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雨鶴
2026-05-03 23:45:49
755文字
Public
小話
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なこ長未満
図書室で大暴れした事が過去にあって、なこ先輩に怒られたんですか!?なんだ、それ、美味しい!で出来上がった小話です。
とある日の事である。
長次が一人、図書当番で委員会仕事をしていると、部屋の障子戸がスラリと開いた。
「あ」
顔を上げた長次は、相手の顔を見て思わず声を上げる。
「
…
若王寺、先輩」
「元気だったか?」
やって来たのは、前・図書委員会委員長の若王寺勘兵衛だった。
立ち上がろうとした長次を若王寺は掌で御すと、そのまま机を挟んで座った。
「
…
今日は、どうされたんですか?何か学園に任務の用事でも」
「いや、そうじゃない。お前に用があってな」
「
…
私に?」
尊敬する若王寺の用とは何だろう。それも自分を頼って来てくれたのが、長次は心なしか嬉しくもあった。
何だろう、と長次が居ずまいを正して若王寺の言葉を待っていると。
「長次、お前図書室で小平太と暴れたんだって?」
「
……
えっ?」
長次の顔色がサアッと変わった。
「不破から聞いたぞ。返却した本を汚されて、図書室でぶちギレたんだって?」
「あ、いえ
…
その、あれは」
しどろもどろの口調、長次の目は河童もビックリするスピードで泳いでいる。
「長次」
若王寺は笑顔のまま立ち上がると、長次の背後へ静かに立つ。
「は、はい
…
」
「お前が五年生の時に、やはり図書室に曲者が侵入して大暴れしただろう。その時、『アレ』で随分懲りたと思ったんだが」
「
…
せ、先輩。すみません
…
あれは私の」
若王寺の指が長次のうなじを撫で上げ、忍頭巾をシュルリと外した。
「長次。悪い子には、仕置きが必要だろう」
『何度言っても分からない様な悪い子には』と、若王寺の声が長次の耳に吹き込まれた。
……………………………………………………
なこ長。フォロワ様が呟かれて居た言葉が、サクサクと癖に刺さって書き上げました。正直、長次は年上に弱いのでは
…
?と思ってしまう。
元ネタは忍ミュから。
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