だえ
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くうねるあそぶにすむところ 第3話

古民家のセルフリノベーションを通して、すれ違っていた関係を再生させる杉と尾のお話(尾杉→リバ)

 間取りが決まって、ブチ抜く壁の撤去と基礎の補強が始まった。この後は新しく建てる壁を作って、断熱材を入れて、壁の漆喰塗りやフローリングの下地を張る。

 経験者によると、フルリノベーションした時はトイレとキッチンを先に使えるようにしておいたのが便利だったらしい。トイレは言わずもがな。キッチンは掃除に水が使えるのと、ガスを通さなくてもカセットコンロを置いてカップラーメンを食えたり、って。寒い中、自分の城を作りながらカップラーメンを啜るって、想像するだけでちょっとワクワクする。だからまずは水回り。

 尾形が来年の4月からこっちに住むと言っていたから、それに合わせて当面の居住スペースになるリビングダイニングを先に完成させる必要があるんだよな。水回り設備の発注と、壁の漆喰、フローリング材を先に買わなくては。メーカーから取り寄せた分厚いカタログが目の端に入って、思わず気が遠くなった。こっから選ぶのぉ……。もう1番安いのでいいよね……

 と言っても、翌月のカードの支払いに目ん玉をひん剥くことになるから、一気には買えない。この間行ったホームセンターでポイントアップキャンペーンやってたから色々買っちまおうかと思ったけど、合計金額を計算してグッと我慢した。家を買うのに貯金、はたいちまったからね……
 
 あと、間取りが決まってもう1つ大きなことがあった。谷垣さんが出してくれた見積もりだ。
 リノベーションは基本的に自分たちでやるが、プロの手が必要な場所もある。基礎の補強工事、風呂トイレやキッチンの水道管、ガス管の移設工事、電気配線工事、屋根の工事もお願いすることにした。……俺、高いところ怖いんだよね……

 そういったプロへお願いする箇所の工事費の見積もりが、当初想定の2、5倍していて顎が外れるかと思った。これに壁の断熱材代、そこに被せる下地の板代、自分たちで壁を塗る漆喰代、床に貼る下地の板代、フリーリング材代、便器、浴槽、蛇口に照明、家具だって揃える。家具は基本買わずに作るとしても、材料費だって馬鹿にならない。尾形に半分出させるとしても、節約を徹底せねば……

 考え直したスケジュールを書き殴って鉛筆を置くと、窓を叩く微かな雨音だけが聞こえる。台風シーズンに入って今日は1日中雨が降っていたけど、弱まってきたみたいだ。よかった。

 今日は遅番だったから、飯食って風呂入って明日の準備してたらもういい時間だ。そろそろ寝なくちゃ。気の抜けかかった発泡酒の残りを一気に煽った。

 明日は尾形がやってくる日だ。
 一緒に住むことになってからずっと打ち合わせばっかで、尾形の現場作業は明日が初めてだ。あいつ、どんだけ戦力になるんだろうか……。文句ばっかだったら根性叩きなおしてやんなきゃな。



 若干の時間不安を抱きながら眠りについたが、尾形の「新幹線乗った」というメッセージの通知音で目を覚ますまでぐっすりだった。
 今朝は台風一過の大快晴だ! 気持ちがいい! よーし! バリバリ作業するぞ!

 飯を食って洗濯して掃除して、尾形を駅でピックアップして、愛車で俺の城へ向かう。こっちで仕事が決まった足で買ったモスグリーンの軽トラックだ。山道をガタゴトと、俺の愛車がごきげんな縦揺れをしてハンドルを握る手に力が入る。

 俺の城は市街地から車で30分弱の山の上。前の住人が農業をしていたらしく、山道は比較的補整されていて思ったよりも運転しやすい。対向車とすれ違えるほどの道幅はないけど、うちを訪れる人もそうそう居ないだろうから気にならない。

