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まきわ
2026-04-17 07:12:06
7274文字
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クロリン
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心の在り処
50ミラデー記念話です!
最後のタネやら仕掛けは前にも同じのを使って書いたので説明しなかった(?
ちなみにトールズにおける先輩の籍については捏造です!
1205年春
―
。
夕暮れの学院内をリィンは一人歩いていた。
今日は部活動をしているところも少ないらしく、校内に人の気配はまばらだ。
夕暮れの橙色が辺りを染め上げて切なげな色合いになった中をゆっくり歩いていたリィンは、ある地点まで来て息をのんで足を止めた。
(しまった
…
気を付けてたのに)
本校舎と学生会館の間の通路。
リィンは常から夕暮れ時にそこに足を踏み入れないようにと意識していた。
要請に駆り出されるようになってから学院内にいること自体がかなり減ったし、この時間校内をうろうろすることもほとんどなくなった。
だからこそ夕暮れの時間帯に学院内を移動する時は『ここ』を通らないように意識していたのに。
(クロウを
…
喪った
…
あの日から)
この辺りに来ると、まるで殴られる動作を目の前でされた時のように体がすくむ。
痛みを受けると知っているから、心がそれを予感して縮み上がるのだ。
『よ、コーハイ君』
軽い調子の声が頭で響いてリィンはびくりと体を震わせた。
あの日、ここでクロウにかけられた声。
ちょうど夕暮れの中だったのを今でもはっきり覚えている。
だからここを通って、でもあの声はもう二度と聞こえてこない事を改めて刻まれて心が切り裂かれる。
その痛みにリィンの心と体は勝手に怯えてしまうのだ。
「ク
…
」
咄嗟に名前を呼びそうになって口を噤む。
きゅ、と唇を噛んで溢れそうになった名前を飲み込んだ。
あれ以来、リィンはクロウの名前を声に出して呼ぶことを避けていた。
人と話す時にもあえて名前を出さないようにすらしていた。
(呼んでも
…
もう二度と応える声が聞こえてこないのが辛いから)
ぎゅ、と拳を握り締めてリィンは痛みに耐えて、身を翻した。
ここを通るのは辛すぎる。
変わらない景色が、刺し貫くように変わってしまった事を突き付けてくるから。
二年後。
リィンは上の方にちらりと覗いているトールズ士官学院本校の正門を坂の下から見上げて感嘆するようなため息をついた。
変わらない風景に懐かしさの一言で片付けるには大きすぎる感情が胸に溢れてくる。
ふ、と全てを包むような微笑みを浮かべて隣を見
……
たが、そこに立っているはずの姿がない。
リィンは表情をジト目に変えてそのまま顔を後ろに向けた。
「こら」
「いやー」
「いやーじゃない。ここにきて尻込みしないでくれ」
「つってもよー」
リィンの数歩後ろで気まずそうに頬を掻いているクロウにため息をついて、リィンは苦笑しながらその数歩分を足早に戻った。
「ほら。行くぞ」
「っておい」
聞かずにリィンはクロウの手を握って、引くようにして歩き出した。
そうするとクロウは素直に手を引かれながら正門に向かって歩き出した。
二人は今日、とある手続きのために本校を訪れていた。
「日曜学校に初めて行くがきんちょかよ」
「クロウがそうさせてるんだろ。
…
そんなにビビらなくても大丈夫だと思うぞ?」
少し挑発混じりに笑って言うとクロウはややむっとした顔をしてから足を速めてリィンの横に並んだ。
「だーれがビビってんだ。ビビってねぇっつの。おら行くぞ」
わざとらしく拗ねた口調で言ってからクロウはふっと笑った。
「ったく、お前が『ビビる』なんて言葉を使うようになるたぁなぁ」
リィンもくす、と笑って返す。
「『悪い先輩がいたからな』」
かつて後夜祭の時に言ったその言葉をクロウも覚えていたらしく、軽く目を瞠った後にやりと笑った。
「やべぇなその先輩。悪いことばっか教えてんじゃねぇか」
「本当、困ったやつだ」
おどけて軽口を返した後、リィンはクロウの手を握る手に少し力を込めた。
「
…
でも、クロウにはそれだけじゃなく本当に色々教わったと思ってるんだ」
「そんな色々教えたかぁ?」
思い当たるところがないというように首を捻っているクロウに笑う。
正門を抜けたところでリィンは一歩前に出て振り返り、クロウの両手を取った。
「知識とかじゃなくて
…
