待兼はる
2026-04-30 08:40:59
3462文字
Public 解説
 

旦那お誕生日

既刊のWEB再録と解説話

ディルックの旦那お誕生日おめでとうございます
今年もメールをいただけてうれしいです。
ミルハーヴェンの景色が好きで、隙あらば赴いて景色をのんびり眺める日々をしていたので、旦那からのメッセージでミルハーヴェンを勧めていただけてうれしかったです。

花畑が見ごろの時期にお誕生日を迎えているの、いいな~

地元に詳しい様子から、モンドという土地と歴史が身に沁みている人というのを感じられました。

この機会に、にぎやかし程度になれば……と思い、昨年発行した旦那本「あかつきに、おはようというには」をpixivにてWEB再録として投稿しました。
当時読んでいただいた方ありがとうございました。
https://www.pixiv.net/artworks/144154146

(ちなみに今年のお誕生日漫画も描き進めていますが、そんなに長くないのに完成してません!すみません!)



せっかくの機会なので長くなりますが、各お話の解説を書いていく~

【タイトルとテーマ】
「あかつきに、おはようというには」はもともと、落書き漫画で幼少期の義兄弟さんの話を描いたときに使ったタイトルだったのですが(https://privatter.me/page/678cf77b1da85)
気に入っていたのと、これをテーマに本を出したいなあと思い再利用しました。

闇に潜む悪を裁いて夜明けを迎えさせる人という印象がある旦那ですが、キャラボイスの「おはよう」でも、壺のあいさつでもかたくなに「おはよう」を言ってくれない。
キャラストやレドデ衣装ストーリーなどにも「真のアカツキは訪れていない」とあるのも関係しているのだろうか……と深読みしていました。
ので、逆にモンドのひとたちから「おはよう」と言われるような、おはようをテーマにした短編集にしよう!という考えのもと作りました。




【幼少期の義兄弟話】


アカツキワイナリーから風龍廃墟に向かう道を進んでいくと仙霊のおうちが集まるエリアがあり、そこにイグサがたくさん咲いています。
旦那といえば突破素材でもあるイグサを一緒に描きたくなる!
ロサリアさんのキャラスト(教会から配られたノート)には、新鮮なイグサがトイレの照明に使える!と書かれていたのが面白く、モンドの人たちはイグサを読書灯にしているかもしれない~という話を友人としたことがあり、そこからの着想です。

若干話が逸れますが、各国のお花の話もっとたくさん聞きたい!先日のモンドイベントでエミリエさんがそのあたりを結構深くお話してくださってうれしかったです。イグサの話も聞きたかった……

ガイアさんは今でこそ、クレーちゃんなど小さい子の面倒をよく見てあげていたり、人に物語を聞かせる姿がよく思い浮かぶのですが(伝説任務やヴェルーリヤミラージュなど)、そのルーツのなかにこういう日常があってもいいなあという妄想でした。知識欲があったり、聡明なイメージをガイアさんに結構抱いている。



【ジンさん話】


場所はワープポイント前付近です。
ジンさんと旦那のこのなんとも形容しがたい距離感のことをすごく愛しています
今改めて序章のふたりのやりとりや、先日のモンドイベを見るとワッと沸き立つ心がある。いい先輩と後輩関係があっただろうな~と想像しました。

小言を言ったり、突き放すようなことを旦那が言っていても、元来あるやさしさをしっかり理解しているかつ、ちゃんと相手を尊重して代理団長として市民を励ますジンさんというやりとりを描こうとしました。

そして自分を尊重してくれているのをちゃんと理解している旦那……という構図。



【クレーちゃん話】


旦那とクレーちゃんの絡みはかわいい(断言)
クレーちゃんも大好きだし、旦那も大好きなので描くのそんなに大変じゃないかも!とモチベーション高くネームしていたのですが、背景や動物(猫)という筆慣れしていない二重苦が襲い掛かり大変苦労した話でした……

