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三毛田
2026-04-13 22:25:41
1082文字
Public
1000字7
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26 【26/親友・心友・真友】
26日目
それらを超えて
丹恒は、親し友であり心からの友であり、真の友であると言えるだろう。
だけど、それだけじゃ我慢できない。なんて、わがままな気持ち。
「丹恒、好きだ」
「お前は、それを口にする意味を理解しているのか」
手を止め、いつもより冷めた瞳で丹恒は俺を見て。
「わかってる。親友に戻れないってことくらい」
俺の返答に、はあ。と、大袈裟なくらいのため息。
「何を望んでいる」
「恋人に、なりたい」
これでも、たくさん悩んだんだ。
考えすぎて知恵熱が出た日もあるし、徹夜をしすぎて倒れたこともあったし。
「いっぱい考えたた上で、丹恒に、恋人になって欲しいんだ」
真剣な目で、見返す。
そして、しばらく二人で見つめ合い。
「はあ。お前の意思は変わらないようだな」
「それじゃあ」
「だが、まずはお試しだ」
「お試し
……
」
ちょっとよくわからなくて顔を顰めてしまう。
「世の恋人たちのやり取りを参考に、互いの考えなどをすり合わせていこう」
「お前は、そういうちょっと事務的な感じでいいのか」
「俺は、誰かと交際したことがない」
「俺もないです」
思わず敬語になる。と、
「そうか」
淡々と、事実を肯定するような感じで返してきて。
なんか、感情的に言い返してしまう俺が子供のようだ。
そう思ったら、急に恥ずかしくなってきた。丹恒は、そんなところも見据えて提案してくれたのだろう。
だから彼が好きだし、ずっと追いつけないと思ってしまう。
「好きですぅ」
「そうか」
今度はちょっと困ったような表情に。
それも可愛くて好き!
「明日からでもいいか?」
「明日から仮恋人になってくれるの!?」
気をつけようと思っていたのに、まさかそんなに早くから恋人としての試用期間を始めてもらえるとは思わず食い気味に丹恒に迫ってしまう。
「こら」
「ご、ごめん」
叱られて、すごすご距離を取り。
「それなら、一週間後にしても俺は一向にかまわないが」
「明日からでお願いいたします」
すっと正座をして、頭を下げる。
「わかった。お前が起きてからでいいか?」
「あの
……
起こしてくれたら、嬉しいなって」
指先をくっつけてからくるくる回し、上目遣いにおねだり。
「わかった。だが、俺の時間に合わせてもらおうか」
「ぇ」
「冗談だ」
ふっと笑い、優しく俺の頭を撫でて。
叫ばなかった俺を褒めて欲しい。
そして、翌朝。
「穹、起きろ」
耳元で優しく俺を呼ぶ声。
色っぽくて色んな所が元気になってしまいそうだったが、我慢してゆっくり体を起こす。
「おはよう、丹恒」
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