 少し青い顔をした尾形は天井のグリップを両手で掴んでうぉとかひっとか言っているが、そっちも気にしない。駅から見ていたタブレットは早々に仕舞ったみたいだ。

 山道を少し走らせて、道が開ける。森を抜けると太陽が降り注いだ。その先は俺の城だ。向かって左が山肌の下り斜面、目の前の平らに拓かれた土地に白い壁の古民家が立ち、その右上側に斜面がまた登っていく。前の住人はこの左下側の斜面で農作物を収穫していたらしい。今はもう手入れされなくなって雑草が生い茂るそこは、もう何が作られていたか跡形もない。

 農地は別に期待していなかったけど、農業の為に南向きに拓かれた土地の抜群な日当たりは、ここを買った理由の1つでもあるんだ。縁側で日向ぼっこって夢だよね……

 家の手前で軽トラを止めて、尾形を促した。

「今日はトイレと浴室の解体な。浴槽と便器と壁のタイルとかを廃棄場に持って行くところまでするから」

「他人の便所触りたくねぇな……。大体、乗るのか? この軽トラの後ろ」

 冴えない顔をした尾形がトントンと俺の愛車を叩く。そんな無計画だと侮ってもらっちゃ困る。

「浴槽って言っても、足畳んでやっと入れるくらいのデカさだから入るよ。あと、10年以上空き家だったからトイレの大腸菌とかも死んでっから」

……そういうことじゃねぇんだよなぁ……

 ぶつくさ言う尾形にさっさと軍手と防塵マスク、防塵ゴーグルを渡す。秋に差し掛かったとはいえ、まだ日中は暑いからすぐ汗だくだろう。午前中が主な作業時間だ。

 荷下ろしした工具を尾形に渡していると、スコップを持った尾形がこれから死体を埋めに行くみたいで笑っちまった。


「なぁ、どうでもいいが、変な場所にあるな、風呂」

 壁に塗られたモルタルを金づちで落としながらそう言う尾形の言葉に、この家の図面を思い出した。南の縁側と玄関の間。最近じゃ間取りは自由だけど、古い家は北側にトイレや洗面所の水場が固まってたりする。確かに動線もへったくれもない不思議な場所だ。これは多分……

「あー、元々は風呂がない家で、後から作ったんじゃん? ここしか置ける場所がなかったとか」

「そんなことあるのか……。なんだそれ?」

 俺の手には、憧れの電動ハンマーが握られている。太めの持ち手の先に細長い金属が付いていて、昔子どもの頃に遊んだホッピングみたいな形だ。

「ふっふっふ。秘密兵器。モルタルは金づちで割れるけど、タイルはこれ使うから。ちょっとどいて」

 電源を入れるとドドドッと持ち手の先の金属がすごいスピードで上下する。これを抱え上げてタイルの目地に当てると、タイルが壁から剥がれるって寸法だ。

「おりゃー!!」

 ガラガラガラと面白いようにタイルが剥がれていく。気持ちがいい!

「おい、俺にもそれやらせろ」

 尾形が腕まくりをし直して手を伸ばしてきた。こういったことには興味が無いかと思っていたから驚いた。

「えー? だいじょうぶー? 気を付けろよー?」

 スイッチを切って渡すと、珍しそうに眺めた尾形はニヤリとスイッチを入れた。まるで新しいおもちゃを手にした子どもみたいだ。

 ドドドッ! ガラガラガラッ! 大きな音を立ててタイルが剥がれ落ちていく。どんどん進んでちょっと焦る。

「なぁ! 交代! 俺の分残しておけよ!」

「ははぁ。もう壊すところないのか? こりゃ爽快だ」

「ふふ、だろ? トイレもタイルだよ」

「よし、ここはお前に任せてやる。トイレのタイルは俺にくれ」

「あはは! トイレ触るの嫌だとかボヤいてた癖に!?」

「ん? なんのことだ?」

 スッとあらぬ方向を見てすっとぼける尾形。その仕草が漫画みたいで、思わずプッと吹き出した。
 あぁ、尾形とこんなやりとり、久しぶりだ。

 床のタイルも壊し終えたところで、残骸をスコップでバケツに移していく。浴槽の周りのコンクリを壊して浴槽を取り出したら浴室は完了だ!

