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望月 鏡翠
2026-04-20 23:08:19
913文字
Public
日課
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#2055 ラダとイライジャの訓練
#毎日最低800文字のSSを書く/ダーリンランデヴー!
ラダと連絡先を交換した。おとなしいダーリンだから、宿舎にいえばいつでも会えるし、現場に出るときはインカムを借用できる。しかし必要なときに会いに行かねばならないというのは、不便だ。
任務でしか会わないというのは、バディとして健全ではない。戦いのときの立ち回りの癖や、連携をとる練習をしておかなければ、いざというときにどちらかが命を落とす。
そのときはぜひ、ファタールを庇ってダーリンであるラダだけが命を落としてくれればと思うが、そのためにも相方の動きの癖は把握して置いてもらいたい。
そのためにまず、ラダに携帯を持たせるところから始めなければならなかった。人権のないダーリンたちが、ものを所有するというのは諸々の決まり事が面倒くさい。
身元を証明しなくても契約できる、プリペイドフォンが都合がよくそれを与えた。利用限度額だけ自分で管理して貰えばいい。特にプライベートで欲しいものはないらしく、利用料金がかかることには快く同意してくれた。
連絡先を交換してもラダは個人的な連絡はしてこなかった。
訓練が必要になったり任務のときに携行する備品の打ち合わせが必要になったり、それらを加味した上で買い出しが必要になったりしたときに声をかける。
場所と時間を指定する。要件を聞かれる。これは手荷物や服装を確認するためだ。打ち合わせといえばスーツでくるし、訓練といえば運動着でくる。
栄養補給をしたのか確認する。ダーリンは死にはしないだろうが、動作に影響が出るのなら、食事は摂った方がいい。
人らしい習慣を身につけさせた方が、コントロールしやすいというイライジャの考えもあった。眠るときと、職務中、オフのときで、服装を分ける。そうすると周囲が、彼女に仕事を頼んだり声をかけたりするときに、じ感があるのかどうかをすぐに判断できる。
そのために、何度か買い物に出かけ、ダーリンに支給されている額では足りなくなった。イライジャが建て替え、後々の稼ぎで返してもらうことになったので、返済してもらうまでは彼女に生きていてもらわなくては困る。
買ったばかりの運動着に袖を通したラダは、興味深そうにその挙動を確かめていた。
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