umeyume32
2026-05-31 17:14:26
7856文字
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願望叶うべし

とーまくん夢/すけべ。
トーマくんと『願いを叶える秘境』に閉じ込められたらすけべなことになる話。
※全年齢展示作品の年上女夢主さんと同設定。♡喘ぎ、淫語、若干の外見(身体的)描写。

ユキテイワットには思いもよらない秘境がある。

普通は戦闘技術が必須な場所であるが、知力が必要な秘境も多い。
分かりやすいところで言えば、「○○しないと出られない秘境」がそうだろう。例えば、五人前食べないと出られない秘境という胃の限界に挑戦する秘境がある。知り合いが友人と一緒に入ってしまって吐く寸前になりながら脱出した、という話を聞いたことがある。

最近、稲妻でまことしやかに囁かれている噂がある。
『願いを叶えてくれる秘境』というもの。大金持ちになりたい、戦闘で無双したい、モテたい。人間には様々な欲望があるけれど、どんな願いでもその秘境では叶うらしい。ただし、秘境内で手に入れた物品は持ち出せない。秘境で大金持ちになってもモラを持ち出せるわけではないし、努力せずに身につけた戦闘技術は忘れてしまう。一時でもいいから願いを叶えたい人が、その秘境を探すのだそう。

わたしがトーマくんと付き合っているのは周知の事実だ。
異世界から来た以上、そのうち帰ることになるかもしれない。元の世界か彼を選ぶか、でとても迷ったけれど。元の世界に帰れないことよりも、トーマくんの傍に居られないことの方が苦しい。そう思ったから、今のわたしはトーマくんの傍にいる。わたしが選んだことだから、寂しさはあるけれど後悔はないのだった。

わたしの最近の悩みは、トーマくんに避けられているような気がすることだった。
普通に話はできるし、話し方が変わったわけではない。ただ、なんとなく触れ合う機会が減ったような気がする。手を握ったり……キス、したり。そんな肌が触れ合うような接触をしている時間が少なくなっている……。気のせい、かもしれない。気のせいかもしれないが、気になる。
嫌われつつあることはない、と思う。
トーマくんが本気で感情を隠すなら、わたしに察することは出来ないだろう。考えたくないことだけれど、もしトーマくんが心変わりしたとしても。トーマくんは、わたしに別れを告げずに遠ざけるようなことはしないひとだ。
だからこそ、仮にわたしを遠ざけるなら何らかの理由があるはず。そろそろそろ理由を言ってもらわないと、わたしが我慢できなくなる。
でも、どんな理由があろうと、わたしを遠ざけているなら。
トーマくんの方の問題が解決したら、わたしの気の済むまでちゅーでもしてもらおう。
こんな下心満載なことを考えて過ごしていたから、きっと罰でもあたったのだろう。

