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ortensia
2026-04-12 13:27:53
592文字
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傭リ
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雪だるま作りっぱーとよへ。謎時空。
ジャックフロスト
街を出る時は紅葉が降って赤らんでいた道も、今は真っ白だった。季節は秋から冬に移り変わり、そしてこの街に帰ってきた。
ぎゅむぎゅむと雪を踏み締めて、白い道に足跡を付けながら進んでいくと、一見どれが誰の家だか分からない建物の中、道と記憶の感覚で、自宅に近付いたことを感じる。そして家の前には、背の高い男と、それよりは小さな雪だるま。
「おや。」
「雪だるまか。」
「ええ。」
「
……
そいつは、その。」
その雪だるまは自分の似姿だと思った。正確には、この男がよく描く自分の似姿に、似ていると思っただけだが。
「おまえの帰りが遅いから、彼を新しい伴侶に迎えようと。」
「おいおい。」
雪だるまをこさえる男を初め見た時は、冷たい景色の中、なんとも微笑ましいものを見たと思ったが、そんな心は一気に影った。
「そんな、一つの季節しかおまえのそばにいられない奴はやめとけ。」
男は雪だるまからこちらに視線を移して、ふふと笑った。
「でも季節の終わりを一緒に過ごしてくれますよ。」
笑う男をじっとりと睨め付ける。それは屋根に積もった雪より重い視線だろう。
「それでもダメだ。」
「はいはい。」
男はまたふふと笑って、漸く家に入れてくれる気になったようだ。
雪だるまの前には、長く立っていたであろう大きな足跡と、そこに寄り添う小さな足跡が残った。そして春の雪解けと共に、全部消えた。
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いつもリアクション絵文字等ありがとうございます。
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