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望月 鏡翠
2026-05-25 01:55:28
924文字
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日課
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#2095 にやりと相棒22
#毎日最低800文字のSSを書く/@tmysmst
次の日、僕は家で大人しくしていました。
キンシンショブンです。
物凄く怒られて僕は落ち込んでいたので、元気にお出かけしていく気にはならなかったんです。疲れているから、ゆっくり休めとも言われました。
僕はお母さんを泣かせてしまいました。
凄く悪いことをしたんです。
家で相棒と一緒だったので、まだ真新しい庭を眺めながら二人でゆっくりと一緒に過ごしました。僕は相棒に言わなくてはいけないことがあるんです。
「相棒、僕は君に言わなくちゃいけないことがあるんです」
「なんだよ、相棒」
僕が昨日ごちんとしたせいで、相棒は頭が痛そうです。お詫びに膝に乗せて、ずっと優しく撫でていました。僕が撫でるとゴロゴロと喉を鳴らしてくれるので、まだ嫌われていないんだと思って安心します。
「昨日、ぶってごめんなさい」
「僕が火花を出そうよって言ったんだよ」
「でも、僕はひどいことを言ったので、君に謝らないといけないなと思ったんです。あとはお礼も言いたいです。助けてくれて、ありがとう」
相棒は僕のために、あの暗い森を越えてくれました。僕は怖くて歩くこともできなかったのに、生まれてすぐの相棒は僕のためにやってくれたんです。大人を探して、助けを連れてきてくれたんです。
「いいよ、僕って優秀だからね」
「うん。それで僕考えたんです。君って僕の相棒であり、命の恩人です。命を助けてくれる人って、ライフジャケットとかライフセーバーとか、そういう名前がついていますよね。だから、僕の名前を助けてくれた君のことは、ライフっていう名前がいいんじゃないかと思うんです。僕のことを助けてくれた、僕のライフ。どうかな」
膝の上で寝ていた相棒が、飛び起きました。
「それって僕の名前!」
「そうです」
「僕の名前はライフ!」
「君が気に入ればなんですけど」
「気に入ったよ相棒!」
ライフは嬉しそうに跳ね回ったあと、僕の膝の上に戻ってきました。
「僕はライフ。よろしく、にやり」
「よろしくね、ライフ。君がいたら僕はきっとなんでもできます。でも、僕は火花から火を起こす方法はわからないので、練習しておきます」
僕はにやり、相棒はライフ。
僕たちは相棒です。
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