Haya
2026-04-30 10:13:06
5640文字
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MMDイベント『わたおし2026』参加用文書


MMDイベント『わたおし2026』参加向けのレギュレーションの怪文書です。

イベント開催おめでとうございます!今年も推しを推せる機会をくださってありがとうございます。
楽曲はDATEKEN様のVOCALOID民族調曲『紡唄-つむぎうた-』、キャラクターは『刀剣乱舞ONLINE』から伊勢平氏伝来の太刀『抜丸』です。

■開催イベント
【イベント告知】「とにかく、なんでもいいから、私の推しを見てくれ2」【MMD】
 
『わたおし2026』という、MMD作品を通じて大好きな楽曲とキャラクターを推せるイベントです。
イベント参加のレギュレーションに『怪文書』という推しに対する愛を叫ぶための文書の提出がありまして、今回も緊張しつつこちらを記載しました。
今年も怪文書になってしまいましたけどコワクナイヨー(棒読み)。

■楽曲
皆様ご存じDATEKEN様の超名曲『紡唄-つむぎうた-』です。
 https://www.nicovideo.jp/watch/nm6053623

もう今更解説とか不要なのでは?と思いつつ、人の感想はいくらあってもいいものだと信じて書きます。

時の流れを渡っていく舟をこぐようなゆったりとしたリズム、二胡が奏でる響きとメロディー、螺旋を描くように歌詞を交互に繰り返し歌い上げる鏡音リンと鏡音レンの歌声。最高では?と思います(真顔)。

好きな曲が多過ぎて迷いましたが、歌詞とキャラクターとの兼ね合いで今回はこちらを推させていただきました。

本当にいいのか私がこの名曲をと動画作成中に迷いも生じましたが、好きな物は好きなので、大丈夫なはずだよねと。
つまりリンレンは最高って話ですよね。えっ違う?

また、締め切り期間までの時間の問題もあったのですが、手を掛ければ掛けるほどドツボにはまっていく感触があり、申し訳なく思いつつ一番までにさせていただきました。
是非とも上のリンクから最後までお聞きになっていってください。

DAKETEN様のリンレン曲ならparallelines( nm6765815 )が元気でお洒落な感じ、step by step( sm32536069 )は優しくスイートな雰囲気でお勧めです。きりがないのでこの辺りで。

■キャラクター
今回の推しはオンラインゲーム『刀剣乱舞ONLINE』から『抜丸』です。
レギュレーションの例に則って公式HPから紹介文の引用を。
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 https://www.toukenranbu.jp/character/126/
 (公式HPからの引用) 伊勢平氏相伝の太刀。自ら鞘より抜け出て大蛇を払ったことから抜丸。立てかけた大樹を一晩で枯らしたことから木枯とも呼ばれた。諸行無常を伝える揚羽蝶。
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『祇園精舎の鐘の声』の冒頭でおなじみの平家物語の刀をモチーフにしたキャラクターです。

□刀剣乱舞って何?
審神者(≒プレイヤー)が刀剣男士たちを率いて、歴史修正主義者から歴史を守るというストーリーのオンラインゲームです。
時は西暦2205年。『歴史修正主義者』が過去を攻撃し、歴史の改変を目論もうとしている。
これを防ぐために刀剣の付喪神である『刀剣男士』たちが過去の時代へと遡って戦うという、いわゆるキャラクターコレクションゲームです。
キャラクターだけは、博物館や美術館、鉄道などとのコラボイベントなどでご覧になったことがあるやもしれません。

□キャラクターについて
今回推させていただくのは、刀剣男士たちのうちの一人、『抜丸』です。
伊勢平氏(以降、『平家』と呼称します)の家紋にあらわれる揚羽蝶と、禿(かむろ)をモチーフにしたデザインのキャラクター。
セリフを一部ご紹介すると、「立場を与えれば、勝手に動かないと?」「かわいらしさなど、どこをつついても出てきません」「禿(かむろ)に隠そうとしても無駄ですよ」「心配ならば、いっそ翅を摘んでしまえば」などなど。
審神者(≒プレイヤー)を試すような、一種不遜とも思える態度を取るミステリアスなキャラクターです。
なお、可愛らしい外見をしていますが、ボイスはどちらかというと少年声というより青年寄りのボイスです(好き)。
平安時代中期頃の作刀と伝わっていますので、もしも現存していたならばおよそ千年の年月を経ていた古刀だということになります。

