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chisen0501
2026-05-21 20:40:05
6724文字
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桐智カレンダー2026感想
桐智カレンダー2026の感想です。素敵な作品をありがとうございます。
【6月イラスト・うりり様】
淡い紫と青で彩られた優しい雨の世界。
長靴に挿した紫陽花、二人にそっくりなてるてる坊主、傘の中で咲く虹、ビーズのようにきらきらと連なる雨の滴。ソファの上にちょこんと乗った鮫のぬいぐるみと硬球。絵本のように軽やかなタッチで描かれたすべてが、おとぎ話の世界のよう。
読み止しの本を膝の上に置いて、桐島さんを見上げる要くんの、少年らしい瑞々しく初々しい姿。ポケットに手を突っ込み、端正に微笑む桐島さんは、雨の日に小さな奇跡を起こす魔法使いの青年のようです。二人だけの幸せな雨の一日。
【6月小説・ゆびぃ様】
「洗濯物は外に干せないし、重々しい天気が続くのは気分がいいものじゃない」と、雨の日が苦手な要くん。対照的にそれを楽しんでいる桐島さん。二人の間で交わされる会話も情景も、映画のワンシーンのよう。
映画と言えば作中で語られる映画は『雨に唄えば』ですね。そんな昔の洋画を知っている桐島さんのセンスがとても素敵です。雨の中で歌い踊る姿も似合いそう。
限られた文字数の中で過不足なく語られる二人の「恋と熱」。イラストの要素を見事に汲み取って、素敵な作品を書かれるゆびぃさんもまた魔法使いです。
【7月イラスト・310様】
夜空に光の華が弾け、火薬の匂いが風に乗って漂う真夏の夜の空気が伝わります。
花火を指さす要くんを優しく見つめる桐島さん。腰に回された手からも、二人の関係が伝わります。イメカラの黒い浴衣が似合う要くんと、あでやかな牡丹の浴衣を粋に着こなす桐島さん。対照的な装いがおしゃれ!花火の光が髪、頬、鼻筋、唇、指先にまで反射している描写が効果的で素晴らしい。喉仏や鎖骨、手や肩など骨格がしっかりと男性的で素敵です。線がシャープで美しく印象的。夏の夜の二人、男の艶やかさと色気が漂います。
【7月小説・aotoame様】
「あの花火、蝶々が花に群れてるみたいですね」
夜空に打ち上がる花火を指さしながら言う要くん。その言葉をきっかけに、お互いを蝶や花に例え合う二人。仕掛けたり煽ったり、言葉遊びを駆け引きのように投げ合う会話の魅力に引き込まれます。このやりとりがまさに桐島さんと要くん。賢い二人らしい応酬が、本人の声で再現されます。310さんのイラストそのままに、浴衣を着て花火デートをしている二人。声が聞こえ、絵がそのまま動き出すような、素敵な小説です。ラストシーンは要くんがとても可愛らしい。
【8月イラスト・もちづき様】
プールデートする水着姿が眩しい二人。艶やかな髪の表現も、八月の眩しい日差しの描写も素敵。むすっとした表情で不満そうな要くん。可愛い顔とは対照的なシックスパックに目が吸い寄せられます。水面の光が反射しているようなキラキラした髪も美しい。桐島さんが用意した水着も似合う。布地の質感の描き方が凄い!
要くんとは対照的に楽しそうな桐島さん。色白なボディが眩しい。
涼し気な水色と対照的な黄色とオレンジのハイビスカスが、画面をより華やかに引き立てて、鮮やかな二人の夏が完成しています。
【8月小説・靄子様】
「トレーニングに付き合ってほしい」
そんな口実でまんまとプールに連れて来られた要くん。桐島さんへのバリケードが浮き輪、という選択がとても可愛らしい。そして、連れて来られた理由が、単に自分の遊びに付き合わせたいためではないと気づいている。本音を隠した会話の応酬が、いかにも洞察力がある二人の個性と機智に溢れていて、とても魅力的です。珍しく動揺する桐島さんも、満足そうにつきあってあげる要くんもまた可愛い。もちづきさんのイラストからそのまま会話が聞こえるような夏の二人です。
【9月イラスト・草世木様】
なんて可愛らしい月世界の兎さんたち!