「百回キスをして満足しないと出られない秘境」


どでかい筆文字である。
目を逸らすことは許さないというかのように目立つ書体で書かれたそれを見た瞬間、頭が痛くなった。隣には、トーマくんがいる。
わたしたちは、ついさっきまで社奉行の近くの海岸をトーマくんと一緒に散歩していた。ちょうど一休みできそうなところに座って「わたしのこと、避けてない?」と勇気をだして聞いてみようと思って、口を開いたところだった。残念ながら口を開いた瞬間にどこだか分からない空間で、トーマくんと二人でソファに座っていた。
ワンルームよりも少し広い空間だった。壁も天井も真っ白で明かりがついている訳でもないのにほのかに明るい。壁や天井全体が発光してるようであることから、普通の部屋ではなさそうだ。落ち着いた雰囲気の家具はひどく高そうで、モンドで何回か見た家具のデザインに似ている。革張りのソファ、わたしとトーマくん二人で横になっても余裕がありそうなくらい大きなベッド、花が彫刻された可愛らしいサイドボード。トーマくんと二人で壁や家具を調べてみるが、特に何の仕掛けもない。
相談しようとしてまた二人でソファに座ったところで、壁にでかでかと書かれた文字に気づいた……というわけである。
ここに来た時には無かった。無かったということは、わたしたちが調べ終わったのを見計らって現れたということである。監視されているのかもしれないが、何が目的なのだろう。トーマくんにキスされてもわたしが嬉しいだけだ。仮に監視者がいるとしても、得になることは一切ないだろう。
……ここは『願いを叶える秘境』じゃないかな」
トーマくんがわたしのことを気遣わしげに見ている。なるほど、と納得したと同時に顔がどんどん赤くなるのがわかる。
「トーマくん!ごめんなさい!!わたしのせいなの!」
わたしが「トーマくんに気が済むまでちゅーされたい!」なんて頭に花が咲いてるのかと思うくらい馬鹿な願望をもったせいで、今日も仕事のあるトーマくんに迷惑をかけてしまったことが申し訳なさすぎる。
せめてもの贖罪としてわたしは、トーマくんに避けられているような気がしていたことや、そんな願望を抱いていたことを素直に告白した。
わたしの話を全部聞いてから、トーマくんは肩を落としてしょぼしょぼしているわたしの頭を撫でた。トーマくんは、困ったように笑っている。
「君の願望だけじゃないと思うよ。オレも、同じ気持ちだから」
……!」
ぶわ、と顔が赤くなるのがわかった。トーマくんも、わたしに触れたいと思ってくれている、ということだ。わたしが考える回数と同じくらい、わたしとキスしたい。そう思ってくれているのかと思うとどきどきして止まらなくなる。ちら、とトーマくんの方を窺えば、優しく微笑んでいる。わたしの大好きな表情だったから、胸がきゅぅ、とときめく。顔を逸らしてしまいたいのに、もっと見ていたいような。
……君のその表情を見ていると、嫌がられても止まれなくなりそうなんだ」
…………!」
新緑に似た色をした瞳が、ぐらぐらと煮詰まっているのがわかる。彼がこうした目つきになる時は、欲情している時の温度をしているのがわかる。その程度には、二人で過ごした時間は長いのだ。
キスだけですむのか、わたしにはわからないけれど。
でも、きっと百回キスをした後には、わたしの不安な気持ちは消えていそうだ、ということだけはわかった。

