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丹羽燐
2026-05-19 00:45:34
1137文字
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死ぬまでいっしょ
コナンくんに呆れさせがち,息抜きのワンライ
またやっている。そうコナンが呆れて物も言えなくなるぐらい見慣れた光景がポアロで繰り広げられていた。
「もう! 炎上する発言は控えてくださいって言ってるのに!」
「あはは、すみません。気をつけます」
そう笑うのは、喫茶ポアロの大人気店員安室透こと、公安警察のトップである警察庁警備局警備企画課に所属する警察官で、黒の組織へ潜入捜査中の降谷零。重大な使命を背負っているはずの人だ。
その人がまた軽はずみな言動をして、安室透としてのバイト先の先輩である年下の女の子に怒られている。本業はどうしただとか、威厳はないのかだとか、そんなことで目立っていいのかだとか、そもそもまたとはなんだとか。コナンには突っ込みたくなるところがたくさんあった。
それでもしないのは、尋ねたところで碌な返答がもらえる気がしなかったのもあるが、あれほどの重責を背負う人が生き生きとしているならいいか。そう思ったからだった。
それに、繰り返し過ぎていて、あの園子ですら犬も食わんと言い放っているのもある。
「直るまで言い続けますからね!」
既に言っているだろうという突っ込みもしない。ただ、その後の返答はコナンの予想すら凌駕するものだった。
「情熱的だなあ、梓さんは」
「え?
……
どういうことですか」
話が読めず、思わずコナンも梓とと共に首をかしげる。二人揃って眺める安室は、柔らかな日差しに照らされているせいかなんだか無性に絵になっていた。
「僕と一生一緒にいてくれるってことでしょう?」
「ち
……
違います! 絶対に!」
「だってほら、直るまで言うって言ってくれたじゃないですか」
安室は得意げな表情で梓の声真似をした。梓本人ではなくともそういう意図ではないと言い切れる。それを丸っと無視してこの男は言ってのけただった。
さすがのコナンも、ついに仕事のしすぎて頭がおかしくなったのか、と一瞬疑いかけた。ただ、その声音に、様子に違うもの見つけた気がした。証拠なんてものは何一つない直感で、園子のことを笑えないと一人で釘をさす。
「
……
死ぬまで直さないってことですか」
「さあ? どうでしょう。梓さんはどう思います?」
「今すぐにでも直してください」
地を這うような低い梓の声と、軽やかな安室の声の温度差で熱帯魚は死に、結晶が析出しそうだった。カフェインの結晶は白だっけ、とついコナンの思考が現実逃避し始める。
「コナンくん、どうしたんだい? そんな渋い顔をして」
気がついているのかいないのか、よくわからない人が突然こちらを向いた。およそ安室透ではない表情に、コナンはため息をついてから口を開いた。手元のグラスで氷が揺れ、カランと鳴った。
「
……
今、ボクに話ふらないでくれる?」
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