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望月 鏡翠
2026-05-26 15:09:33
1010文字
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日課
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#2096 にやりと相棒23
#毎日最低800文字のSSを書く/@tmysmst
僕はその後、びっくりすることを知りました。
おばあちゃんの具合が良さそうだというので、病院についていったんです。そうしたら、そこにスターがいたんです。
僕はスターがどうなったのか気になっていました。だから、再会はとっても嬉しいことでした。
スターって、星っぽくないのにどうしてスターという名前だったんだろう。そう思っていました。でも再会したらよくわかりました。
僕が出会ったのは、スターの一部でしかなかったんです。
だから、彼は口が聞けなかったんです。
スターは、星の形をした大きな海亀でした。その背中には小さなお庭があって、そこに水やりをしてお花を育てているのが僕たちが出会ったスターだったんです。
おばちゃんの相棒でした。
おばあちゃんの相棒もおじいちゃんの相棒も、海の生き物だったんです。病院で具合が悪いおばあちゃんの付き添って、相棒もずっと病室にいました。でも大事な思い出をとりにいきたかったスターは、自分の一部を浜辺に飛ばしたんです。
相棒も記憶はあんまりなかったらしいです。相棒が教えてくれました。ここの島に引っ越す前、まだおじいちゃんとおばあちゃんが元気だった頃です。家を建てる場所を探して、島をお散歩していたときに、一度だけあの磯を歩いたことがあるのだそうです。
そのときはまだあそこに小屋がありました。海が見えて、波が静かでとっても素敵なところだったそうです。
おばあちゃんはその場所がとても好きだったのですが、海に近すぎて危ないし森を越えたところにあって、生活するにはあまりにも不便なところです。だから住むのは諦めました。
その代わり、秘密基地としてそこに宝物を埋めたんだそうです。思い出をまたとりに行くことができるように。
でも、島に来ておばあちゃんはすぐに具合が悪くなってしまって、おじいちゃんは家をつくるのに忙しくて、宝物をとりに行く時間はなかったそうです。
だからおばあちゃんに思い出をまたみて欲しくて、スターは自分の一部の自由に動き回ることができる部分で探し回っていました。
元気になったおばあちゃんは、ポストカードを見てものすごく喜んでいました。もうあんまり遠くに行けないから、いろんなところの景色を見られて嬉しいと言っていました。
一人で冒険に行ったのは、間違いだったのかもしれません。でもおばあちゃんが喜んでくれたのは、とってもよかったです。
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