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uraneta_365
2026-04-24 02:40:35
5608文字
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芸能ドラマパロ
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イケメンはどの角度でもイケメンなのだと学びました。この状況を説明してください。
色々なお話書いてる途中の息抜きに
※未成年の飲酒は法律で禁止されています。
ダメ、ゼッタイ!!
新衣装の『彩面華』のイラストが素晴らしすぎてその要素も入れちゃいました
お話だと12.13歳ぐらいらしいのでイラストのサクラちゃんより幼いですが12歳サクラちゃんが着ても可愛いかなぁと⋯⋯
サスケは幼すぎるかなぁー12歳が着るには⋯⋯
地味にお誕生日ネタをあるので気になる方は、HappyBirthday Sakuraはご覧ください🙇
数年前、相手の匂いで嗅いでパートナーを選ぶ婚活パーティーがあったんですが今あるかは謎です。
どうしてこうなった?
サスケは、天を仰ぎ自問した。
数時間前。事務所でオビトに鉢合わせした。
「この後オフか?」「カレーは好きか?」「辛い物食べれるか?」
矢継ぎ早に質問されすべて肯定だったため、頷いたら車に押し込まれる。下手したら誘拐と通報されても可笑しくない手際に目を白黒させていると運転しながらオビトが嬉々として語り始めた。
「さっきリンから連絡もらってよ。いま、senjuで大量にインド料理が届いて団員だけで食べきるの大変らしい。リンに頼られたら行くしかないだろ」
照れくさそうに鼻をこするオビトに別に頼られていないだろというツッコミは憐れなのでしないでおいた。
どんな状況だと聞こうとする前に、かつてサクラが言っていたことを思い出す。
『綱手師匠はね、すっごいお酒大好きなんだけど酔っぱらうと色んな人とすぐ仲良くなっちゃて朝まで呑んじゃうってことが多いの。その仲良くなった人が飲食店とか経営してると。よし、なら全メニュー劇団に持ってこい差し入れだ! って酔った勢いで言っちゃうことがたまに
……
結構あってね。嬉しいし楽しんだけど量が、ね』
後半にいくにつれてそのことを思い出すのか哀愁漂わせながら乾いた笑みを浮かべるサクラが印象的だった。今回もその類なのだろう。ちなみに、サクラが主宰である綱手を師匠と呼んでいるのは、演劇の先生であり、舞踊家としての綱手の弟子でもあるから色々ひっくるめて師匠呼びであるらしい。
「着いたぞ」
オビトの声に意識を現実に戻して窓の外を見る。赤レンガ造りの重厚な建物とガラス張りの近代的な建築が一体化した施設。見慣れない建築物に眼を奪われる。
「あれ? お前着たことなかったか? ここが劇団senjuの事務所兼稽古場兼劇場だ。稽古場に関してはここ以外にも都内でも数か所あるらしいけどメインはここだそうだ。伝統芸能から新劇までこなすsenjuらしい建物だろ」
だから、なぜおまえがドヤ顔で語る。冷めた目線を送るサスケをものともせずに入り口でサスケを下ろし、車を置きに行ったオビトを見送りサスケは改めて巨大建築物を見上げた。曲線を描くガラスの外壁には大きなデジタルスクリーンが備えられている。ちょうど映し出されたのは、華やかな白拍子姿のサクラだ。艶やかな口紅で彩られた唇は、柔らかな笑みを浮かべている。しかし、その微笑みは無邪気というよりも相手を試すようなどこか妖しげな余裕のある微笑み。ぱっちりと見開かれた翡翠の瞳は、挑発的で掴みどころのない光を宿してる。NARUTOの春野サクラでも、素の春野サクラでもない。演劇人としての春野サクラがそこには映し出されていた。