 トイレも宣言通り尾形が率先して破壊していった。便器を一緒に運ぶときだけ静かで、あいつ息止めてたっぽくてウケる。大腸菌類は死んでるって言ったのにな。

 車の時計を見たら14時過ぎ。どおりで汗が滴るわけだ。

「はぁ、腹減ったな」

 尾形が顔の汗を拭いながら助手席に座った。

「ああ。でもこの汚ない格好のまま飯屋行けねぇからスーパー銭湯行くぞ! 俺がよく行くところは休憩所も広くて飯もそこそこ美味いんだ」

「スーパー銭湯……

「なんだよ、不服か?」

「随分ヤってないからな。お前、俺の裸見て勃たないかぁ?」

「ばーーーーーーーか!」

 粉塵と埃で小汚い尾形がニヤニヤと笑うから、脇腹をぶん殴ってエンジンをかけた。
 顔が熱いのは、真上から降り注ぐ太陽のせいだ。


 車を走らせてたどり着いた平日昼間のスーパー銭湯は、じいさんがぽつぽついるくらいで人はまばら。広々とした浴槽を貸切みたいに思いっきり腕と足を伸ばすと、慣れない労働をした筋肉が緩んでいくのを感じた。

 尾形はオッサンらしく「はあああー」と声を出して浸かっていた。そう言えば、一緒に風呂に入るなんて初めてかもしれない。

「なぁ」

 尾形が声をひそめてソッと近寄って来てた。

「新しい風呂、デカく作ろうぜ。中でヤれるくらいに」

「わーー! ばか!」

 何言ってんだこんなところで!
 咄嗟に尾形の頭をお湯に沈めて口を封じたけど、周りの目が気になってサウナに駆け込んだ。なんなんだあいつ今日は。そんなことばっか言って……。確かに、尾形が押しかけて来た日も、谷垣さんのところで打ち合わせしていた日も仕事があるって夕方で帰って行ったから、その……、シてない。今日尾形は初めてこっちに泊まる。やっぱり……する、よな……

 ガチャっと他の客が入ってきた音に頭を振って、茹った頭を冷やしに水風呂へ向かった。


 クールダウンし終えて尾形を探すと、さっきまでいた浴槽に姿が見えなかった。いつも長湯をしない尾形のことだから出ているだろうと踏んだら、案の定風呂の出口横にあるマッサージ機に揺られてタブレットをいじっていた。そういえば朝から見てたっけ。

「何見てんの?」

「ん。キッチンのデザイン考えてた。俺としてはこれか、これがいいかと思うんだが……

 俺に向けられたタブレットに目をやると、そこにはまるで海外ドラマに出てきそうな巨大なキッチンセットが映されていた。これがいいと言うも何も。

「え、もう発注しちゃったけど」

「はぁ? どんなやつ!?」

「普通の一番安いやつ」

「はぁぁぁ!?」

 尾形のドスの効いた唸り声が響く。風呂へ入りにきたじいさんと、風呂上がりのじいさんがビクッと肩を揺らした。そうだ、ここは風呂場の出入り口だ。人目を避けるように休憩所へ尾形を引っ張っていく。