─────

ソファに座ったトーマくんをまたぐように向かい合って座ったわたしは目を瞑って彼の唇を待った。トーマくんはわたしよりも背が高いから膝の上に乗ってようやくちょっと見上げるくらいですむようになる。覆い被さるようにしてキスされるのも好きだけれど、トーマくんの膝に座ると触れ合う面積が多くなる。だから、わたしはこうするのが好きだった。
最初の十回は、触れ合うだけ。その次は、角度を変えて唇を食んだり舐めたり。
なんとなくの回数を覚えているのは、そこまでで。
早々に息継ぎができなくなって、薄く開いた唇のあわいから分厚い舌が入ってきた瞬間、なにもわからなくなった。わたしよりも熱いその舌が上顎を撫でさすり、咥内を舐め回す。ぞわぞわとした感覚が身体を走り、身体の内側が震えて熱くなる。ずる、と舌がでていく感覚にさえ煽られて、自分の身体の浅ましさに涙が出てきそうだった。
「はぁ、は……っ、ぁ……♡」
……かわいい」
わたしをどろどろに甘やかすような声に、これ以上上がるはずのない体温が上がるような気がした。眦に滲んだ涙にトーマくんが触れてから、また唇が降りてくる。口の中を撫で回す熱さに溺れすぎてしまわないように、頑張って息継ぎをして身体を抑えている。服の隙間から入ってきた手のひらの温度に驚く。トーマくんの胸元の服を握りしめるようにしていた手のひらに力が入るのがわかった。下着のホックが外されて、押さえつけられていた胸が解放された。その代わり硬くなり始めていた胸の先がわたしが動くたびに下着に擦れるようになる。
……んぅ……っ♡ぁ、……♡」
潤んだ内側は、わたしの口の端から伝い落ちる唾液と同じように濡れそぼっている。張り付いた下着が気持ち悪いし、わたしが震える度にトーマくんの胸板とぶつかって潰れている胸の先っぽがじんじんと疼く。
また彼の舌が口の中から出ていった。
「はぁ……っ♡は、……♡とぉまくん……♡」
「うん?どうしたの?」
甘ったるく媚びたトーマくんの名前を呼ぶ自分の声は好きじゃない。でも、こういう時にトーマくんの名前を呼ぶと本当に嬉しそうにしてくれる。トーマくんが嬉しいとわたしも嬉しくて、もっと喜んで欲しくなる。
トーマくんの指先は胸の先を刺激しないように、乳輪周りをかりかりと掻くように触れている。胸の中に少し埋まっている先っぽが固くなればなるほど、トーマくんの胸板で潰して擦るのが気持ちよくなるのがわかる。
「とぉまくん……っ♡ごめんなさ♡ごめんなさい♡」
自分自身がえっちなことを我慢できないことは知っている。トーマくんにそういう意図で触れられるとまるでスイッチが入ったみたいにおかしくなる。
えっちなことに貪欲すぎて嫌われたくない。
でも、ぴんっと立ち上がって硬く充血しているだろう胸の先と、ぐしょぐしょに濡れそぼった場所の近くにある陰核の疼きが止められない。トーマくんの身体に胸の先を擦り付け、誘うように腰を揺らして少しでも快楽を貪ってしまう。
「ぅぅ……♡ご、ごめんなさぃ……♡み、ないで……っ♡」
見て欲しくないのに、見て欲しくて。嫌われたくないのに、駄目なわたしも全部許してほしくて、頭の中がめちゃくちゃだった。えっちすぎることが嫌いだなんて一度も言われたことがないし、わたしがどんなに乱れて粗相をしても、トーマくんは許してくれると分かっている。でも、わたしに付き合わせてしまうのはあまりにも申し訳なくて、トーマくんの手を煩わせてしまうのが情けない。トーマくんの顔を見られなくて、彼の肩に顔を埋めようと、した。
「あ゛!?ひ、う゛♡ぁ〜〜〜〜〜ッ♡」
ぎゅぅっ♡と両方の胸の先が潰された。溜まっていた欲望がばちんっと弾けて、目の前が真っ白になる。びくびく跳ねる身体を抑えている間、服のボタンが外されて下着が上にずらされる。胸の先がわたしの目にも見えるようになった。胸の先はぽってりと腫れ上がり、赤く色づいている。いつも半分以上埋まっている先っぽは、外に出ている。それが自分のものとは思えないほどにいやらしくて。嫌だと思った瞬間、トーマくんがそれを口に含んだ。
「ひっ♡ぁ♡とぉまく♡そこ♡いま、びんかんでっ……♡」
……もっと可愛い君を見せて、ね」
「かわいくなんかな、い゛ぃ〜〜〜〜っ♡」
「オレにとっては、誰よりも可愛いよ」
