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三毛田
2026-04-10 16:04:55
1060文字
Public
1000字7
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23 【23/今日のトピック】
23日目
ためになるかは、人それぞれ
ラウンジで、スターピースラジオを右から左に流しつつ丹恒の太ももを枕にゲーム中。
「本日のトピックです」
ふと手を止め、ラジオと声を聞く。丹恒の手も止まっているようだ。
「目ぼしいことはなさそうだ」
「でも、知り合いの名前が出るとソワソワしないか?」
「特には」
答えながら、読書を再開して。
うーん。まだまだ彼には及ばないようだ。この冷静さを見習いたい。
「パム。ラジオを止めてくれないか」
「わかった」
丹恒の言葉に頷いて、俺をジトッとした目で見てきて。
本を捲る音。パムの足音。パムがラジオを止めれば、蓄音機から流れるゆったりとした音楽が空間に広がっていき。
「音楽を変えてもよいか?」
「いいよ〜」
パムが問いかけてきたので二人で頷けば、レコードを入れ替え。だが、新しく流れる音楽も、ゆったりとしたものだ。
「今日のおやつに合わせてみた。持ってくるから、待っておれ」
「ありがとう。よいしょっと」
それならば、起きて待機しておいたほうがいい。それに、なのも呼んでこようか?
「なあ、丹恒」
「三月は、お前が起きてくる頃に帰車したから、昼寝をしているはずだ。パムもそれを把握しているだろうから、放っておいていい」
問いかける前に答えを告げられ、浮かせた腰を彼の隣に戻す。
しばらくすると、カラカラ車輪が音を立ててワゴンを押したパムが戻ってくる。
「今日は、シュークリームプリンアラモードじゃ」
「絶対美味しいやつ!」
シュークリームだけでも美味いのに、プリンアラモードと合わせたらもっと美味しそうで想像しただけでほっぺが落ちそうだ。
「今から器に飾りつけるぞ。多めに欲しいトッピングがあれば、今のうちじゃ」
「それじゃあ、全部二倍! ホイップも多め!」
「うむ。丹恒はどうじゃ?」
「俺はカスタードとホイップは少なめで頼む。トッピングのフルーツは、一つずつで」
「わかった。まずは、穹の分からでよいか?」
伺うように俺たちを見上げてきたので、頷く。
そして、シュー生地を半分に切り、カスタードを敷き詰め。そこにプリンを型から出し、隙間をカスタードとフルーツで埋めていく。
最後に、山盛りのホイップを崩れないよう絞り出して蓋を添え、俺の前に置いてくれる。
「パムスペシャル! 食べていい?」
「よいぞ」
「ああ。食べろ」
「いただきます!」
そっとおかれた紅茶を飲みつつ、少しずつ味わうように食べていって。
「美味いな」
俺のよりボリュームはないが、プリンを食べながら丹恒が呟く。
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