ᰔᩚネタ しまさんᰔᩚ
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ᰔᩚプロット 369さんᰔᩚ
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(以下プロット)
格好いい男だと評されることが多い。
凛とした姿勢。揺らがない視線。理路整然とした言葉。他人に媚びず、恐れず、堂々としている。
自分もまたそうあることを、当然のようにこなしてきた。
「レイシオって本当に格好いいよね。そういうところが好き」
アベンチュリンはこうしてよく『格好いい』という。
最初は悪くなかった。しかし繰り返されるうちに、それは形を変えていった
——格好いい自分でなければ、好きでいてもらえないのではないかと考える自分がいた。
アベンチュリンの前で、無意識に背筋を伸ばすようになったのは、その頃からである。
疲れている日でも、隙を見せない。
嫉妬も、不安も、独占欲も、みっともない感情は排除して、彼の導き手にならなければならない。
格好いい男は、負の感情を抱かない。
抱いたとしても、悟らせない。
それが当然だと思い込んでいった。
そんなある日、アベンチュリンが他の男の話をした。
何気なく。なんの脈絡もなく、唐突に「最近流行りの俳優、格好いいよね」と語りかけた。
胸の奥がざわついた。
喉がひりつく。理屈が追いつかない。
自分より格好いいのか。自分より魅力的なのか。
その瞬間、綺麗に整えていたはずの自尊心に亀裂が入る。
「何故そんなことを」
なんて言えなかった。開きかけた唇を噛み締めた。
言い返せば格好悪い。不機嫌になれば幼稚だ。
嫉妬を見せれば、今まで積み上げてきた『格好いい自分』が崩れる。
だから、何も言えなかった。
ただ、静かに笑った。
その笑顔が、自分でもひどく作り物に思えた。
格好いいと愛されることは、こんなにも窮屈なのか。
アティニークジャクは、ペラペラと俳優について語っていた。
好きでいてほしい。
だが、その条件が『格好いい自分』であるなら。
それ以外の自分は、どこへ置けばいい。
胸の奥で、押し殺した感情が膨らんでいく。
嫉妬。独占欲。みっともない欲。
それを認めた瞬間、自分はきっと格好悪くなる。
それでも。
彼が他の男を格好いいと言ったとき、確かに痛んだのだ。格好いい男である前に、ただの一人の男として、彼の恋人として、好きでいてもらいたい。
笑えていると思っていた。
いつも通り、静かに。
余裕のある表情で。
「この俳優、ちょっとレイシオに似てるよね。格好いいし、立ち振る舞いもスマートでいい演技をする」
「そうか。君の趣味は一貫しているな」
自分でも驚くほど、声は平坦だった。
だがその奥で、何かが軋んでいる。
最近流行りの俳優。整った顔立ち。高身長。落ち着いた声。アベンチュリンが楽しげに語る『格好いい男』
自分と、重ねられているのか。
それとも、比べられているのか。
胸の奥に小さな棘が刺さる。
「うん、やっぱり格好いい」
みてみて、と無邪気な一言。
端末に表示された写真を見せられた、その瞬間。
「
……そんなに、いいだろうか」
制御する前に、声が落ちた。
低く、わずかに掠れて。
アベンチュリンが瞬きをする。
「え?」
「単なる俳優だろう。それは画面越しの偶像にすぎない。君が語るほどの実体はないはずだ」
理屈が先に出る。
止まらない。
「それとも。彼の方がいいのか?」
自分で言ってから、遅れて理解する。
これは、嫉妬だ。
格好いい男は、こんなことを言わない。
他人の好みに動じない。
自分の価値を疑わない。
余裕を崩さない。
それなのに、僕は。
「
……悪い。忘れてくれ」
格好よくあろうと積み上げてきたものが、崩れかけている。
他の男を格好いいと言うな。
喉まで出かかった言葉を、必死に噛み殺す。
それを言ったら終わる。
格好いい男ではなくなる。
ただの、独占欲の強い男になる。
それでも、もう隠しきれなかった。
指先がわずかに震えている。
アベンチュリンの視線を待つ時間が、処刑を待つかのように長い。
「レイシオ」
腕を引かれる。
強引ではない。けれど、迷いのない力。
気づけば、胸に引き寄せられていた。
「
……っ、」
抵抗するより先に、背中に回された腕が締まる。
体温が近い。
鼓動が伝わる。
「可愛いね、レイシオ」
耳元で、低く落ちる声。
ああ、嫌われた。最悪だ。
可愛いだなんて、許される言葉ではない。
「格好いいところが好きだって言ったけど、それだけじゃない」
「っ、」
レイシオの喉が詰まる。
反論したい。
理屈で整理したい。
だが、腕の中でそれができない。
「可愛いは、嫌だった?」
静かな問い。
逃げ場はない。
「
……」
否定すれば、また格好いい男に戻れる。
肯定すれば、崩れる。
長い沈黙のあと。
「
……嫌、というより」
声が震える。
「
……君に、嫌われたくない」
言ってしまった。
幼稚で、独占欲に満ちた感情。
俳優に対してではない。
“自分以外”を格好いいと言ったことに対して。
アベンチュリンが、ほんの一瞬息を止める。
それから。ぎゅ、と抱きしめる力が強まる
漏れたのは、笑いに近い吐息。
「可愛い」
「
……は?」
「嫉妬するんだ。ふふ、可愛いなぁレイシオ」
胸に額を押しつけられる。
言語化されるたびに、逃げ場が消えていく。
「すまない
……僕は、君が思うほど格好良くなんてない。先程、俳優のことを言ったが、僕はいつも君の前では虚勢を張り、自分をよく見せようとしていた
……こんなもの、嘘をついているのと同義だろう。軽蔑されても仕方がない
……本当にすまなかった」
崩れた。
低く、かすれた声が続く。
「それでも
——君が他の男を称賛するのは、面白くない」
はっきり言った。
理屈も、体裁も捨てて。
沈黙。
そのあと。
心底嬉しそうな声が響く。
「今のほうがずっと好き」
背中を撫でる手が優しい。
「格好いいレイシオも好き。でもさ」
少しだけ体を離して、目を合わせる。
「僕のことで嫉妬して、余裕なくなるレイシオは」
視線が柔らぐ。
「最高に可愛い」
胸の奥が、別の意味で熱くなる。
格好いい男ではない。
完璧でもない。
嫉妬して、独占欲を抱えて、余裕を失う。
それでも。
それを抱きしめられている。
拒絶ではなく。
愛おしむように。
格好よくなくても、いいのか。
その問いに答えるように、アベンチュリンがもう一度抱き寄せる。
「レイシオ」
耳元で囁く。
「僕はね格好いいレイシオが好きなんじゃなくて」
小さく、笑って。
「レイシオが大好きなんだよ」
そう告げて覆い被さってくる影。目の前に迫ってくる孔雀は、可愛いさのかけらも見せなかった。
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ここから私が本文を作成させて頂きました。369さんのプロットの旨味をぎゅぎゅぎゅ〜したくて、にあ的な言い回しとか台詞に変えるのは最小限にして肉をいっぱい付けることを意識しています。文章から369さんらしさが薫ってたらいいな〜‼️どうでしたか❔️
しまさんも369さんも別働隊だったけどひよこさんも楽しい企画ありがとございました♡らびゅびーむ♡
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