要くん兎がロップイヤー、桐島さん兎がぴんと伸びた長いお耳、というデザインが二人の個性によく似合っていて、とても可愛らしい。ふわふわ、きらきらした雲のようなお餅の上で、たすきをかけた二人は餅つきをするはずが、思わぬハプニングが。要くん兎を押し倒している桐島さん兎のお尻に、くるんと丸い尻尾が見えて、とても愛らしい。二人の和装が髪の色と同系色で、柔らかな色彩が美しい。ふんわりと優しいタッチと色合いが、ファンタジーの世界にぴったりです。
【9月小説・はらす様】
現代的でスタイリッシュな作風のはらすさんが書いたファンタジー!
あまりにも可愛らしく、ころころと転がる兎の桐島さんと要くんがとても幸福そう。ふわふわと幸せな気持ちになります。そして会話のセンスとテンポが相変わらず最高です。スマートに餅を乗りこなす桐島さんと、暴れまわって口が悪い要くん。キャラクターの解釈が原作のイメージ通りです。
優しくキュートな草世木さんの世界を、そのままに可愛らしく再現する文章力がさすがです。そしてラストの一文、オチがあまりにもぴたりと見事に決まっています。
【10月イラスト・HACHI様】
ハロウィンの二人があまりにもキュート!舌を出してVサインをする桐島さんは、前髪をピンで留め、ギャルのような可愛さ。桐島さんのノリに押され気味の要くんは開いたお口も、ちらりと見える白い歯も愛らしい。くせのある柔らかそうな要くんの髪も、ストレートなさらりとした桐島さんの髪も質感が伝わります。二人の周囲に散りばめられたお菓子も、小さなお化けの桐島さんと要くんもポップで可愛い。茶系のカラーに合わせて、頬の色がオレンジ系なのもおしゃれ♡そして何よりキラキラした瞳の表現が素敵です。
【10月小説・ちせん】
自分の作品なので省略します。
【11月イラスト・汐田様】
紅葉した秋の森の中で顔を寄せ合う桐島さんと要くん。もうそれだけでエモいです。二人の間に挟まるハチワレの猫ちゃんがひたすら可愛い。温かな色彩で描かれた背景と、その世界にマッチする装いの二人がおしゃれです。カジュアルな要くんも、スマートで大人っぽい桐島さんも、キャラクターのイメージにぴったりです。アーガイルチェックのVネックから見える要くんの鎖骨が色っぽい。
キスをする直前の二人は、どんな駆け引きをし、言葉を交わしたのだろうと想像が膨らみます。ドラマティックな秋の二人、素敵です。
【11月小説・葦べ様】
「下心がバレてるんですよ」
同じフレーズを最初と最後に使う構成の巧みさ、美しさに感嘆します。葦べさんというと長編作家のイメージがありますが、短い文章でも完成度はさすがの出来栄えです。文句を言うつもりで発した言葉が本当にその通りになってしまう展開も、ラストシーンの決め方も素敵です。
そして、食べ物をねだる勝手気ままな野良猫ちゃんの描写がまた、リアルであり、同時にすこぶる愛らしい。桐島さんから見た要くんもまた、ハチワレ猫ちゃんに負けていないほど可愛らしい猫ちゃんでした。
【12月イラスト・きなこ様】
高層ビルのレストランでクリスマスデートする二人。照明を落とした空間で静かに寄り添う姿が、それだけでロマンチックです。要くんの手にそっと触れる桐島さんの指先や、触れている手に視線を向けない姿にもメロついてしまいます。スーツにネクタイの桐島さんとニットにジャケットを合わせた要くん。装いがスマートで都会的。テーブル上の灯りを受けて金色に光るシャンペンのグラスも、二人の上半身も、落ち着いた色合いがシックで素敵。そして、この後二人はどこに
……
と想像を巡らせてしまう。艶やかな二人だけの聖夜です。
【12月小説・なむ様】
要くんの手を撫でる
……
と言うよりもむしろ愛撫する、と表現した方がふさわしい。桐島さんの描写があまりにも色っぽい。
「
……
その執拗で、だが壊れ物を扱うような手つきは彼との夜を思い出させるようだ」
この文章だけで、あまりの色気に倒れそうです。しっとりとした描写にため息が出ます。