ハチワレ猫は、エンジェルズシェア周辺にいる子を勝手にペイズリー(ディオナのデート任務に出てきます)に置き換えて描いています。
一番の気まぐれ猫であるペイズリーに遊ばれる旦那が見たかった。ちょこっとディオナとマーガレットさんを描けたのも楽しかったです。

旦那がクレーちゃんにタジタジになっている姿もいくらでも見たいところ



【ウェンティ話】


旦那が口ずさんでいるのは、原神前日譚漫画セレベンツ0話で、ウェンティが披露している詩「風の歌」の一部です。
セレベンツ内でも古い歌のように言われていたものでしたが、歴史あるラグヴィンド家のご子息であれば、存じていてもよいのでは?というのと、
モンドの人が吟遊詩人でなくても童謡のようにいろんな詩に馴染みがあったらいいなあと思いました。

ここまで書いていて、ジンさんクレーちゃんウェンティ話すべてに、「誰かが旦那に何かを誘う」シーンがあることに今更自分で気づいたのですが、おそらく旦那には何かの輪に入る場所があるということを描きたかったのかも……と思えました。
そう思うとやはり、ファルカが旦那に「いつでも騎士団に戻ってきていい」と誘ってくれることにうれしいと思うのも、同じ感情なのかもしれない……



【ワイナリー話】


最後のコマは、表紙の絵とつながっています。
モコとヘイリーの二人がガイアさんと喋ったあとにキャー!てしているのは、ガイアさんが色男だからです(セレベンツでもガイアさんへうれしそうに手を振ってるメイドさんがいる)

体調不良話が本当に好きで完全に自分の趣味で旦那を寝込ませてしまい申し訳なさもあります(ここの反省はとくにない)
自分が体調を崩したことで夜を護られ、朝を迎える立場になったとき、また自分の辿ってきた過去や信念に対して向き合うのだろうなと思います。
旦那がぎこちなく布団にもぐる場面は、洋画「LEON」で殺し屋のレオンが普段片目を閉じて座りながら眠るため、布団に寝転ぶときひどくぎこちなくなるシーンがあるのですが、そのオマージュ的なものです……これが好きすぎる。

苛烈な七国旅を経験してきた彼なら野宿もしていたかもしれないし、ファデュイに狙われているころは睡眠も疎かだったかもしれない……という妄想の果てでした。
「き……」と言いかけてるのは「騎士団(あるいは”君”)に効率について語られたくない」と言おうとしたものの、もう面倒くさくなっている(億劫になっている)様子でした。わかりにく!すみません

「寒いとか、熱いとか、どうでもいいのに」というモノローグ部分は、旦那の「自分の道を信じてさえいれば、天気が晴れか雨かなんてどうでもいいんだよ」から若干の引用です。


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以上、簡単になってしまいましたが解説でした。
セリフの言い回し、もっとこうすればよかった~とか
ここの補足を本文に入れようと思ったのに忘れていた……とか
こういう話も入れたかったけど製作時間の関係でカットしてしまった!
ということもあり、結構反省点の多い本にはなっていたのですが、自分の中ではひとつ本という形にできた!という達成感のほうが強かったです。(反省はホントにしている)

旦那のキャラストや周囲から語られる彼の話を聞くたびに「過去を語らないけど否定はしない」という旦那を通して、過去が決して変わらないものであることや、自分や周囲は日々変わっていくものであることを考える時間が増えたように思います。

過去があった上で今の姿がある……ということをずっと考えてしまう。
過去から築いた揺るがない信念があるから、不安な夜と不安定な未来を守るという選択を選んでいるのも格好良い。

13時の公式イラストも楽しみに待っています!ここ最近4月のカレンダーといい新規絵をたくさんいただけており、こんなことあるんだ……と夢心地です。



そしてこれは余談かつ未定ですが、描きたい旦那の漫画がずっとあり、スネージナヤをこの身で探索してからでないと完成できない内容の予定なので、来年あたり完成を目指して構想中です。
二次創作のイベントには出ない……と思っていましたが、来年は1つ出るかも?しれない……。その際はまた告知させてください。

ここまで読んでいただいた方いたら本当にすごい!ありがとうございました!


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