こんなえっちに貪欲すぎる身体を持て余して、ぐちゃぐちゃに泣きわめている女が可愛いだなんて思えるはずも無い。なのに、幸せそうに緩むトーマくんの表情に嘘はなくって。心の底からどんなわたしも可愛いと思ってくれているのがわかる。
「とぉまくん♡えっちでごめんなしゃ、ぃ……っ♡」
「オレがそうしたんだから、嫌いになんてならないよ」
「よか、ったぁ……♡ひぅ♡ゃ、ぁ……っ♡」
トーマくんはどこか満足そうに薄く目を細めている。トーマくんに喜んでパンツをずらして太い指が一本だけ泥濘に入り込んできた。ただの指なのに、トーマくんのおちんちんだと勘違いしたナカは、しゃぶるように蠢いている。
トーマくんの指をたった一本入れられただけ。それだけなのに抱きしめて離さないようにぎゅぅぎゅぅに引き締めてしまっているのがわかる。また更新された恥ずかしさにトーマくんの胸元に顔を寄せた。トーマくんの匂いをすぅ、と深く吸ったのが間違いだった。
「ぁ♡……ぁ、♡っ♡〜〜〜〜〜っ♡♡♡」
……ユキ?大丈夫?」
汗とトーマくんの匂いが混ざりあっている。普通に接する時に嗅げる匂いよりもずっと濃い、男のひとの匂い。わたしはあの優しいトーマくんに、抱かれている。
その事実は身体を通り抜けて、頭の芯を揺らした。皮膚の下を走るぞくぞくした感覚が止まらない。だめだ、と思った瞬間には頭が真っ白になった。がくがくと大袈裟に身体が震えて、絶頂してしまったのを誤魔化しようがない。急に絶頂したのがわかったトーマくんがわたしの名前を呼んでいる。ぷしゅ、とうっすら潮まで吹いてしまったのも分かった。
……匂いが濃くて……♡とーまくんに……その……ぇ、えっちなことされてる、って思ったら、きもちく、なっちゃって……♡」
「はは、そうなんだ。……うん。嬉しいよ」
「うれしい?わたしもうれし……♡」
トーマくんは蕩けそうな笑顔を浮かべている。わたしまでうれしくなって、トーマくんの胸元に顔を寄せる。金具をスライドさせる音が聞こえて、下を見るとトーマくんの大きなおちんちんが出されているところだった。脈打つように震えるそれを見ていると、唾液が溢れてくる。ごく、と喉を鳴らして飲み込んだ。美味しいものではないとわかっている。でも、トーマくんの一部が自分でも触れられないところまで届く、と思うと。身体が、ぞわぞわする。どろっどろにできあがった泥濘が「早く食べさせて♡」と乞うかのように蠢くのがわかる。
…………っ♡ぅ、う……♡」
「欲しくなっちゃったのかな?」
「ん……♡」
震えているトーマくんのおちんちんから目が離せない。トーマくんは捲り上がって露になったわたしの太ももを揉み込むように触れていて、その手がゆっくり内側に進んでいく。興奮しきって息が荒くなっている。は、は……と犬みたいに短い吐息がわたしの口から零れていく。あとちょっとでもスカートが上がりきってしまえば、いやらしく濡れそぼった場所がトーマくんに見られてしまう。恥ずかしいからトーマくんに見られたくない。でも、それ以上に恥ずかしいところも何もかも全部トーマくんに見て欲しい。わたしのすべてを、トーマくんに見せたい。トーマくんが欲しいと願うなら、何でもしたい。トーマくんの願うことなら、何でも叶えたい。
「はは……分かってたけど、どろどろだね……
……っ♡」
そこをじっくりと見つめているトーマくんは満足するかのように笑顔を浮かべている。なのに、目が笑っていない。知っている。トーマくんも、興奮しているんだ。いつも優しい笑顔の、トーマくんが。わたしのやらしい姿で、興奮している。お腹の奥が、じん、じん……と熱を帯びて重たい。
ひくひく震える入口をトーマくんの指先がなぞるようにしている。二本の指が浅いところをちゅぷちゅぷと遊ぶようにして拡げていく。Gスポットと呼ばれている感じやすいところが近くにあるのに、そこに触れないようにしているのがわかる。
「ぅ……♡もぅ……♡ほしぃ……♡」
「何が欲しいか、ちゃんと言える?」
……っ♡」
バレている。わたしが、トーマくんに『やらしいおねだり』をするのが好きなこと。『恥ずかしいことを言う』のが、ダメなことをしているようで興奮してしまうことも。
でも、一番好きなのは。
わたしが恥ずかしがりながらおねだりした時に。トーマくんが興奮して、自分勝手にわたしを『使ってくれる』ようになること。