端正な文章で紡がれる、二人の過去と現在の関係性。少ない文字数の中で、必要なイメージを過不足なく表現されていて素晴らしい。きなこさんが描く艶やかな二人の描写と、完全に重なっています。ラストの一文も素敵でした。
【1月イラスト・とりてん様】
お互いのイメージカラーの着物で装う二人。マフラーを巻いた要くんも、タートルネックを合わせた桐島さんも、和装を粋に着こなしています。クリアなタッチと色使いが素敵です。
たこ焼きを食べさせられている要くん、頬を赤らめて、嬉しさを隠せない顔が可愛らしい。桐島さんの大事な手に息を吹きかけて温める要くん。今度は桐島さんが頬を染める番です。手を温めることに夢中で、桐島さんのまなざしに気が付かない様子もまた可愛い。息が白く凍る一月の大気の中でも心は温かい。そんな二人の幸福感が伝わります。
【1月小説・ちせん】
自分の作品なので省略します。
【2月イラスト・うりり様】
真横からの構図だった六月とは打って変わり、上からの俯瞰の構図。雪を被った鮮やかな紅梅が美しい。花の色と暗色のダウンコートや茶系のチェスターコートとのコントラストが映えます。お互いのイメージカラーのマフラーを巻いているのも素敵です。桐島さんの艶のある髪も、要くんの柔らかな亜麻色の髪も、すべてが水彩画のようなタッチで、優しくて繊細。
しんしんと雪が舞い落ちる中、笑顔で語りかける桐島さんと、少しだけ唇を尖らす要くん。見えないところで繋いでいる手は、春の始まりのように温かそうです。
【2月小説・汐田様】
イラストでは梅の花に隠れて見えない二人の繋ぐ手は、桐島さんが着ているコートのポケットの中!桐島さんが「見た目の髪色に反して子ども体温」という描写が、意外性があってとても可愛い。「ほな今すぐ帰ってポカポカになろか」と匂わせ発言する桐島さんと、すかさず応戦する口の悪い要くん。まさにこの二人ならではの醍醐味です。冷たい雪の描写など、文章から季節をリアルに感じます。鮮やかなピンク色の梅に目を奪われるシーンは、映像が目に浮かびます。一番寒い季節の中で、同時に春を感じ取る二人が素敵です。
【3月イラスト・えん様】
ピンク色の桜のグラデーションと淡い緑の影が、あまりにも艶やかな春!
短く切った前髪のせいで、爽やかさが加わった桐島さん。ますます美貌が際立ちます。三つ揃いスーツのウールの質感も、ネクタイやポケットチーフのシルクの光沢も素敵。
要くんと歳が数か月しか違わないのに、とても大人な印象です。
白い薔薇のブーケを贈られた要くんは、柔らかな髪も横顔も少年の美!制服の緑がかった青色のグラデーションも美しい。
桐島さんから手を繋がれて、どこに連れていかれるのかと想像力を掻き立てられます。
【3月小説・はらす様】
「美しくて胡散臭い」という表現がぴったりな桐島さん。ハイブランドの三つ揃いスーツで完璧に装い、白薔薇の花束を手に新車で迎えに来た「怪しい雰囲気のイケメン」。警戒しつつも、そんな彼に高揚してしまう要くんが純情で可愛らしい。
桐島さんはさらに「明日から夫婦になるから」とぎこちない顔をしている要くんを言葉で翻弄します。こういう言葉を投げて来るのが本当に口八丁な桐島さんらしい魅力です。これからバッテリー(夫婦)になる二人が向かう先は新しい希望の日々。ラストも爽やかな読後感が残ります。
【4月イラスト・もちづき様】
目に飛び込んで来るのは、ふっくら艶やかで、真っ赤ないちごと白いいちごの花。生クリームとカスタードクリームが美味しそうな食べかけのいちごタルト。絵の中から甘い匂いがふわりと漂います。あどけない寝顔の眠り姫のような要くんと、寝顔を見つめるナイトの桐島さん。傍らに置かれた誕生日のプレゼントは解かれないまま。テーブルの上に置かれたお酒を飲み過ぎたのでしょうか。甘くて優しいミステリーのような、お誕生日月の素敵な一枚です。
二人の髪も服も背景も、すべてが水彩画のように繊細で美しい。
【4月小説・葦べ様】
「お互い落ち着いた大人になるのはまだまだ程遠いらしい」
外見のクールさとは正反対に「意外とドジ」「普通に要領が悪い」二人が、キッチンでわちゃわちゃと初めてのお菓子作りをしたのが要くんの誕生日ケーキ。美味しそうないちごタルトは彼らの可愛いらしい奮闘で生まれたものでした。目覚めて触れるだけのキスをされたのに、意に介さない要くん。そんな態度も、二人が今までに築いてきた親密な関係を思わせます。
