meru2408
2026-05-27 15:00:34
3408文字
Public モンギル
 

クラベル(クラウド×ベルナ)

愛情は、まずこの手から



ーーーーーーーー
side:クラウド


「んー……
………
「はぁー……
………
「あー……もぉーー!」
「さっきからなんだよ、床でごろごろして。汚いから座ってろって」

床に突っ伏してイライラしたように動きながら奇声を発しているのは我が愛しの幼馴染。

「暇なのよ!分かるでしょ!今日はもうなーーーーーんにもないの!!!」
「そりゃ暇だけど……

うつ伏せになりながらぶすくれているベルナはがばりと顔を上げ、そう話す。
それもそのはず、依頼や討伐は午前中で終わってしまったためである。昼食も終わり、午後に部屋で二人だらだらとしていたが、動きたい意欲のあるベルナはそうもいかないようだ。

「はぁーー!もっとこう、体動かせることないかしらー

また床に突っ伏しうごうごと足を動かす。なんだか虫みたいだな。そんなことを言ったらうごうごしている足で蹴飛ばされかねない。

「体を動かす、ねえ

うーん……ベルナは体を動かしたい……俺はどっちでもいい……部屋でも体を動かせること……

「あっ、武器持って素振りすればいいじゃない!なんでこんないいこと思いつかなかったのかしら!」
「却下。前にも言っただろ、部屋で武器振り回すなって。大惨事になるだろ
「うぅぅー……けち!」
「けちじゃありません」

ベルナは俺のことを懲りない男だと思っているようだがベルナも懲りない性格である。

「はぁ……じゃあ外で素振りしてくる……
「ダメ。さっき動いてただろ。休みも必要なんだからここにいて」
「もう!さっきからダメダメばっかりじゃない!クラウドのくせに!」
「ダメなもんはダメです」
「いいもん!私外に出るから!」

そういうが早いか武器を持ち颯爽と扉に向かうベルナ。そうはさせるか。
すくっと立ち上がり、ベルナの持っていた武器をひったくって自分の背中の方へ隠す。なにせ大きいから自分の体からはみ出るけど。