「なんだよ。お前料理しないじゃん。俺が使うんだからどんなデザインだろうと尾形は関係ないだろ。大体、アイランドにするんだからリビングダイニングから殆ど見えないし」

「料理は俺がする。フルリモートだからな」

「えっ」

 尾形が料理? してるところ見たことないけど? これから始めるってこと?? むしろそんな素人に毛が生えたやつにこんな高級そうなキッチンセット勿体無さ過ぎるだろ。

「おい杉元、キャンセルしろよ」

「キャンセルなんてしねぇよ。大体、何それ? ドイツ製?! いくらかかると思ってんだよ!」

 尾形のタブレットをもう一度よく覗く。木目が綺麗な木製扉と黒い天板がイカついキッチンカウンターには、3本の蛇口が付いている。3本!? 何で!? 1本は傘の取っ手みたいにぐるりと縦に大きく曲がっている。何そのカーブ?! 必要?!?! 右下に小さく500万円~と見つけてうぇっと変な声が出た。~ってなんだよ。500万でも十分手が届かねぇよ!

「金は俺が出すって言ってんだろ!」

「そればっか! 大した貯金もしてなかった癖にいきなりそんな大金用意できるわけないだろ!」

 一緒に住んで俺が料理し出すまでは毎食外食だった癖に! 服だって似たようなもん毎月のように買って! スマートウォッチにしてから使わなくなった腕時計がゴロゴロある事だって知ってるんだ! 電気もエアコンもつけっぱ! 節約のせの字もないような奴が何言ってんだよ!
 捲し立ててやろうとしたら、尾形はいつになく神妙な顔をした。

「マンションを査定に出したら、残りの住宅ローン払っても釣りが来るくらいの金額になった。それを丸々リノベーションに充てるつもりで言っている。お前と2人分の老後資金の積立もしてるから、当面はそっから引き出せばいい」

 ……査定!? 老後!? 積立!? 全部初めて聞くことばかりだ。なんだよそれ! そんなの知らない! てゆーか! 俺を勝手にお前の人生に組み込んでるんじゃねぇよ! 用意周到過ぎて腹が立ってくるし、俺が今まで頭を悩ませて予算を組んでいたのが馬鹿みたいじゃねぇか! くそ……ッ!!

「だとしても! こんな小さなスペースに500万円かけるなんて馬鹿げてるぜ!」

「終の棲家だろうが! お前こそ自分で作りたいって拘ってる癖に変な妥協してんじゃねぇよ!」

 なんだよそれ! 誰のせいで! 反発する言葉が浮かばないわけじゃないのに、1番耳に引っかかったのは「終の棲家」。……死ぬまで住むってこと? 俺とあの家で……

「それは考えてなかった」

「はぁぁぁぁッ!?」

 尾形のドスの効いた低い叫びが耳を刺してくる。
 終の棲家……? あー、概念としては知ってる。我が家で死にたい的な、ね。でも、他人事だと思っていた。家って、そんな仰々しい物じゃなくって、俺にとっては……

「いや、俺、親が転勤族でさ……。家はコロコロ変わるのが当たり前だったんだけど……。なんかさ、一生同じところに住むって感覚がなかったかも」

 いい感じに部屋を飾り付けても、どんなに気に入ってても、2,3年で全部リセット。俺の部屋! 俺の家! そんな感覚は持てずにいた。高校進学で母さんの実家へ住むことになってからは、おじさん……、母さんの兄さんが住んでいた部屋を借りていた。好きに使って良いと言われたけど、なんか年季の入ったロックグループのポスターとか、壁に並ぶお土産の旗? みたいなのとか、おじさんの思い出を壊してしまうみたいで外せなくって。そうするとやっぱり、自分の部屋って感じはしなくって……