「お、次の公演の番宣Vもう出来上がってるのか」
いつの間にか戻ってきたオビトが手で日を遮るようにしてモニターを見上げる。
「今度の作品は、安珍清姫伝説をモチーフにして安珍が実は女性だったらってストーリーらしいぞ。ちなみに安珍役は、リンだ!」
だから、なぜお前がドヤ顔
……
正直、古典や童話というものに疎いサスケは、元の流れを知らないのでオビトとの熱量はどんどん広がっていく。
「元々senjuは古典や童話のアレンジが多いが近年は、男女反転物も多いな。ちょっと前は白雪姫が男だったら~っていうのを公演してたな。その時のリンは白雪姫を助ける小人を従える魔女役でいつもと違った妖艶な、しかしお茶目なところもある役どころで大変良かった」
聞いていないのに語りだしたオビトに白い目を向けるがオビトは気にせず語り続ける。
「まぁ~それで最終的にはその魔女が良い味を出すんだこれが! 流石リンだぜ‼ あ、ちなみにサクラは継母役で義娘である白雪姫と同い年の妻を娶る王に嫌悪して白雪姫と最終的に共謀して王を打ち倒す役な」
「
…………
」
どんな役柄だよ! 魔女が出てくる時点で普通の話じゃないと思ったがどんな話だ
――
不覚にもちょっと見たいと思ってしまった。
それから、オビトの歴代senjuのというより、のらはリンの出演作の話を適当に聞き流し時たま落とされるサクラの役どころに心の中でツッコミながら関係者ゾーンに足を踏み入れる。警備員に顔パスで通されるオビトにツッコむ気は起きなかった。
※※※
「消費手伝いに来たぜ! リン」
そんな掛け声とともに扉を開けたオビトに本日何度目かの白い眼を向けるサスケ。オビトの陰に隠れて中の様子は分からないがスパイスの匂いがここまで辿り着く。迷いない足取りで室内に入っていくオビトに次いでサスケも足を進める。
「あ、オビト。来てくれたの? ありがとう」
「おう、リンの頼みならいくらでも駆けつけるからな! ついでにオレ以外の要員も連れてきた」
サムズアップして背後にいるサスケを指さすオビト。サスケは嘆息して自然な動作で周囲を見渡す。今回の連ドラで短くなってしまったがサスケが好ましいと思う薄紅色がいないか
――
「リンは初めてだよな。これオレの遠縁でもある天才子役のうちはサスケな」
「
……
ッおい!」
突然オビトから首に腕を回されてヘッドロックに近い形で前に踊り出されたサスケはギロりと元凶を睨みつけた。元凶であるオビトはへらへらと笑みを浮かべリンと談話を続ける。忌々しげな気持ちのまま視線を正面に持っていく。こちらの視線に気づいたのかボブカットの茶髪の女性
――
リンが柔らかく微笑む。
「初めまして、のはらリンです。いつもサクラからお話は聞いてるよ」
「あぁ」
「てめぇ、サスケ! なんだそのそっけない返事は⁉ リンが挨拶してんだぞ‼」
近い距離で喚かれることに眉をよせるがそれよりも気になる出来事が目の前に広がっている。
リンの腰回りにガッチリと腕を回し胸元に顔を頬を寄せる薄紅色
――
サクラがそこにいた。だが、気になっているのはサスケだけの様で遠巻きにこちらを見ている劇場関係者やましてや抱き着かれてるリンも部屋に入った時点で目撃しているオビトですら口にしない現状にサスケは首をかしげる。
サクラが緩やかな動きでこちらに顔向けた。オビトとサスケを視界いれるとこてりと首を傾げ、するりとリンから腕を離しこちらに歩み寄ってくる。まるでぽてぽてというようなゆったりとした歩みに益々怪訝な面持ちになるサスケ。オビトとサスケの前に立ったサクラは、オビトを見上げた。
