うすねず
2026-05-08 23:18:02
1649文字
Public カイスト
 

腹揉みフログラ

あたラブの更新とは何一つ関係ない落書き

「なあ、いつまでやってるんだい、これ」
「んー、飽きるまで」
……くすぐったいし、いい加減止めて欲しいんだが」
「やだね」

突然現れたフロウがおいらの腹を揉み始めてしばらく経った。
今、おいらは宿のベッドに座った状態でフロウに抱え込まれている。気が付いたら座らされていてこうなっていた。
裸足の足が絡みついていて立ち上がることもできない。
で、そんな状況でフロウはおいらの腹をぐにぐにと遠慮容赦なく揉みしだき続けている。本当に遠慮しないな。一応人の腹なんだけど。
くすぐったくて笑いだしそうになるし、たまに痛いし、けっこう本気で止めてほしい。
ちょっと抵抗してフロウの腕を抑えてみたりもしたんだが、おいらの力じゃかなわないんだよなあ。
「じゃ、せめてその耳元で喋るのやめてくれよ」
耳に空気が当たるたびに背筋がゾワゾワする。なんでか知らんがやたら小さい声で話すせいで耳を澄まさなきゃいけないから余計に。
……ふーっ」
「うわあっ」
息を吹きかけられて、思わず飛び上がった。
絶対ニヤニヤしているな。背後を見なくてもわかる。


諦めてされるがままになっていたら、なんだかひやっとした。
フロウの手が服の下に入り込んできたらしい。
「うわ」
フロウの手って意外と冷たいんだなあなんて思っていると、脇腹を鷲掴まれて思わず声が出る。そのままぐにぐに揉んできたもんだから閉口した。
腰が勝手に跳ねて逃げようとするが、がっしりと抑え込まれていて叶わない。
思わず声が出そうになって咄嗟に口を抑える。
あれ、なんでおいらは笑うのを我慢してるんだ。まあいいや、ここまで来たら意地だ。
「~~っ、あのさ、本当においらの腹を揉むためだけにわざわざ来たのかい」
「ああ、柔らかさが欲しくてな。五つくらい世界渡ってきた」
「ええ……
何がそこまでさせるんだろう。いや、それよりだ。
「おいらの腹ってそこまで柔らかいか」
「そこそこ」
「そこそこかあ……
断言されてもちょっと悔しいが、そこそこってのもなんだかなあ……
でもフロウはそのそこそこな腹を揉みにわざわざ世界を渡ってまで来ているわけで。
うーん、暇なんだろうか。
わからん。おいらは考えるのは得意じゃない。
そして少しでも気を逸らしてくれないかなーと思って話しかけたのに脇腹を揉みしだくフロウの手はちっとも緩まない。
もう寝ちまおうかな。いつまで揉んでるのかわからんしな。
「うっ」
なんて考えていたら腹を揉んでいたはずのフロウの指が臍に入り込んできた。そこは関係なくないか。柔らかくもないだろ。
「ぐ、うぇ」
グリグリと押し込まれ、なんとも言えない不快感が下腹を襲う。
不快、というか、落ち着かないような、痛いような、そうでもないような。チクチク突き回されているみたいだ。
おいらが耐えていると今度は臍の入り口をスリスリと柔らかく撫でまわされる。
なんか腰回りがそわそわするな。
「うぐっ」
気を抜いたところにもう一度臍に指を突き立てられ、内側から外へ向かって引っ掛けるように何度も掻かれる。さっきみたいに押し込まれるのよりはマシなんだが、痛いとくすぐったいの一歩手前みたいな変な感じだ。
ひとしきり臍を弄って飽きたのか、フロウはまた腹を揉み始めた。こんなに揉まれたら捥げちまうんじゃないか。もげても再生するけどさ。
「あれ」
なんか揉まれた感じがちょっと違うような。
さっきまではくすぐったいだけだったのに、なんだかざわざわする。というかいくらおいらでもわかる。これは性感ってやつだ。
これ以上この感覚を追いかけるとマズい気がして、天井の角を見ながら気を逸らす。
寝よう。うん、寝よう。
寝ている間に何をされるかわからんが、このままより大変なことにはならないはずだ。多分。

で、無理矢理寝て起きたらもうフロウはいなかった。
あのまま起きていたらいろいろと不味いことになってた気がするので、寝て正解だったなあと思いつつ、おいらは部屋を出た。