俺自身の心のことかな。こんな感情があるんだ、とか自分の知らない部分とか
…
クロウと関わることでたくさん知った気がする」
「
…
それ良い事なのかよ?」
「少なくとも、俺は知れてよかったと思ってる」
微笑んで、リィンはまた手を引いたまま本校舎へ向けて歩き出した。
が、そこでふと図書館前を通って伸びていく通路に目が留まった。
「
…
クロウ、ちょっとだけ寄り道してもいいか?」
そちら側に手を引くとクロウは引かれるままについてきた。
「旧校舎か?」
「それも確認したいけど
…
そうじゃなくて」
リィンはクロウの手を引いたまま少し歩いて、学生会館が目に入る辺りで一度足を止めて息をのんだ。
二年生だった頃を思い出して心が勝手にすくみあがる。
縋るようにクロウの手を強く握ってリィンはそのまま学生会館の入り口前まで来た。
「ここは
…
」
クロウも、二人にとってそこがどういう場所だか覚えているのか得心した表情で辺りを懐かしそうに見回している。
リィンは深呼吸するとそこでクロウと向き合うように立った。
そうすると初めて出会った日と情景が重なる気がした。
そして夕暮れの中、もう二度と声を聞けないと絶望した日とも。
リィンは小さく震えてからおそるおそる口を開いた。
「
………
クロウ」
「ん?どした」
甘やかなほど優しい声音と微笑みが返ってくる。
その瞬間、留める間もないほど勢いよく心から何かが溢れ出してリィンの瞳から次々と零れ出した。
「
…
っ、う」
ばらばらと頬を流れ落ちていく涙を受け止めるとあっという間にグローブがじんわりと湿った。
それを見たクロウは慌ててリィンに駆け寄って肩に手を置いた。
「お、おいどうした?え、なんかオレ返し方間違った?」
慌てながら背中をさするのがおかしかったのに、抱き寄せられるとリィンの瞳からは更に涙が零れ落ちた。
「う、ちが、ちがう、けど、ちがうっ
…
ひっく、うわぁぁん」
子供の様に泣きじゃくり始めてしまったリィンの頭をクロウは戸惑いながらも宥めるように撫で続けた。
「よーしよし大丈夫だからなー。とりあえずどっか場所移動して
…
」
よくわかっていないながらも宥めようとしているクロウが辺りを見回そうとした瞬間、学生会館の扉が開いた。
中から顔を出した青年は一瞬驚いた顔をして、それからクロウの顔を見て目を零れ落ちるほど大きく見開いた。
「は
…
?く、クロウ
…
か
…
?」
そんなに開くのかと思うほど目を見開いた青年を少し見つめてクロウも目を瞠る。
「
…
ジェイムスか?
…
や、やー久しぶりだなー」
「うわああああ!」
「わぁぁぁぁぁ!」
どんな感情からか絶叫をあげたジェイムスと抱き寄せられているところを見られたことに気付いたリィンが同時に叫んで一時その場は混乱に陥った。
そしてジェイムスはクロウにすがりつくようにしてリィンに負けず劣らずの勢いで大泣きしたのだった。
「いやー参ったぜ。まさか立て続けに二人に泣かれるとはなぁ」
「
…
どっちもクロウのせいだろ」
リィンはほんのりと赤くなった目元を隠すように俯き加減にクロウを睨んだ。
トールズ本校の購買を担当しているジェイムスはかつてクロウと親しくしていた。
クロウを喪った後も消沈する様子を特に見せていた職員だったので、泣きながらも心から再会を喜んでくれていた。
その後ジェイムスを宥めて今度こそ学院長室に案内された二人はソファで学院長がやってくるのを待っていた。
クロウはソファに身を鎮めると照れくさそうに笑った。
「
…
ほんとお人好しだよな。恩を仇で返して裏切ったクソ野郎だってのによ」
「それはお互い様ですからね」
ゆったりとした柔らかな声と共に扉が開いて、二人は咄嗟に立ち上がった。
現れたのはかつての白衣を上品なタイトスカートのスーツに着替えたベアトリクス教官だった。
「ベアトリクス学院長
…
お久しぶりです」
リィンは懐かしそうに瞳を揺らして頭を下げた。
「本当に久しぶりですねリィンさん
…
。教官として立派に活躍されているようで何よりです」
「いえ
…
まだまだ未熟な身です」
謙遜で返して、リィンは隣のクロウへ視線を向けた。
ベアトリクスの視線もそちらに向くとクロウはゆっくり息を吐いて真っすぐに学院長を見つめた。
「あの時は、ご迷惑をおかけしました」
誠実な声音でそう言って、クロウは深く頭を下げた。
ベアトリクスはふわりと微笑むと二人の傍まで歩み寄った。
「頭を上げてくださいクロウさん。先ほども言いましたがあの時はお互い様。私達教官も貴方が抱えていたものに気付いてあげられなかった。でも
…