 最初は居場所がないような寂しい気もしてたけど、部活に打ち込んでいるうちにそれも忘れてしまったっけ。尾形も言っていたように、俺も寝に帰るだけだった。

「もちろん、買ったからには大事に住むけど、気持ち的には……そうだな、でかいプラモデル作るみたいな……

 多少語弊はあるが、そんな感じ。1人暮らしをしてやっと好き勝手いじれるのが楽しくって。でも、マンションの更新ごとに引っ越ししてたから場所に執着はないんだよな。

 リノベーションも好きな日曜大工の延長なのかも。手を動かして頭を使って、完成した時の達成感を味わいたい。

「仕事柄もあるかな? 年取ったら施設に入る人たちと接してるから、住む場所は変わるものって……。だからお前が、家に対してそんな激重感情を抱いていると思わなかった」

「げきおも……

 尾形が渋い顔をして眉間を揉みこんでいる。

「さっきも言ったが、俺は終の棲家のつもりで理想の家を作ろうとしているぞ」

 今までよりゆっくり、語り掛けるように尾形が口を開く。

「俺は……、ばあさんが死んでからは施設で育ったし、社会人になってからは家には寝に帰るような生活だったから、家に対して拘りはなかった。ばあさんの家で過ごした期間を思い出したら、そういう家にしたいと思った。そういう家でお前の帰りを待って過ごすのもいいと思えたんだ。お前だってそうは言ってもあるだろ、理想みたいなの。『俺の城』だって言ってたじゃねぇか」

「理想……、理想ねぇ。ないわけじゃないけど、先立つ物がなくちゃ絵空事だろ」

「あるっつってんだろ。ハナっから諦めてんじゃねぇ。言え」

 尾形のドスの効いた声が地面を這った。そう言われると……。まさしく昨日、買おうとしていた機種を変えたばかりの、憧れのアレが頭に過った。

……薪ストーブ」

 あの家をリノベーションするってイメージしてから、1番最初に思い描いたのは薪ストーブだった。あの広々とした土間に威風堂々鎮座している姿が、カッコいいだろうと思ったんだ……。あの時の、1番最初のワクワク感が蘇ってくる。

「薪ストーブ? 図面に置き場所が書いてあったな、そういえば。選定してんだろ?」

……うん。でも高くて」

「さては金で妥協したなぁ? 幾らから幾らにしたんだ」

「80万から、20万……

 安いのでも部屋は暖められる。ちょっと見た目のカッコよさが減るけど、薪ストーブを止める訳じゃないからいいかと思ったんだ。

「はっ! 小せぇ小せぇ! 買い直せ! 今すぐ!」

 お? おお? 流れが変わって来たぞ?
 だが、まだだ。最大の懸念がある。この流れに乗るには極力弱々しく、まるで遠慮の塊のように。

「あと……

「なんだ」

「色が赤……

 尾形が一瞬息を呑む。目を閉じて天を仰いで、俺に向き直った。

「入れろ! 今すぐ発注かけろ! 俺の気が変わらないうちに!」

「言ったな!? あとで文句言っても駄目だかんな!? ポチるぞ!? いいな!?」

 よっしゃ! 言質を取ったらこっちのもんだ! 早速ブクマしていた薪ストーブ専門店のサイトに飛ぶと購入ボタンはなくて、代わりの見積もりボタンを押した。設置工事費や煙突代も別途かかるらしい。必要事項をポチポチしながら尾形に引っ張られて、やっと休憩所に入った。
 
「杉元、悪かった。予算も共有してくれ。俺も共有する。あと、キッチンは譲るから、他に妥協したところへ充てろ」

……いいのかよ」

 テーブルに着いた尾形が、水を飲み干して話を続ける。

 なんだ? 急にしおらしくなって気持ちが悪い。そう思いながら、ホームセンターのポイントアップキャンペーンはいつまでだったかなと頭に過るくらいには俺も現金だ。

「お前がもう出て行かないように、お前好みの家にしなくちゃな」

 出て行く? 俺が? 終の棲家を想像していなかったように、それだって想像していなかった。
 こいつ、俺が出て行ったのが相当参ったとみた。思わず頬が緩む。

「そんときゃお前を追い出してやるぜ」

 ニヤリ返してやると、尾形も笑った。
 その瞬間、2人してぐぐぐぅと腹の虫がでかく鳴いて、また一緒に笑った。