずは何よりも彼の体が大事であり、自身の性欲を優先する訳には行かない。
いつもなら一緒に入る所だが、このままでは入浴だけで済ませてあげられそうにないと察した小宮は、出来るだけ平坦な声で口にした。
「うーん。じゃあ、僕も途中から一緒に入ろうかな」
玄関に積み重なった荷物にちらりと視線をやり、頭の中には段取りを立てる。
シャワーを浴び終わったトガシとアレをするなら、先にある程度片付けておいた方が好都合だし、先に彼の体を清めることが重要だろう。
「トガシくんは先に入っておいで。僕はこっち片付けておくから」
荷物を持ち上げ、そのまま自室に向かおうと足を向けた。平常心で、あくまでも自然に。トラックではそんな劣情など一切感じずに練習に打ち込めるのに、自宅というプライベート空間はトガシの色気をいっそう引き立てた。
下半身が反応するよりも先にこの場から立ち去ろうとする小宮だが、その時、ポンッと空中に投げかけられた言葉がある。
「あ、待って。小宮くん。俺ね、ちょっとお願いがあるんだけど
…
」
声掛けだけでなく、トガシはぐいっと小宮の服の裾を引っ張った。流石の小宮も後ろを振り返るを得ない。
その瞬間、むわっとするような汗の匂いが鼻に届いた。汗でぺたりと張り付いたTシャツがトガシの小さな胸の尖りを強調させ、その下には細い腹や腰の形が丸わかりだ。わざと目を逸らし続けていた場所、艶めかしく男を誘う無防備で幼い体はどくっどくっと股間に血液を送らせるには十分すぎた。
「
……
どうしたの」
あくまでも普通のトーンで、平坦に自然に
コーチの顔のまま何気ない顔で尋ねているように、そう聞こえるように
今すぐここで突っ込んでしまいたいと訴える衝動と、もう少しじっくり溶かしてあげなければならないと急いた自分を宥める性欲がある。
どくんどくんと早鐘を打ち始める自分の鼓動は、明らかに下半身に血液を送ろうとしていた。ダメだと分かっていても、トガシの細い腰に目がいくのを止められない。
しかし、そんな小宮の葛藤を他所に、トガシはいとも簡単にするすると小宮の目の前でズボンを脱ぎ始めた。
「あのさ、シャワー入る前にここ、小宮くんにつぷつぷしてほしいんだけど
…
だめ?」
「
………
っ、え?」
抑えていた欲情が顔を出す。コーチの仮面の裏に隠していたはずの性欲が溢れ、しとどに全身を濡らしていくような気がした。
「今日
…
、実は練習の時からずっとむずむずしてた、の
…
。だからいつものアレ、してほしい。小宮くんの指じゃない、と
…
自分じゃ届かなくて」
くいっくいっと足を上げ、丁寧にズボンを脱いでいく。
トガシに教えていることは、小宮相手にしか裸を見せないこと。ここを触るのは小宮だけであること。
セックスという行為は恥ずかしいものではなく恋人はみんなしていること
真っ白だったキャンバスに描いた線は、些か世間一般の常識とはズレていた。そのせいかあまりに赤裸々な物言いに小宮もたじろぐしかない。
「トガ、シくん
…
」
じゅわぁっと口内に湧いた生唾をごきゅっと飲み込んだ。どこから指摘してあげればいいんだろう。そんな簡単にズボンを脱いじゃダメだよ、とでも?
でも、もう手遅れな気がする。
「だってさ、えっちはいつもシャワー浴びた後にするでしょ?だから、今はちょっとだけでいいから
…
」
半ズボンを脱ぎ終わった下にある真っ白なブリーフパンツ。ただ、それも汗に濡れてしっとりと肌色を透過していた。
「ね、小宮くん、おねがい」
むわぁっと匂いのこもったパンツの下、ズボンと下着の二枚に閉じ込められていた汗と体臭、そこに混ざる子供ながらに股間特有の匂いを漂わせる秘部がひくっひくっと動きながら、小宮の刺激を待って震えている。
「ここ、さわ
…
って、?」
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