だからこそ、こうして貴方がまたこうして戻ってきてくれたことに感謝します」
クロウは言葉を詰まらせてベアトリクスを見返し、そしてただ頷いて返した。
「いやーそれにしてもベアトリクスのばあさんが学院長とはなぁ」
「こらクロウ、失礼だぞ」
あっという間にいつもの調子に戻ったクロウに突っ込むとベアトリクスは懐かしげに目を細めてから二人に座るよう示した。
自身も腰を下ろすと持ってきていた書類をテーブルに置いて改めて二人を順に見た。
「本当に
…
二人がこうして並んでいるのをまた見られて嬉しく思います。
…
手続きは本当にこれでいいのですね?」
書類を目線で示されて、クロウは決意を込めた瞳で笑った。
「今やるべきことは他にいくらでもありそうなんでな。ま、入りたくなったらまた入学すりゃいいだろ」
テーブルにあるのは退学の手続き用の書類だった。
あの内戦が始まった日、クロウはトールズを離れてそのまま命を落とした。
その時もどうやら退学処理はなされないまま、クロウの身分は宙ぶらりんになっていたようだった。
まるでクロウ自身が決断する時を待っていたかのような状態についてベアトリクスからリィン宛に連絡が来たのが先日のこと。
そしてクロウの決断を受けて、手続きの為二人で本校を訪れる運びとなったのだった。
ベアトリクスはそれ以上引き留める言葉は言わずに悪戯っぽく微笑んだ。
「ならその時は分校の方がいいかしらね」
「そうだな、俺もトワ先輩もいつでも歓迎するぞ?」
「だからその圧こえーんだって
…
」
ひとしきり笑って、それからクロウは手早く手続きを済ませた。
その後顔見知りの職員達に二人は挨拶をして回った。
黄昏に前後して大きく様子を変えた本校だったが、職員達は皆その場で踏み止まってなんとかトールズの魂を生かし続けようと奮闘してくれていたようだった。
彼らは皆リィンの成長とクロウとの再会を涙を流して喜んでくれた。
からっぽになってしまった旧校舎も覗いてひとしきり校内を回り終える頃にはもう辺りは夕日の橙色に包まれていた。
「
…
正直、恨み言を言われるのも、冷たい目で見られんのも覚悟してたんだけどな」
夕空を見上げながらしみじみ呟くクロウの隣を歩きながらリィンは微笑んで返した。
「それが、クロウがここで積み上げたものだ。それについては誇っていいと思うぞ」
「ったく
…
フェイクだ、なんてもう言えねぇじゃねぇか」
苦笑してからふとクロウは足を止めた。
首を傾げつつリィンも足を止めて、そこがまた学生会館の前であることに気付く。
クロウは改めて感慨深そうにぐるりと辺りを見回した。
「
…
懐かしいな。さっきはばたばたしちまったが
…
ここで初めて顔合わせたんだよな」
「
…
ああ。今思い返してもとんでもない出会い方だったと思うぞ?」
悪戯っぽく言うとクロウは苦笑を返してリィンに一歩近づいた。
「あん時はお前探して駆けずり回ってようやくここで見つけたんだよなぁ」
「え、そうだったのか?どうして」
「どうしてっつってもな。立場上Ⅶ組には注目してたし、サラがお前の事重心って表現してたからな。今後何があるかわかんねぇし一応顔繋いどくか、くらいの気持ちだったと思うぜ。なのに見つかんねぇ見つかんねぇ」
クロウはおかしそうに笑って続けた。
「ほんとに新入生かよってくらいあちこち駆け回ってるから全然遭遇できなくて、ようやくここで捕まえたんだよ」
言いながら足元の地面を指さす。
リィンはその指先を視線で追った後、クロウを見上げた。
「全然知らなかった
…
。じゃあもしかしてあの手品はその腹いせだったのか?」
「ま、それもあるし、試してやろうって気持ちもな」
「試す、か
…
」
当時、二人の間には圧倒的なまでの実力差があった。
あの頃のクロウに自分はどう見えていたのだろうと思うと少し聞くのが怖いような気持ちになった。
そんなリィンの気持ちに気付いているのかいないのか、クロウはじっとリィンを見つめた。
「あの頃は
…
」
言いながらクロウはリィンの腕に触れる。
その手は思い出を辿るようにそっと腕を撫でてからリィンの腰へ回されてそっと引き寄せてきた。
「オレの心の内はお前に見せるわけにはいかなくて、オレは何も
…
お前にさらけ出すわけにはいかなかった。あの手品で、右手にも左手にも何もなかったみてぇにな」
「
……
そして俺は、それを見抜けなかった」
鞄にコインを落としたことは後で指摘したけれど、本当の意味でコインがどこにあったのか
…
それに気付くことができないまま
…
。
「
……
だから俺はクロウを喪った」
呟くように言って俯いたリィンの腕をクロウはぽんと叩いて一歩下がった。