ラストシーンまでとても可愛い。まだ大人になり切れない二人の甘くてキュートなお話でした。
【5月イラスト・こが。様】
祝祭のように華やかに舞う紙吹雪の中で、眩しい笑顔を浮かべる二人。捕手らしくキャップのつばを後ろに回した要くんは、無邪気な笑顔があどけない。あの智将要圭がこんなに屈託なく笑っている、それだけで心を揺さぶられます。桐島さんも肩の力が抜けた自然な笑顔で、重なる手から二人の愛情と信頼が伝わります。
鮮やかなオレンジ色の花束、深い青に果実の赤が際立つユニフォーム、明るい色の髪や健やかな肌も、観客席や青空を背景に鮮明に浮かび上がり、美しく印象的。映画のラストシーンのように幸福感に包まれます。
【5月小説・てら様】
丁々発止に軽口を叩き合う二人。回転が速く口の減らないバッテリーらしい会話がひたすら楽しい。生き生きした描写に声が聞こえます。実は甘い関係にあるという前半の描写もギャップがあって素敵。桐島さんのおどけた言葉で要くんの最高の笑顔を引き出した結果が、まさにこがさんが描かれたイラストで、文章との一体感が素晴らしい。
肩を寄せ合い眩しい笑顔を見せる二人の写真が実は
……
という設定もお見事です。カレンダーに繋がっているのもさすが!ラストの一文、買えずに完売してしまったら号泣して床を転げ回ります。
【6月イラスト・きなこ様】
ジューンブライドの六月は、光と透明感に溢れたきらめく世界。
青系でコーディネートされたブーケもふわふわと漂うシャボン玉も、光の中で淡く輝いていて美しい。ブーケを受け取ろうと手を伸ばす要くんが儚げで、しっかり捕まえていないと消えてしまいそう。寄り添い肩を抱く桐島さんも要くんと同様に、髪も瞳も澄んだ色彩と繊細なラインで形作られて、本当にきれいです。この瑞々しい二人が近い将来、あの幸せに満ちた聖夜の二人になっていくのでしょうか。涼やかな色合いと繊細なタッチに見惚れてしまう一枚です。
【6月小説・靄子様】
「飛んで来たものを落さないようにするのは捕手の習性」という、咄嗟の行動に出てしまう要くんがとてつもなく可愛い。
結婚式後の中庭で行われたブーケトスの場面が映像で目に浮かびます。「要!おめでとー!」と大きな声を響かせる新郎は、藤堂くんでしょうか。
落下物をキャッチするのは何よりも得意な要くん。ブーケを見事受け止めたというのに、俯いて赤くなってしまう姿が本当に可愛い。桐島さんの言葉が背中を押して、もう一人のジューンブライドが誕生するのでしょうか。ラストの一文、幸福感に満ちています。
【7月イラスト・米粉様】
眩しい七月の陽射しが降り注ぐベランダで、家庭菜園の収穫をする二人。真っ赤に実ったトマトと艶々した緑の葉、しゃがんだ二人の表情、光を浴びて艶めく髪、着ている服の皺まで描写があまりにも見事です。ベランダに置かれたプランターの植物も細部まで緻密で豊かに表現されています。突き当りの植物が置かれた棚も、室内の描写も青空に浮かぶ入道雲も、一つ一つが驚くべき精度。魚眼レンズのようなアングルも素晴らしい。
ごく日常的なシーンが米粉さんの筆力にかかると細部まで鮮やかに表現されます。
【7月小説・靄子様】
緑が溢れるベランダは、「ガキがやるおまじないみたいなモン」がきっかけという桐島さん。桐島さんが新しい植物を次々に増やし、要くんがそれを甲斐甲斐しく世話をする。ささやかな行為の裏に、相手に対する深い愛情とつなぎ留めたいという気持ちが隠れている。
そんな二人がベランダで育ったトマトを収穫する。熟した実を鋏で切りながら、楽しそうに息の合った会話が弾む、日常的で大切な二人の一場面。これからもこの平凡で幸せな日々が続いてほしいと願わずにはいられません。幸福な夏の一ページのようなお話です。
以上です。ありがとうございました。
ちせん
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