雨鶴
2026-05-27 12:07:30
596文字
Public 小話
 

毒事情

例のお題話の没ネタ昇華小話。六年生の毒耐性について。

昔な。伊作が取ってきたノビルの中に玉簾が混じっていたんだ。あれからかもな。耐性がついてきたのは。

昔な。長次が作ってくれた夕食の蕗の薹料理の中に福寿草が混じっていたんだ。あれから耐性がついてきたと思う。

昔な。伊作と長次が試作品と称して作った傷薬の中にナンカヤバいのが混じっていたんだ!大変だった!きっとそれからだと思うぞ!

まあ、今もか。伊作と長次が作る兵糧丸には大概毒が入っている。それからかも知れないな、私達の毒に対する耐性の高さがあるのは。


……と、云う話を聞いたのですが本当ですか?善法寺先輩、中在家先輩」
「「うん?」」
医務室の伊作へ薬草集を届けに来た長次に、乱太郎は尋ねた。
「まさか、そんな訳ないですよね?」
いつもの困り顔みたいな、笑顔で乱太郎は二人を見てアハハと笑った。
「いくら毒の耐性を付けるなんて先輩?」
……
長次は唇に指を当てて、思案仕草をしている。伊作も柔和な笑みを浮かべたままだ。
「え、伊作先輩中在家先輩
「うふふ、どうだろうねェ」
もそ」
二人の言葉に乱太郎も、それ以上追及することはしなかった。

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例のお題話の没ネタ消化その②です。
没にしたのは【六年生の設定が当宅の独自設定と長次が出てこない】と言う事でした。途中まで書いてて、どうやっても長次が主人公にならないので止めました。