「ちげーよ。あれはオレが間抜けだったからってだけだ。
……
なぁリィン、50ミラコイン持ってるか?」
「え」
にや、と笑うクロウの顔を驚いて見返してから、リィンも挑戦的な笑みを浮かべた。
「ああ、あるよ」
右のポケットに手を突っ込んでリィンがコインを差し出すと、クロウは呆れた目でそれを見つめた。
「なーんで素のコインがポケットからさらっと出てくんだよ」
「別にいいだろ。ほら」
「ったく
…
」
クロウはため息をつきつつコインを受け取り、試すように一回それを弾いた。
そして左手の親指の上にそれを器用に乗せるとにやりと笑ってリィンを見た。
「よーく見てろよ
…
」
リィンは緊張した面持ちでコインをしっかりと見据えた。
絶対に見失わない、今度こそ見抜いてみせるという決意を込めて。
キィンと高い音をたててコインが宙へと舞い上がる。
まるでスローモーションのように見えた。
世界が止まってしまったような感覚の中、これまで培ってきた全てを懸けてコインの動きを見つめる。
頂点まで上がり切ったコインは重力に負けて落下を始める。
八葉の全てを以てそれを追う。
そして構えたクロウの手元まで落ちてきたところで、クロウは手を打ち鳴らすようにして合わせ、握った状態で両手をリィンに向けて突き出した。
「さて
…
右手と左手、どちらにコインが入ってる?」
挑戦的なクロウの瞳から両の拳に視線を移す。
今のリィンの動体視力は容易にコインの動きを追えていたが、クロウは手元に落ちた時その動きが見えないように両手で受け止め、そしてどちらかで掬い取った。
普通ならここで運に任せて当てずっぽうで言い当てるしかなくなるが、優れた武人であるリィンは敵の動きをほんの微かな所作まで見取る技を磨いている。
それをもってすればコインを掬い取った方の手のほんのわずかな動きの差を見定めることができるのだ。
だからリィンは迷うことなく、確信を持って言い切った。
「左手」
きっぱりと告げるとクロウが口の端を上げた。
「
…
んじゃまず右手から」
あえてゆっくりと開かれた右手の上には
…
何も乗っていなかった。
確信していても、思わずリィンの口から安堵のため息が漏れた。
「クク
…
そんじゃ本命の左手だ」
クロウは手のひら側を上に向けると殊更にゆっくりと手を開いた。
……
何も乗っていない。
「嘘だろ?!え、待ってくれ、じゃあコインはどこに行ったんだ?!今回はカバンだってないのに
…
!」
パニックになる勢いでリィンが慌てるとクロウはにやりと笑うと両手を自分のコートのポケットに突っ込んで顎でリィンの腰の辺りを示した。
「自分のコートの右のポケット、見てみ」
「え
……
」
まさかと思いながらおそるおそるポケットに手を突っ込む。
硬い感触に手が触れて、リィンは目を瞠った。
取り出してみるとまさかの50ミラコインがリィンの手のひらにあった。
こちらのポケットには何も入れていなかったはず。
リィンは驚きに目を見開いてそれを見つめていたが、その目がすっとジト目に変わった。
「
…
もう一枚あらかじめ入れておいただろ」
「やべバレた」
「バレたじゃないっ。というか俺が渡したコインはどこやったんだ?!」
「ま、貸しといてくれ。利子付きでいいからよ」
リィンは再び目を瞠って、それから微笑んだ。
「返すまで、離さないからな?」
「へいへい。しっかり取り立て続けてくれや」
言いながらクロウはすたすたと正門に向けて歩き出す。
苦笑混じりのため息をついてその背中を見つめたリィンの頭にふと、先ほどのクロウの言葉が天啓のように蘇った。
『あの手品で、右手にも左手にも何もなかったみてぇにな』
クロウはコインを自身の心に例えた。
右手にも左手にも、見せられるところになかったコイン。
それはカバンの奥に押し込まれて、リィンには見えなかった。
リィンは、今コインが出てきた場所
…
自身のポケットに視線を向けた。
今のクロウの心の在り処を示してくれたのだと気付いた瞬間、リィンは胸に手を当てて目を輝かせた。
そして衝動のままにクロウに駆け寄って、その背中に勢い良く抱きついた。
「うおあっ、おまっ」
「クロウ、大好きだ」
溢れ出す想いのままにリィンが言葉にすると、クロウは一瞬目を瞠り、そして照れたように笑ったのが後ろからでもわかった。
そして振り向いてリィンの額にそっと口付けた。
「オレも、愛してるぜ」
お互いのポケットに入ったコインが密やかに嬉しそうに煌めいた。
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