「ちょっと!?返してよ!!」
「ベルナが座ってくれたら返してあげるよ」
「うー!」

なんとか取り返そうと躍起になるベルナはちょこちょこと動いているため、なんらかの小動物みたいに見える。かわいい。

「んんーー!……はぁはぁ

手を思い切り伸ばしては届かず、しまいには疲れ果てている。

「ほらー疲れるだろ?だから座っとけって」
「いやこれあんたのせいだから…………はぁーもう!」

やっと諦めたのか、どさりと床に座り込んでくれた。良かった。そのままベルナの武器を荷物置き場に戻し、ベルナの側に座る。

……ここにいてもちょっとは動けるようなこと、出来ると思うけど?」
……何。今度は何を企んでるの」
「えー?ベルナがここに座ってくれるまでのお楽しみ」

俺の提案に案の定訝しんだ顔をする。こことは俺の胡坐の上だ。

嫌。またなんかするつもりでしょう」
「するけど」
「ほらやっぱり!」
「でも今回のはちょっと違うよ。体動かすことが前提だからな」
………ほんとかしら」

疑念を晴らさないままじっと俺を見やる。そうだなぁ

「体動かしたくないの?」
動かしたいけど」
「じゃあここに来て?」
………

じとりと俺の足元を見るベルナ。これから何をされるかまた考えてるんだろうな。……あともう一押し。

「運動にもなると思うけど?」
「運動……
「あと、健康的になれるってのが一番の理由かな」
「けんこう、てき……

さあ、どう来る?ベルナ。

………………何してくれるの」

そう言っておずおずと俺の上に乗っかってきた。よし!陥落した!嬉しさに思わず抱きしめてしまう俺。

「んっ……ちょっと!やっぱり、」
「だーめ。運動、するんだろ?」
「ぐうぅ……

ベルナが唸る。逃げ出そうにも俺が強く抱きしめているからそう簡単には逃がさせない。
さあ、運動開始だ。

「ん、……ふぁ、?!にゃにっ、」
「かわいい~、ベルナ」

脇の下を指先ですりすりと撫でる。

「にゃ、ひゃうっ、ふふふっ、や、やめ、」

くすぐったそうに身を捩るのがとても可愛い。脇の下に指全体を使ってついーっと滑らせる。

「ひゃふっ、あははは!だめらってば、っほんとに、」

ベルナの顔を見ると表情を崩して笑い転げている。しばらく脇の下をくすぐる。

「どう?いい運動になるだろ?」

そう言って休憩させるために指を離す。

「は、……はぁ……はぁ……なにがよ………

良い感じに疲れてるな。体も暴れてたし。まあ俺が押さえつけてたけど。

…………クラウドばっかり何かしてくるの、ずるい」
「ん?」

呼吸を整えた後、じとりと俺の顔を見る。

……仕返ししてやる」
「えっ」

その言葉とともに肩に手を掛けられ、床に仰向けにされた。仕返しって今度はまさか。

「ま、ちょ、ベルナっ、」
「さあどこをくすぐってほしいのかしらぁー?」

悪い笑みを浮かべ俺の上に馬乗りになり、思い切り脇腹をくすぐり始めるベルナ。

「ま、ふはは、待てって、ちょっ、あははは!!」
「私の気持ち存分に教えてあげるわよー?」
「まっ、待ってっ、分かった、分かったからっ、ふは、」

さっきベルナにした以上の倍時間くすぐられ続け、息も絶え絶えになる。
……そうしてしばらく経った後。

「ふへ……はぁ……はぁ……
「んふふ、この勝負、私の勝ちね!」
「だから……はぁ……勝負じゃないんだって……

勝ち誇ったようにふんぞり返るベルナだが、そもそも勝負じゃなくて運動なのである。

「どうかしら?抵抗できずに体を蹂躙される気持ち、分かったかしら?」
……分かったよ」

ようやっと息が落ち着き、馬乗りになっているベルナの腰を撫でてやる。

……まだ分かってないようね」
「分かったって。もうしないから。でも撫でさせて」

半目で見てくるベルナだったが、腰を撫でる手をどかそうとも嫌がろうともしない。

「思い切り笑うのも健康の秘訣だからな?ちょっとは気分転換になっただろ?」
…………まあね」

そう言ってそっぽ向くその横顔はちょっと不貞腐れている感じ。
………そういえば、この体勢、なんかちょっと…………いいな。馬乗りなままのベルナの下半身を見る。
……次やる時、この体勢でもやってみようかな。そう思い、ベルナの両腰をがしりと掴む。

「えっちょ、なに、」
「なんかさ、この体勢……えっちだなぁって」
……は?!……んぁ、!」

ベルナの腰を俺の腰に擦りつけるように動かすと、甘い嬌声が響いた。

「な、何するのよっ、」
「なにって?」
……変なことしないで!」
「してないよ」
「ただ運動するだけじゃなかったの、?!ぁ、」

まだゆすっているため下から伝わってくる快感にベルナの体がかくりと傾く。

「運動してるじゃないか」
「んっ……もうあんたは都合のいいことばっかり言って!」

そう言うとベルナは俺の上にうつ伏せになり、首に腕を巻き付けた。あーもうおしまいか。
体の位置がずれたためゆすりを止めてベルナの腰に腕を回す。

「ん、運動出来たね?」
………クラウドのバカ」
「よしよし」

罵声という名のお礼を言われる。そのぶすくれたこめかみにキスを落とすと、くすぐったそうに身を捩った。

「これからも暇な時はする?」
……しない!」
「えー?いい運動だと思うんだけどなぁ」
「今みたいにえっちなことし始めるから嫌。素振りの方がいい」
「だから素振りはダメだってば。……昼も強制的に運動させようか?」

懲りないベルナのお尻を思い切り愛撫し、すりすりと陰部の方へ手を滑らせる。

「わ、分かったってば!手!やめて!」
「ほんとに分かったのかー?」

腕の中で慌て始める恋人の耳元に話しかけ、するりと陰部をなぞる。

「んっ、分かったから、お願いゆるして……っ」

涙目で訴えるベルナに俺はやっと股から手を離し、その体を抱えたまま床から起き上がる。

「はい、いい子」

顔を覗き込むとそっぽを向かれる。

いつもいつも子ども扱いして
「子ども扱いじゃないよ、恋人扱い」
………ふん」



また不貞腐れた顔を前に向かせ、その唇にかぶりついた。