ナスカ
2026-04-09 18:31:46
4283文字
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歌って踊って生きていこう!〜『ミュージカル マンマ・ミーア!』感想〜

2026/04/09の『マンマ・ミーア!』横浜公演の感想です

皆さんグッドハーブニング! ナスカです!

今日(2026/04/09)観てきたのは、急遽観劇を決めた『マンマ・ミーア!』の横浜公演でございます!
私事ながら、このナスカは今年度から職場を変え、去年度よりも勤務時間の長い仕事をしております。この前なんて、私にしてはあまりに無理ゲーな七連勤をこなしてきました。

ダメだ!!!! ご褒美がほしい!!!! なんか心の栄養!!!!

というわけで、以前から気になっていた四季様の演目のひとつ『マンマ・ミーア!』の鑑賞決定に至ったわけでございます。

横浜公演は今週始まったばかりで、前方の席はほとんど残っていませんでした。なので今回は、初めてのサイド席をチョイス。一部視界は遮られますが、ちょっぴりリーズナブルですし何よりサイド席って憧れてたんですよね。特別感があります。

ではこの『マンマ・ミーア!』、どういう作品なのでしょうか。

舞台はエーゲ海にある島。ここで小さなホテルを経営している女性・ドナは女手一つで娘・ソフィーを育ててきました。そんなソフィアはもうすぐ結婚式を挙げます。父親と共にヴァージンロードを歩きたいと思っているソフィアは、父親であると目される三人の男性に手紙を出し……。というのがストーリーの始まりです。

上演前の舞台上は、とにかく青一色! 緞帳や左右の幕、床までが青! エーゲ海の美しいブルー、といったところでしょうか。床は一部がタイルで出来た道のようになっていて、「今回はどんな謎技術が飛び出すのか」と想像を巡らせます。

『いつもの開演前アナウンス』が流れたあと、全く聞いたことのない男声アナウンスが入りました。「紳士ならびに淑女の皆さん〜」……これはあれか? もう既に演目が始まってるってことなのか? 更には「厚底靴やファンキーな衣装に驚かないでくださいね」という独特のアナウンスまで入りました。一体どういうことなんだ……?? と思っていると、会場は少しずつ暗くなり、ノリの良いポップミュージックが流れ始めました。この雰囲気、どこかで聴いたことあるような気がするんだよなぁ……

というのも、この『マンマ・ミーア!』、ABBAというバンドの楽曲をふんだんに使っているらしいのです。ジーザスの時同様あまり明るくないジャンルの音楽なのですが、有名ならどこかで聞いたことはあるだろうと思って予習はしませんでした。

しばらくインストが流れたのち、真っ暗になって緞帳が上がります。するとそこには、エーゲ海独特の白い壁の家……を思わせる家の外壁の大道具。そしてそこに座っているのは若い女の子……恐らくソフィーでしょう。役者さんの名前はキャスボが見当たらなかったのでわからないのですが、明るく元気で溌剌とした雰囲気は、今後アナを演じてもおかしくなさそうです。
ソフィーは父親と思われるサム・カーマイケル、ビル・オースティン、ハリー・ブライトの三人に手紙を出しました。

そこへやって来たのはソフィーの親友である二人の女の子。三人は再会を、親友二人は友人の結婚を大いに喜び合います。『パパに会えるかもしれない』ということを母・ドナの日記を見て、キャイキャイしているのです。『・・・』は昔の言葉で『エッチ』を指す、だとか、なんかもうノリが若くて可愛らしゅうございます。

シーンが変わり……つまり外壁の大道具が位置と角度を変えて、そこは家が連なる街道に。大荷物を持ってやって来たのは二人の中年の女性。ロージーとターニャです。ドナの親友であり、かつて組んでいたユニットのバックボーカルでもあります。ソフィーが友人との再会を喜んだように、三人も再会を喜び合って……いやぁ〜年食っても友達とこういうノリでいたいですねぇ〜!