心なしか頬が少し赤いような気がする。
「おう、サクラ。久しぶりだな」
オビトは、サスケを捉えていない手を上げて快活に声をかけるがサクラはムッとした表情で数秒オビトを睨むと口を尖らせる。
「
…………
ずるい、おびとさんだけさすけくんぎゅしてる」
いつもより数段幼い語り口と異議申し立てしたい内容にサスケが口を開く前にオビトが先に口を挟む。
「お、珍しいな。だったら思う存分抱き着いいいぞ」
その言葉と共にサスケを拘束していた腕は外されその反動を利用するように前に押し出されたたらを踏む。慌てるサスケを余所にサクラはわぁーいと声を上げそのままサスケの首元に抱き着く。
「はぁ⁉ ばっ、おい! 離れっ
……
‼」
ぶわりとサクラの甘い匂いとサスケと同じぐらいの身長なのにサスケと違って折れそうな細っこい四肢と柔らかな身体。突然の接触にサクラの肩を掴み引きはがそうとすると、サクラがサスケの顔を覗きこむ。大きな瞳にこれでもかと涙をためて翡翠がゆらゆらと揺れる。サクラの涙にぎょっと眼を見張り固まった。
「さすけくんはぁ、さくらのこときらい? おびとさんには、ぎゅってされてたのにさくらからのぎゅはーいやなの?」
とろりと溶けるような甘い声音なのに、親猫に置いていかれた子猫のような悲壮感が漂う。サスケの肩口の服をぎゅっと握る仕草もいじらしい。あるはずのない猫耳がぺたりと寝かされているようだ。自分の羞恥よりもサクラの悲壮感を何とかしたい。
「
……
いや、じゃない」
絞り出すように紡がれた言葉にサクラは、ぱっと表情を輝かせてサスケに抱き着く。泣いたカラスーー猫はご機嫌にごろにゃんと喉を鳴らすようにサスケの首元にすり寄る。サクラの髪がこそばゆい。落ち着かせるように頭を撫でるとますます力を強めて抱き着いてくる。逆効果だった。
「おぉマジで珍しいな。サクラが野郎に抱き着いてる」
感心したかのようにこちらを眺めるオビトを睨みつけると隣にいたリンが苦笑しながら話し始める。
「ごめんね、サスケくん。サスケくんたちが来る少し前にサクラ、間違えて激辛料理食べて咄嗟に取ったのが、綱手先生の焼酎でね。簡単に言うと酔っぱらってるのよ。しかも、サクラって酔っぱらうとちょっと甘えたがりになって抱きつき魔になっちゃうの。でも、不思議とその対象は女の人だけだから私たちも可愛いからいいかってなっちゃててねぇ~」
申し訳なさそうに語るリンの隣で、ニヤニヤと揶揄したいと顔に書いてるオビトに射殺さんばかりの視線を送りいまだご機嫌に首元に顔を埋めるサクラを見てサスケは最終的に死んだような眼をして空を見つめる。
色々言いたいことは、ある。あの口ぶりからして多分今回が初めてではないだのだろう。
知っているならサクラの近くに酒を置くなとか
昼間から酒を飲むなとか
未成年がいる場所で酒を放置して席を立つなとか
本当に色々言いたいがここで言っても仕方ないことだと諦めた。サスケは、色々思考し熟考するタイプだか饒舌な方ではないので思っている大半を口にしない。小さく息を吐き首に抱き着いてるサクラをそのままに少ししゃがみサクラの足を抱き上げる。それを見ていたリンは口に手をあて「あら」と感嘆の声を上げる。隣のオビトはあんぐりと口を開けて間抜け面を晒していることにフンと鼻を鳴らす。その他から囁かれる言葉を無視していわゆる、お姫様抱っこの状態ですたすたと壁際まで歩いていく。その間、サクラはきゃっきゃっと楽し気な笑い声がサスケの耳をくすぐる。サクラを抱きかかえたまま壁際に移動し、そのまま背を預けて座り込む。
