東博能 生きる国宝『翁』
東京国立博物館 本館1階 特設能舞台
2026年4月17日(金) 14:00開演
『翁』
翁:宝生和英
三番叟:野村萬斎
千歳:藪克徳
面箱:野村裕基
大鼓:亀井広忠
頭取:住駒充彦
脇鼓:住駒匡彦、住駒俊介
笛:藤田貴寛
本後見:佐野由於
後見:朝倉俊樹
地謡:田崎隆三、金井雄資、辰巳満次郎、田崎甫、辰巳和磨
『対談』
宝生和英(宝生流第20代宗家)
野村萬斎
浅見龍介(東京国立博物館副館長)
*・*・*
本館1階の奥「A室」に特設された能舞台。壁の全てが反響板になっているかのようで、音がとにかく部屋全体に響く!響く!😳
通い慣れた能楽堂とは一味違う音響になっていたので、まさにこの日だけの『翁』となっていた。
短い橋掛かりの奥にある揚げ幕(出入口)は、見所側に向けて斜めに設置されていたので、先頭の裕基くんが立ち上がる瞬間から観ることが出来た。
宝生流宗家の翁を観るのは久しぶり。やはり若い人が演ると、若い翁になるなァと。フレッシュで動きが綺麗だった。
奥で控える萬斎さんも、最初は険しい表情をしていたが、お囃子が鳴ると、ふわっと軽くなり、翁が終わって広忠さんの大鼓が鳴ると、その笑みはさらに増した。
ちなみに、最初だけ広忠さんがちょっと緊張されてたような?気がする。大鼓を構える手つきが少し強張ってるような気がした。でも萬斎さんが、視界に入ってきたらエンジン加速でいつも通りに😊
今回の萬斎さんの三番叟は、国立能楽堂40周年の時を思い出すような『笑顔の三番叟』だった。後の対談やRadiotalkでも語っていたが、宝生流宗家に伝わる黒式尉がとても良い面だったことから、自然と大サービスしてしまったらしい(笑)
てか、烏飛びが今まで観てきた中でも上位に入るくらい物凄く高くてビックリした。大、中、特大って感じで飛んでおり、還暦なのにむしろ若返ってる!?と思った😂💦(ソンナノアリ!?)
エコーが効いてる部屋なだけに足拍子はシン・ゴジラそのものだった。てか先日、映画祭で観たばかりだったので、ホントに足音が似てると思った😂
あと足拍子が凄すぎて舞台の角にヒビが入ったらしい⁉️😂
萬斎さんは以前、加齢に伴い今までのような踏み方してたら身体壊しちゃうとかナントカ言ってたけど、アレはなんだったのか?ってくらい物凄い三番叟だった。満足。
『対談』
宗家と萬斎さんの対談って、昔にも観たことあるんだけど、今回は宗家が司会進行役。
東博能のコンセプトとか、今後の公演では屏風も変えるとか、前田家が拝見した演目で揃えたとか、次世代に繋ぐために若手中心の演者で揃えたとか、宝生流や野村家と加賀藩の繋がりとか、いろいろ興味深いお話、納得するようなお話が聴けた。
今回使った能面は白式尉と黒式尉、どちらも宝生家のもので、白式尉は最近も使ったけど、黒式尉は基本的にシテ方が使うことはないので、前回は誰が使ったか定かではないとのこと。兄弟みたいに似ており、そこから、にこやかな気持ちになって、萬斎さんはだいぶサービスしたらしい(笑)
実際に能面を改めて見せてくれたけど、その時に面箱の蓋の裏にも前田家の家紋が入っており、それも見せてくれた。萬斎さんも面と鈴をしまう時に気付いて、お!と思ったらしい(笑)
副館長のお話によると、A室は窓のシャッターが最近まで壊れてて開かなかったが直して開くようになったので、今回は自然光の中で上演したとのこと。
改めて、チケットは瞬殺だったので、この日だけの『翁』が観れたことに感謝したい。
【Radiotalk】職業、野村萬斎 #285
https://radiotalk.jp/talk/1417334
※今回の東博能について語ってくれています。
お便りもチラッと取り上げて頂きありがとうございました🙏
以前観た宝生和英さんと萬斎さんの対談⬇️
https://chaosnokanoke.xxxx.jp/archives/26357
三番叟/三番三 鑑賞歴⬇️
https://privatter.me/page/6787bf1c538f9
過去の観劇日記はコチラから⬇️
https://privatter.me/user/mijuppa
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