【能楽鑑賞】#257 二人三番叟・MANSAIボレロ


千葉県文化会館リニューアル記念事業
「二人三番叟・MANSAIボレロ」

千葉県文化会館 大ホール
2026年3月20日(金)14:00開演

【出演】
野村萬斎(狂言師)
野村裕基(狂言師)
中村鷹之資(歌舞伎俳優)
望月太左乃(邦楽囃子方)
山下一史(指揮)
千葉交響楽団(管弦楽)

【内容】
■二人三番叟
野村裕基、中村鷹之資

   笛:竹市学
小鼓頭取:飯田清一
  脇鼓:住駒匡彦、森貴史
  太鼓:亀井広忠

■長唄素演奏『勧進帳』
望月太左乃 ほか

■亡き王女のためのパヴァーヌ
■マ・メール・ロワ
千葉交響楽団

■MANSAIボレロ
野村萬斎

 指揮:山下一史
管弦楽:千葉交響楽団

*・*・*

萬斎さん、裕基くん、鷹之資くん、ブラボー!!!!!👏✨️👏✨️👏✨️


ということで、番組が豪華過ぎて、
やっぱりチケ代バグってると思いました😭✨

(S席3000円でした😂)

千葉県ありがとう!🙏✨


淡々と演目だけを演るのかと思ったら、舞台進行役として萬斎さんが合間合間に出てきて解説してくれたり、出演者のお話が聞けたりと、初めて観る方にも優しい仕様になっていて、チケ代の破格っぷりから考えると、ホントにホントに贅沢過ぎる公演でしたっ!

これにはリニューアルのお祝いだけじゃなく、いろんな方に芸術に触れてほしいという主催者の意気込みを感じました🥹✨


前半が邦楽、後半が洋楽で、MANSAIボレロの和洋ミックスで締めるの構成も良かったと思います。

てか、千葉交響楽団の演奏が凄くよかった。私はゲーム音楽のオケコンとかドラクエバレエしか観たことがないくらい、クラシックには疎い人間だけど、そんな人間が聴いてても音が綺麗でウットリした。

生オケ、ホントに癖になりそう。


というのも、先日、野村萬斎 with OEK ≪恋は魔術師≫ を観たばかりで、生オケええなぁ、歌舞伎役者とのコラボ嬉しいなぁ、という感動が残っている勢いのまま、今回の千葉公演を観たもんだからその想いは益々強くなりまして、生きてて良かったという気持ちは勿論だけど、それ以上に萬斎沼にドボンして良かったと改めて思いました(笑)

インドア派だった自分の世界を広げてくれる存在なので感謝しかない🙏✨


*・*・*


【二人三番叟】

石川県立音楽堂、国立能楽堂と続いて、今回で3度目の挑戦となる裕基&鷹之資ペアの二人三番叟。

私は石川公演は動画で、国立能楽堂では実際に生で拝見したのだが、今回はまた一段と完成度が上がっており、出だしから目頭が熱くなった🥹

この演目の面白さは、狂言師の直線的な動きと、歌舞伎役者の柔らかい動きを見比べられる所にあるが、今回はその二人の動きが凸凹のように上手くハマっており、ひとつの演目としての完成度が以前より上がっていた。

終わった直後の感想トークで、二人は3度目にして、初めて途中で目が合うようになったと言っていたが、こういう余裕も完成度が上がった現れだと思う。

ちなみに萬斎さんから、以前、歌舞伎座で五人三番叟を演ってた話を振られると鷹之資くんは「歌舞伎役者は自己主張が強いので全然揃わないですね。裕基くんとの方が合う(笑)」と言っていた。

萬斎さんと違って、3度も同じペアで二人三番叟を踏んだ二人。プライベートでも仲良しで気の合う二人だからこそ、引き続き二人でこの演目を極めてみるのも面白そうだと思った。

まぁ一番大変なのは鷹之資くんの方なんですけどね。
どアウェイ(by裕基)なんでね😂

それでも体幹お化けな鷹之資くんの舞踊には定評があり、今回も完璧に務めていた。お見事だった。故にまた観たいのである。



【MANSAIボレロ】

過去に2回拝見したが、生オケで観るのは初めてだった。念願だった。しかも、3千円で叶ってしまった(そんな破格で観て良い演目ではない!😂💦)

まず奥にオーケストラが居るからか、過去に観た舞台と比べると開放感があった。今までは舞台上にひとりだけだったので、改めて振り返り比較すると、鳥籠の中と外、それくらい違うものに感じた。

そしてオーケストラの生音に押されるかのように、クライマックスに向けて本人の動きは力強さを増していく。これは普段の三番叟を演ってる時のオーラに近いものを感じた。音を奏でる者との相乗効果が伝わってくるようで、そこに萬斎さんらしさを感じた。胸熱だった。

私はMANSAIボレロは女性的、三番叟は男性的だと思っており、今回のボレロは三番叟に近い位置にあると感じた分、その女性的な部分は以前観た時の方が感じられたが、それはそれ、今回は今回で、音で舞の表情が変わるのは、それだけ無限の可能性も秘めている訳でとても良いと思った。

なるほど。面白い。ならばらここで満足するのではなく、これからも見続けなくてはならないと思った。

萬斎沼は底なし沼だ。
改めて凄い沼にハマってしまったのだなぁと思った。

でもそんな沼にドボン出来て幸せだと思う。

今回は「生きてて良かった」というよりは、
「野村萬斎に出会えと良かった」と再確認した1日であった。



第九回 翔之會 感想⬇️
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過去の観劇日記はコチラから⬇️
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