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三毛田
2026-05-07 20:55:19
1071文字
Public
1000字7
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50 【50/バカップルな二人】
50日目
俺たちバカップル!
「バカップルっていえばさあ」
「ん?」
そんな言葉とともに、俺と丹恒に視線が集まる。
「ファイノンとモーディスはどうなんだよ」
「あれは片方が一方的に煽って、もう片方がその喧嘩を買ってるから何とも」
そもそも付き合ってるかすら怪しいじゃん。なんて言われたら俺も答えられない。
「アンタたちは、ところ構わずイチャイチャしてるでしょ」
首を振る星に、呆れた顔をするなの。
「しかし、突然どうした」
「ネットの記事」
「なるほど」
丹恒はスマホを見せてくる彼女たちに、納得したように頷いて。
「バカップル結構! ただでさえ丹恒は魅力的なんだ。こうでもしないと、他の人がお付き合いしたいとか言い出しかねないだろ」
「俺はお前一筋だから、何と言われようと別れるつもりはないが」
「たんこ?!」
ぎゅっと抱きしめて、頬ずり。
「これを引き裂くとか、魔王に低レベルで挑む勇者でしょ」
「その例えは分かりづらいよ、星」
「バカップルにちょっかいかけるなら、馬に蹴られたほうがマシな目に遭うよ」
これ、私よりヤバい男だから。という呟きは、俺にしか届いてないはず。多分。
ちょっとだけ丹恒に聞こえてた可能性は、捨てきれないが。
「丹恒。膝枕して!」
「二人がいるだろう」
「ウチらのことはお構いなく」
「むしろ、バカップルしててくれる方が静かだから、バカップルしてて」
なんだそりゃ。意味が分からん。
丹恒も同じことを思ったようで、眉間にしわが寄っている。
「まあ、バカップルって言われるのは悪い気はしないけど」
頬ずりすると、頬ずり返されて。
「いひゃい」
その後頬を引っ張られた。地味に痛いけど、悪くなかった。
「くふふ」
「だから」
「丹恒とこうしてると、俺も色々落ち着くから」
キスはしなくても、触れ合うだけで幸せで落ち着くのだ。抱き着くだけでも、いい。
「丹恒は、バカップルって呼ばれるのは嫌?」
「事実だと言われたら、そうだと受け入れるしかないというだけだ」
「俺と恋人っていうのも、嫌?」
「それが嫌だったら、そもそも付き合っていない」
優しい声色と表情を、俺へと向けてくれる。
愛されてるなぁって思いながら、抱きしめて。
ついでにキスすれば満たされていく。
「うん。バカップルでいいや」
「お前が満足しているのであれば、俺は構わない」
本当そういうところだ! 大好き!
思う存分イチャイチャしてから、宿題を追え。夕飯もしっかり食べる。
「丹恒、一緒に寝よう」
「いつも一緒に寝ているだろう」
呆れられた。
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