大切な人を助けることを最優先するひとが、わたしとえっちなことをする。そのひとときだけは、他人のためじゃなくて自分の欲求を優先してくれる。
それがなによりも、うれしくて。こころのそこから、だいすき。
だから。『おねだり』の言葉は、わたしが恥ずかしければ恥ずかしいほど、意味がある。
「とぉまくんの、……♡つよつよのおちんちん…………♡ぜんぜんがまんできない、わたしの♡だめだめおまんこ……しつけて、ください……っ♡」
赤く熟れきった粘膜が良く見えるよう、入口に指をかけて拡げる。真顔になって息を長く細く吐き出したトーマくんの視線は、わたしのそこから外されない。先走りで濡れたトーマくんのおちんちんがぴくぴく震えている。トーマくんが興奮してくれてるのが嬉しくて、胎の奥がきゅんっと甘く疼く。
トーマくんが取り出した避妊具を装着して、その熱の塊をゆっくりと埋め込もうとしている。
「ぁ……ッッ♡とぉまくん……っ♡はい、ってるぅ……っ♡♡」
「っく……!」
わたしの内側の粘膜全部が、トーマくんのおちんちんで擦られている。全部が気持ちよすぎて、興奮しすぎて降りてこられない。わたしをなだめるように頭や背中を撫でる手も、快感に耐えるために眉を顰めるトーマくんの顔も、ぱたぱたと肌に落ちるトーマくんの汗の感覚も。大好きなひとのなにもかもに煽られている。
「ひぅ……っ♡ぁ、……まっ、て……♡いま、おっぱいはだめぇ……っ♡」
たぽたぽと胸が揺らされて、時々痛いくらいに胸の先っぽが引っ張られる。もう片方の先っぽは、トーマくんの舌先で転がされたり軽く甘噛みされて。
「ぁっ♡ぁ♡おっぱいだめっ♡イく……っ♡だめ……っ♡だ、め……なの、にぃ……っ♡♡」
わたしの胸から唇を離さないトーマくんが、わたしの顔を見つめている。甘ったるい声が止められなくて、閉じられない口の端からはだらだらと涎が零れる。内側は、最奥まで届いているトーマくん自身にむしゃぶりつくように蠢く。気持ちが良すぎて、ぼろぼろと涙が溢れる。そんなわたしの情けない顔を見ているのに、快感に耐え続けて苦しいはずのトーマくんの瞳が幸せそうに弧を描く。
すき、と思ったらもう我慢しきれなかった。
「ぅ……っ♡♡ぁ゛〜〜〜〜ッッッ♡♡♡」
目の前が真っ白になって、身体が震えている。背を反らせてしまい、トーマくんの口に胸を押し付けてしまう。それを褒めるようにぢゅぅっ♡と吸い上げられるのがわかって、降りてきそうになっていた意識がまた彼方に飛ばされる。
「ぁああ゛〜〜〜〜〜♡♡♡…………っ♡♡♡」
「く、う…………っ!」
子種を強請る本能のまま、子宮口はトーマくん自身に吸い付く。その貪欲さに褒美を与えるように熱の奔流が敏感な場所に叩きつけられる。膜越しだから無駄なのにすべて飲み干そうとする最奥に、最後まで出し切るトーマくん自身が押し付けられる。
「はぁ……はぁ……
力が抜けている。荒くなった息を整えていると、トーマくんの唇がわたしの額に触れた。胸元に擦り寄ってトーマくんの顔を見上げて、へらりと笑う。する、と。
「っ……!」
…………!?」
トーマくんが申し訳なさそうに謝った次の瞬間。内側に入ったままの、それが。トーマくんのおちんちんがぐぅ……っと持ち上がるように再び硬くなる。すぐに元通りの硬さを取り戻したそれは、わたしとトーマくんが微かな身動ぎをする度にまだ敏感な内側を刺激する。収まったはずの貪欲なまでの欲求が、また背筋を走っていくのがわかる。
「と、とーま、くん……
「君がまだ足りないみたいだ。無理させて、ごめん」
申し訳なさそうに眉を下げてわたしを見つめるトーマくん。大好きな恋人の願いを、わたしが叶えないわけがない。もちろん身体は重くて力は入りにくいし、これ以上えっちなことをしたら明日は動けないだろうけれど。
……まだ百回キスしてもらえてない、よね……?だから『トーマくんがしたいこと全部して』?」
……っ」
笑顔で告げたわたしの唇に、トーマくんの唇が重なる。わたしの体温よりもずっと熱いそれに、溶けるように溺れていく。混じりあった体温は、きっと離れれば元に戻る。それでもこうして過ごせば何度でも混じり合わせられる。ずっと同じ体温になるより、何度も何度も体温を分け合う機会が多くなればいいな、とどろどろに蕩けた頭の隅で願った。