山本
2026-05-23 22:59:02
1088文字
Public 短編
 

Smooches or Making Out?

現パロ🐯🕒♀の同棲設定キスの日



「なァなァ、ロー。ちょっとこっち向いて目閉じてくれよ」
休みが重なった日曜昼下がりのリビング。食器を洗い終えたサンジが楽しそうにパタパタとやって来てローの隣に座った。
また何かを企んでるなと思いつつ、午後からは何をしようかと思案していて手持ち無沙汰だったローが大人しくサンジの言った通り、サンジの方を向いて目を閉じる。
「こうか?」
「うん。そのまま、目を開けんなよ?見えてねェよな?」
「見えてない。何かあるのか?」
ローが薄目を開けていないかなど警戒する様子のサンジにちょっと笑みが浮かび、こうした何気ない時間も同棲の醍醐味だなとローが実感する。
テレビは配信サービスのホーム画面になっており、話題のオリジナルドラマのプロモーションが聞こえている。特に見たいと思っていなかったドラマだったが、複数人が理不尽な状況にどうするのかと言い争っている会話にちょっとだけ興味が湧く。
サンジが、その音声に紛れてそっと動いたのが伝わった。
何をと思っているとふっと吐息が微かに触れ、唇に柔らかく温かい感触が触れる。
ローが驚きで一瞬動けず、思考が一気にテレビの音声から目の前の存在感に集中したところで、触れた唇がふにっとローの唇を微かに二度、食んでゆっくり離れた。
急に寒く感じられた唇にそろそろと瞼を持ち上げると、至近距離ではにかみ頬をうっすら染めて悪戯成功といった笑顔を浮かべているサンジ。ローが思わず、咄嗟にその引き締まった細い腰を両手で抱き込み膝の上に引き上げると、細さの割に力強く料理する両手がローの首に回され抱きつかれる。
「このままここでイチャイチャすんのとベッドでじっくりイチャイチャすんの、どっちがいい?今日キスの日なんだってよ」
「そりゃ嬉しい記念日だな。それなら、ここで十分堪能してからベッドでもたっぷりキスと、それ以上をしたい。駄目か?」
「ははっ!我儘だなァ。いいぜ、特別に許してやる。その代わり夕飯どうしたいか考えとけよ?」
「そんなのデリバリー一択だ」
「わっ!ちょ!?んむっ」
ローがサンジを抱き締めて押し倒し、ソファーでそのまま深く口付け始めると、いきなりの行動に驚きつつも背に腕を回し受け入れる。
サンジは金糸の髪がサラリとソファーに零れるのを気にもせず、長い足を三人がけのソファーからはみ出させて必死に舌を絡め応える。ローはその仕草に一気に興奮しながら、ここ最近SNSを覚え始めたからそういうことも知りやすくなったんだなと、SNSも悪くないと感じながらワイドパンツ越しに太腿から腰へと撫で上げ、吐息ごと飲み干すようにキスを続けた。