なお、初期刀帳の最後から二番目に実装されたキャラクターです。
刀剣乱舞のサービス開始は2015年1月ですが、実装されたのは2022年8月と、実に7年半後。
なぜこんなに実装が遅くなったのかも不明で、ミステリアスさが増すばかりです。

□禿(かむろ)って何?
平安時代末期に平清盛が実権を握った際に、14歳、15歳の童を300人ほど選んで京都市中に放ち、平家の悪口を言うものがあれば家財を没収して連行させるようにした。
(Wikipediaから一部引用)
いわゆるスパイです。
当時権勢を振るった平家の権力を笠に着て京都市中を練り歩いては居丈高に振舞い、京の都の住人から恐れられた、という逸話があります。
とはいえ、禿(かむろ)についての記述は『平家物語』に出てくる記述のみで、他の文書にはこの記述は出てこないとか。

□平家物語と抜丸について
背景として、刀剣乱舞は歴史改変を正すというテーマを持つゲームですので、ゲーム中で、キャラクターに対して『歴史を変えて悲劇を未然に防ぎたくないか』という問いが出される場面があります。
(キャラクター同士の会話劇やキャラクターの台詞などでほのめかされます)

そんな中で、平家一門のかつての栄華を口にし、怪しげな言動を繰り返す抜丸は、やや危険なキャラクターという雰囲気を漂わせています(個人の感想です)。
平家一門の栄華と、その果ての盛者必衰の運命は平家物語で後世まで伝わっているところです。
一時の栄華を口にする抜丸は、何を考えているのでしょうか。

★ーーーーーここから個人的な妄想(飛ばしていただいて大丈夫です)ーーーーー★
※ここからは何の根拠もない個人的な妄想です。
※ここから『刀剣乱舞絢爛図録五』の記述内容のバレを含みます。
 未読の方はご注意ください。少し間を空けます。




















キャラクターデザインとして、抜丸の瞳の赤と青は、壇ノ浦の戦いの悲劇を表しているものだそうです。燃える炎と海の色です。

しかし、一説には、彼自身は壇ノ浦の戦いを目の当たりにしてない可能性があります。(※諸説あります)
(平頼盛が平家一門の都落ちを知らされずに京都に取り残された際に、抜丸を鎌倉に持ち込んだという説があります。)

実際、抜丸は、室町時代までは足利将軍家に伝わっていたという記述があります。
つまり、抜丸自身は平家一門の都落ちに同道しておらず、壇ノ浦の戦いを目にしていない可能性があるかもしれないということです。
だとしたら、彼が目にしたのは何だったのでしょうか。
飛躍しますが、彼が目にし、自らの色として焼き付けたのは、後世に伝わる、『平家物語』によって見聞きした内容かもしれません。
『平家物語』は厳密な史実とは異なり、大本の筋はあるものの各々の地で語り継がれるうちに変形・改作されていった物語です。それは遺された人々が、起きてしまった悲劇を受け容れるための追悼の儀式の一種だったかもしれません。
遠く鎌倉の地にあって、ただの物として何もできないまますべてが終わり、後に琵琶法師が語る物語を耳にして、彼は何を思ったでしょうか。

刀剣乱舞絢爛図録の冒頭にあります。
『物が語る故、物語』と。
歴史を経た文物はそれそのものに物語を秘めている、というような意味でしょうか。
ですが、物そのものが語る物語を選べたならば、いったい何を語るでしょうか。

更に妄想が加速しますが、抜丸は「蝶の栄華を知らしめる」ために、自らをはっきりと平家の刀と分かるように、禿(かむろ)の姿かたちを取って刀剣男士として顕現したのかもしれません。
(回想其の119から、抜丸が禿(かむろ)の姿で顕現したことが意外なことであるらしいことが分かります)
(ただし刀剣男士自身が自分の姿を選べるという記述はなかったと思いますので、これはあくまでも妄想です)
そして髪を禿(かむろ)(肩の上までの長さ)に切り回し、揚羽蝶の姿を模した戦装束に身を包み、審神者の不興を買う可能性がありながら挑発的な言動を繰り返します。
それは『平家物語』にあらわされた蝶の栄華を語り継ぎ、彼らへの鎮魂の思いを表すため。
琵琶法師たちの琵琶の音も絶えそうな現代に、物語を蘇らせ、語り伝えるためだった可能性があります。

