ゆいしろ そう
2026-05-06 08:51:13
687文字
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屈折したベク遊ルート中の遊馬くんとⅣさん達


「ゆう、ま……?」

 日に日に見かける遊馬の様子がおかしい。
何があったのかとか、色々聞きたいけど。

「あ、Ⅳか……どうしたんだよ」

 俺に会うと作り笑いをしている。
辛そうで見ていられない。

「どうしたじゃねーよ。お前、最近眠れているのか。顔色が」
「ごめん、そろそろ行かないと。あいつが待ってるから」
「待てよ!!」

 気がついたら、俺は遊馬の腕を掴んでいた。
抵抗する力もないのか、されるがままだ。

「離してくれよ。見られたら困るし」
「家に来い。Ⅲも心配してる」
「駄目なんだ、俺。あいつを一人にはできない」
「ベクターの何がいいんだよ……くそっ!」

 遊馬をここまでしやがって。絶対許さねぇ。
俺は半ば無理やり、家に連れて行く。

 **

「遊馬、いらっしゃい。ミルクティーでいいかな?」
「う、うん」
「Ⅳ兄様から聞いていた以上に、酷い表情になっているね」
「そんなに酷い、かな……ははっ」
「何も聞かないから、安心して。セキュリティも万全だし」
「ベクターはそんなやつじゃ」
「どうだろ。前世での行いは許されるものじゃない。
現世でも……遊馬に迷惑をかけている」
「ほら、とにかく食えよ。Ⅲのスコーンは美味いぞ」
「あり、がと。外、騒がしい?」
「もう来たのか」
「大丈夫ですよ。Ⅴ兄様が食い止めています」
「最悪、3対1だろうな」
「ふふっ、あり得ないでしょう。彼一人に手こずるわけが」
「兄貴から加勢しろって、連絡が来たけど」
「こういうときの彼は化け物並みの強さですね、ホント」
「遊馬はここで優雅なティータイムしてろよ」
「でも」