正直この状態で料理は食べれないし、オビトからの揶揄を受けるつもりもない。なら、サスケとサクラをこの空間からないものとして扱えとばかりの意思表示。
しばらくざわついていた周囲もサスケの意図を察して食事に戻る。そんな周囲の様子など意識に入っていないのかの様にサクラは、内緒話をするようにサスケの耳元に手をあて囁くようにお喋りに興じる。
――
あのね、カチュンバルってサラダが美味しかったの。トマトも入ってるからサスケくんも気に入ってくれるといいなぁ~
――
今度の舞台の衣装凝っててねぇ衣装負けしない様に頑張るんだぁ
――
和装でサスケくんが演じるなら何がいいかなぁ
……
あ、助六とか似合いそう江戸の伊達男ってサスケくんにぴったり! あぁ、でも、あれ、歌舞伎の演目だからなぁ
――
あ、誕生日に貰ったぬいぐるね、大切にしてるよ。地方巡業いってるときは無理だけどそれ以外は抱っこして寝てるのふかふかで気持ちいのよ
ときにクスクスと笑いながら小鳥が囁くように、気まぐれな猫の様にころころと変わる話題に心地よく耳を傾けているとぴたりと止まる静寂にサスケは、サクラと眼をわせる。ぷくりと膨らませた頬と不満げな瞳の奥に不安を滲ませている。
「どうした?」
「さすけくん、さくらのおはなしつまらない?」
「? いや」
「なら、おへんじ、して
……
おともだちとたあいもないおしゃべりしたことないから
……
さくらのおはなしに、むりに
……
つきわせちゃったかと、おもった」
サスケの肩口に顔埋めてぽつりぽつりと零す不安を払拭すかのようにサスケは、優しくサクラの髪を梳く。
「
……
さすけくんのおようふく、いいにおいする」
「
……
嗅ぐな」
クンクンと犬の様に鼻をなすサクラに渋い眼差しを送るが嗅ぐことに夢中で気づかないサクラの頭を軽く叩く。
「いたい
……
どこのせんざい、つかってるの?」
「たしか、兄さんがCMやってるやつ」
「あ、うちといっしょだぁ~おそろーい」
何が嬉しいのか分からないがきゃーと喜ぶサクラの頭をわしゃわしゃと撫でる。サクラは基本子猫ぽいが撫でられて喜んでいる様は子犬ぽいなと思いながら手を動かす。
「ふふっかみのけ、ぐちゃぐちゃになっちゃう
……
でも、ふしぎーおそろいなのに、さすけくんからあまいにおいするねぇ~このにおい、あんしんす、るぅ
――
」
それだけ言うと電池が切れたようにぱたりとサスケに身を預け寝入ってしまったサクラ。穏やかな寝顔にこれまでの疲労がどっとでたサスケも壁に身を預け、落とさない様にサクラを抱え直して瞳を閉じる。
その日の夜。
サスケは、居間にあるTVから流れる音声を聞きながら身体をほぐしていた。流石に人を抱えながら地べたで寝るものではないと思いながら明日に響かぬように念入りに
――
『実はですね! 異性の匂いを良い匂い、甘い香りで落ち着くっていうのは遺伝的に相性がいいとされてるんですよ。自分と異なる遺伝子を持つ相手と本能的に嗅ぎ分けてこの人のとの子どもだったら遺伝子的に強い子孫が残せるという生存戦略ですね。まぁ、好きな人の匂いは落ち着くもんですがねぇ~』
聞こえてきた情報に身体が固まる。脳裏に過る昼間の光景
――
とろりととけるはちみつのように甘い声で、眠りに落ちる前、サクラは何と言った?
――
サスケくんから甘い匂いがするねぇ~この匂い安心する
ぶわりと身体の熱があがる。首や頬が熱い。
顔を腕で覆い、畳に寝転ぶ。
「あぁ、くそっ⋯⋯次、どんな顔して会えってんだよっ」
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