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遊音。(ゆね)
2026-05-20 19:09:14
1418文字
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SS: おでこ。
同棲中tgkbで、kbkのおでこが可愛いって言うだけの話です。
カバキが身支度をしてリビングに戻ると、キッチンに居たトガシが珈琲の入ったサーバーと赤いマグカップを持ったまま固まった。
「
……
なんですか
……
?」
見つめられたまま動かないので、カバキは袖元のカフスボタンを留めながら怪訝な顔をする。
「
……
なんですか、じゃないよ。珈琲こぼさなかったの褒めてくれる?」
トガシはそういうと、手にしていたサーバーとマグカップを置いて、一気に詰めよってきた。
「えー、なにそれ。スーツ! しかもなんで、髪! おでこ?! 見えてる!!」
カバキはあまりの勢いに眉をしかめる。
「結婚式に行くって言ってませんでしたっけ?」
「聞いてたよ、知ってるよ! だから、スーツはいいとして、何それ! 髪型いつもと違うじゃん! なんでアップ!?」
カバキは今日、高校時代の友人の結婚式に行く。大阪ではなく東京で結婚式をあげるということで、実家に帰る必要もなく自宅から行くためにスーツに身を包んだ。髪型も正装ならある程度ちゃんとしないといけないか、と普段と違うオールバックにセットをしてみたところ、どうやらトガシには好評のようだ。
「惚れ直しました?」
少しかっこつけて頭を傾げて言ってみると、ものすごく不満そうな顔をされた。
「ダメだよ、ダメ。みんな惚れちゃうじゃん。なんでおでこ出しちゃうの?」
不評だった。カバキは困って眉を寄せる。
「そんなこと言われましても
……
」
「カバキくんのおでこ貴重なんだから、そんな恰好してそんな髪型にしたらみんな惚れちゃうよ。お持ち帰りされたらどうするの?」
トガシが肩に手をおいて、まじまじと髪や顔をあちこちを見てくる。
「お持ち帰りするのは、トガシさんだけですよ
……
」
「そんなわけないよ、めちゃくちゃ女子が狙ってくるよこれ! そういえばなんで眉毛ださないの?」
「なんか
……
前髪あげると怒ってると勘違いされることあって
……
」
「そうなんだ?」
カッコよくて可愛いのにね、といいながらトガシはカバキのおでこを見る。
「えー、それでいっちゃうの? ダメっていったらやめてくれる?」
「
……
なんでそんなに嫌がるんです?」
「だって、カバキくんのおでこは走ってるときか、抱いてる時だけだから」
「だっ
……
」
思わずカバキは額を手で押さえる。
「変なこと言わないでください」
「あ、顔赤くなった」
トガシが声を上げて笑うと、おでこをおさえていた手を取られて、そこにトガシがキスをする。
「ほら、キスしやすいし。そのまま行くなら俺の名前書いていってもらおうかな」
「
……
わかりました」
めんどくさいな、と思いながら、カバキは洗面所に向かう。
「ねぇ、カバキくん、おでこ見たらしたくなったから、してから行かない?」
キッチンから聞こえてきた声にカバキは「帰ってきたらにしてください!」と叫んで、鏡を見る。あんなことを言われたら人前で額を見せることができなくなってしまった。どうしてくれるんだ、と悪態をつきながらカバキは髪をおろして固めた髪にむりやり櫛を通し、いつも通りの髪型に直していった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
トガシの言う通りの時しか見えない
…
と勝手に思っています。一人カバキのおでこに狂っているのがまだ続いています。可愛い。可愛い
…
!
カバキ眉見えると結構凛々しい(男らしい)感じします。
これは短いのでタグつけませんでしたが、たぶん『かりそめ。』の二人。
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