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ortensia
2026-05-16 23:23:30
1063文字
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カトマク
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カトマク(?)
ワタクシはイベント系に参加できる性格ではなかなかありませんでして←
「がんばれ」
そんな言葉に意味なんかないしなんの価値もない。相手を煽る皮肉くらいになってでもくれればまあまあ。お兄ちゃんがんばって、例え年下の子供が言ったところで、それは変わらない。純真無垢だろうと、なんの悪意も悪気もなかろうと、それは結果を保証するものには成り得ないし、免罪符にすらならない。
よぉくわかっている、しっている。そして言葉自体には罪も罰もない。
「は?」
「頑張ればイケると思うんだよね。だから自分に激励?」
「いや、それムチャするってことじゃん
……
?」
思案げだった彼の顔がぱっとこちらを向いた。マックスは視線だけを寄越すということをしない。できないとかいう構造の話はさておき、その顔と正面から向き合えるのが好きで、自分でも顔ごと彼に向けてしまうのが常だ。
「そこまでじゃないよぉ。ちょっとだけ、ちょっと頑張るだけだって。」
笑い声でマックスは言う。顔の前で掌をこちらに向けて手振りするおまけ付き。
「ちょっとだけ頑張ってさ、今より上をいっちゃおう、ってワケ。」
おどけて言うマックスだが、互いにわかってる。仕事の話だ。わかりきってる。
「だからカートも、俺と一緒にちょっとだけ頑張ってくれない?」
純真無垢で悪意も悪気もない。この男に関しては時と場合によるが、それはつまり、時と場合によってはそういう裏表のない言葉を、なんの衒いも躊躇いもなくポンと出してくるということだ。
けれど言葉の意味は受け手が付ける。誰も彼もが同じ言葉を使っているはずなのに、不思議なことだ。だからこそ今の自分に向けて言われた彼の言葉は、こちらも真っ新な気持ちで受け取ることができた。
俺らみたいな奴が何言ってるんだって感じだけど、こういう時、自分の中に誠実さと呼べるかもしれないものが残っていたことを感じて、不思議な気持ちになる。だから逆に、マックスにも誠実さがあるんだろうなと、漠然と思っている。星のない宇宙に差した、仄かな光のような。もがけば沈む宇宙の暗闇の中、やっと手繰り寄せたささやかな光で見るのは、他の救いなんかじゃない、お互いだ。ただの信仰かもしれないけれど。
「
……
それを最初に言えっての。」
「でもそのつもりでいてくれたでしょ?」
「言わなかったらどうしてやろうかと思ったぞ。」
「きゃ〜。こわ〜い。俺に何するつもりだったのカート〜。」
「ナンデショネ。」
右、左と肩を回す。じゃあ、まあ。がんばりますか、ちょっとだけ。
「カートくん。ガンバレ、ガンバレ!」
それ今はやめてくんねえかな。
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いつもリアクション絵文字等ありがとうございます。
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