伊勢平氏相伝の刀でありながら、平家一門と運命を共にしなかった抜丸にできることがこれだったのではないでしょうか。
一振りの太刀が担うには重過ぎる役割のようにも思えますが、これは彼自身が選んだ役割なのかもしれません。
★ーーーーーここまで個人的な妄想(飛ばしていただいて大丈夫です)ーーーーー★

というような妄想は個人的な妄想にすぎませんので、彼が実際にどのようなキャラクターなのかは刀剣乱舞ONLINEをプレイして確かめてみてください(ダイマ)。

ただ、申し訳ないのですが抜丸は入手機会がなかなか巡ってこないキャラクターです。
通常ドロップにも通常鍛刀にも無く、現在の入手手段はシール交換(※1)のみです(2026/04/30現在)。

(※1)『お散歩』というスマホ版限定のデイリーミッションでもらえるシールを一定枚数貯めるか、新年などの機会に期間限定でもらえるシールを貯めて交換するもの。または「本丸刀剣保存会」に課金して加入すると、一定期間経過でシールがもらえます。

過去の入手機会も期間限定の鍛刀キャンペーン(※2)か、特定イベント限定で一定以上の課金で入手の資格を得られるタイプのものかどちらかのみでした。

(※2)デイリーミッションなどで貯めた資源を元に行うガチャのようなもの。

また、シール交換も、魅力的なキャラクターがたくさんいる刀剣乱舞の中では選ぶのがなかなか難しく
ですが、もし機会があって、気になったら是非入手してみてください。
そして回想其の120(回想はキャラクター同士の会話劇のようなものです)やお花見台詞(特定の景趣で聞けるセリフ)を見て聞いて、ふと洩れだしたような可愛さに悶えてください。

なお、私も初回の鍛刀キャンペーンでは惨敗しています。

あと申し訳ないのですが実は私は平家物語のことほとんど知らないです。
抜丸くんの入手後にあわてて平家物語のビギナーズ版を読み始めたくらいです。
もっともらしいことを書いてしまいましたが全く信用ならない個人の妄想ですのでなにとぞなにとぞ

■MMDモデルの話
もう動画でご覧の通りですね。このおナス式抜丸さんをご覧ください。
可愛いキャラクター本人の台詞では可愛げのないキャラクターと言われていますが、可愛い
それでいて古刀の神秘的な美しさ幽玄さが表されており、素晴らしいとにかくご覧ください。付属の太刀も素敵です。動画メイン部分にうまく入れられなかったのでエンドクレジットの静画で入れさせていただきました。

個人的には、両袖のボリューム感と袴の丸みと大きな瞳の目力の強さが好きです。

本当は袖のひらみを生かした身振り手振りの大きい激しい動きの振り付けを踊ってもらうと大変に映えるモデルさんなのですが、私の力が足りずお見せすることが出来なくて誠に残念ですグギギギギ(悔しさを表現するための歯ぎしりの音)。

■リップモーションについて
作成にあたってこちらの動画を参考にさせていただきました。有難う御座いました。
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【MMD学会】わたしの口パクの作り方【2025年新春MMD祭り】(ふらっとろん様)
 
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動画中で紹介されていたマスク・ザ・春原様のツールは環境の都合でうまく入れられなかったので今回は手打ちで作成しましたが、実は私今までMMDのメニューの『フレーム移動時WAVを鳴らす』の機能を知らずに動画を作ってまして、こちらの動画で初めて知ったので大変有難かったです。

今までずっと、皆さんリップモーションのタイミングをどうやって計ってるんだろう、音声の波形を見て判断してるのかな、すごいな、と思ってたんですよね(ツッコむところです)。

ある意味独学の限界というか、ネット上での調べ物の課題というか、自力で調べてみたときに『いろは』の『い』の字を知る前に『にほへと』の情報を先に見てしまうところというか

感謝の気持ちを込めて上記の動画をコンテンツツリーに設定させていただきました。もし問題がありましたら外させていただきます。

■参考
こちらの怪文書(本当に怪文書ですね我ながら何を書いてるのか)を書くのにあたり、こちらの本を参考にさせていただきました。
『ビギナーズ・クラシックス日本の古典 平家物語』角川書店(2001年初版 2026年74版)

あの、本来は萌え語りとかそっちの方面にいくべき場面だと思うのですが、なぜかこういうほんと自分でも分かんないんですがこんな
こういうなんというか複雑な背景とふとしたかわいらしさを持つキャラクターですので、もしご興味をお持ちになったら是非とも推してみてください。