コット
2026-05-05 11:53:32
1359文字
Public
 

不可逆の午後

書き終わったら物理にしたいワンコイン500円本
R18温度差BL導入
🔥💧リバ エロコメディ

必要な注意書きが多すぎるので、地雷があるタイプの人にはまっっっったくおすすめできぬ!!!!

【朗報】うちのコが間にはさまっている友情出演アルカディア闘士女子組 🔥💧リバの可能性ありノンケBL非童貞処女×非童貞処女初夜腸内洗浄(スカなし)攻めフェラあり💧モブ事後表現あり軟禁可哀想な兄者かわいい攻めとかっこいい受けうちのコが間にはさまってる(ここまで一息)(大事なことなので2度言いました)





 それは、穏やかな休日の昼下がりだった。
 ――だった。つまり、そうではなくなった、という意味だ。

 場所はモザイクコーヒー。今日はアルカディアの女闘士らの女子会だ。ハニー・B・ラブリーを筆頭に、ヤーナ、シュガーライオット、珍しくヴァンプ・ファタールまでがいる。
 今日の話題の中心は名誉統一王者だ。ふらりと通りすがった彼女は、あっという間に捕まって、女子たちから質問責めにされていた。主に、恋人についてだ。
 果物を好む彼女のために特別に注文された、トラル産の南国フルーツの盛り合わせをつまみながら、ヤーナが尋ねる。

「で? 最近はどうなんだよ?」
「うん。仲良くしているよ」
「そうみたいね。それにしたって目撃情報が多すぎるから、少しは気になさいな」
「アイツことだからわざとでしょ。嫉妬と独占欲、コッワ〜」
「仲が良いのは良いことでちゅよ」

 わいわいと賑やかな席に、突如、ぬっと黒い影が落ちた。

……あ? なんだよ、レッドホットじゃねぇか」

 ヤーナが顔を上げると、そこに立っていたのは巨躯の男だ。アルカディアの闘士で、タッグマッチを専門とするエクストリームズのひとり、通称レッドホット。
 ヴァンプ・ファタールがついと首を巡らせてから、軽く傾げた。

「ディープブルーの姿が見えないわね。珍しいこと」
「なにかご用でちゅか?」

 彼がひとりでいるのは、本当に珍しい。しかも、顔見知りとはいえ、女性の集団に話しかけるタイプではない。
 レッドホットは、どこか思い詰めた顔で口を開いた。

……兄者のことで、相談がある」
「私達に?」
「いや、……名誉統一王者に、だ」

 顔を見合わせる女子たちの真ん中で、彼女が大きな瞳をゆっくりとまばたきする。

「なぁに?」
「あれから、兄者が、よそよそしい」

 むっつりと言葉を切ったレッドホットが、次に放った言葉があまりにも衝撃的だった。
 
「男同士のやり方を、教えてくれ」

 ぶはッとヤーナが口に含んでいた果物を吹き出した。
 
……なんでちゅって?」
「話が飛躍したわね」
「ちょ、あたしが配信回してなかったこと、心から感謝しなさいよ⁉︎」
「お、男同士の話なら、男に相談しろよな!」

 ヤーナが至極もっともなことを叫ぶ。
 だが、レッドホットはわずかに首を傾げただけだった。

「? お前なら、知っているはずだ」

 まるで、幼子が親を万能だと思い込むような、まっすぐで揺るぎない信頼。
 インプリンティング。刷り込み。生まれたばかりの雁が、初めて見た生き物を親だと思い込んでしまう学習現象。そんな言葉がメンバーの脳裏を駆け巡る。
 面々の動揺をよそに、当の本人はのんびりと口を開いた。

「それは、依頼?」
「ファイトマネーの、貯金がある」

 ぱちりとまばたきした彼女が、ふわりと微笑む。

「いいよ」
「いいのかよ⁉︎」

 反射でツッコミ入れたヤーナですら、冷静だったわけではない。その人はあっさり立ち上がり、身を寄せ合って恐れ慄く(中には好奇心に輝く瞳も含まれたが)女子らを置いて、レッドホットと共に去っていく。

 そうして、決して穏やかならぬ午後が、はじまってしまったのだ。――主に、当事者たる彼らにとって。