そこに更に三人男の子がやって来て……あぁキャラが増える増える! 一人はソフィーの恋人であるスカイ君。元々証券取引所で働いていたそうですが、癒しを求めてこの島に来たんだとか……。そしてソフィーと恋に落ち、今に至ると。
もう二人はドナのホテルで働く青年たち。一人はエディー君、もう一人はペッパー君です。いいえ、ペッパー君はロボットじゃないですよ😂

十五年間働き詰めのドナの夢は、とにかくお金持ちになること。たくさん働いたから、その分遊んでやる! といったところでしょうか。そこで歌われるのが『マネー、マネー、マネー』という曲です。

あーーーーっ!!! これ知ってる!!!! よくバラエティとかで流れてるやつだ!!!!! へぇ〜〜〜〜〜ABBAの歌だったんだ……知らなかった……

式は明日ということで、今日は普通にホテル運営は有り。そろそろお客さんが来るそうで……と思っていたら、中年男声が三人やって来ましたよ。ま、まさかこの人たちが、ソフィーの父親候補たち……!?

……とまあこんな感じで、話が展開していったわけですが!!!! ストーリー準拠に話してるとマジで長くなるので、テーマ別に語りたいかな……

まずストーリー面ですが、結局ソフィーの父親が誰なのはハッキリしませんでした。それもそのはず。ドナは短期間で三人の男性と寝ていたのですから!(えぇええええ!!?!?!) まあ婚約者がいるから、って去ってしまったサムが難ありだったんだろうけど、ここもちょっとしたすれ違いがあったもんだからね。仕方ないね。
最終的にソフィーは母であるドナとヴァージンロードを歩き、そして更にスカイの望みであった『本土での挙式』に変更することに。更に更に、この挙式はドナとサムの元ザヤを祝うものになるのでした(なんだこのトンデモ展開〜〜〜〜😂😂😂😂)

けどやはりストーリー面で感動したのは『誰と血の繋がりがあるのか』ではなく『誰によって愛情深く育てられたか』『誰を愛したいと思っているか』という結論でしたね。
『マンマ・ミーア』はOMGのように、『なんてこった!』を表すのと同時に『私のお母さん』という意味でもあります。この物語の主人公は、ソフィーの母であるドナだったんですね〜😌

次に楽曲面での話なんですけど、私自身ABBAに詳しくないのでなんと言えばいいのか……😂けどあと一曲だけ知っているものがありました。それは落ち込みヤケになっているドナを励ますべく、ロージーとターニャが歌い始めたもの。あ、あれ……このメロディーどこかで聴いたような……

あっ、これ、『たんしんふに〜ん』じゃん!!!

何のことかわかった方は同世代ですね。その昔、NHk教育(現・Eテレ)で放送されていた番組『ハッチポッチステーション』です。グッチ裕三がメインを務める人形劇なのですが、これの面白いところは『童謡×古き良きポップミュージック』のリミックス曲が登場するところなのです!
例えば『大きな栗の木の下で×YMCA』、『やぎさんゆうびん×今夜はビート・イット』……などなど。歌手名のパロディも面白くて、マイケル・ハクションとかね😂
この曲、ダンシング・クイーンは『おはなしゆびさん』とのかけ算。親指はパパ、太っちょパパ。ダンシング・クイーンのメロディーに合わせて、そのパパは「たんしんふに〜ん」ってな感じで歌うんです。

いや〜まさかこんな感じで楽曲に再会するとは思いませんでした。やっぱ有名な曲って凄いですね。どこかの誰かの記憶に必ず繋がっているんですもの。

あと全体的な雰囲気の話なのですが『若いカップルの結婚前夜』なためか、とにかくその周りを取り巻く若者たちのフレッシュでキラキラ明るい弾けるエネルギーがギラギラと輝いておりました。ソフィーの女友達が全員集合してパーティーをしているシーンがそれの最たるものです。うーんオシャレ!

それと正反対に、若い男子たちのパートの面白いこと! スカイ君は島の風習に従って、沈没船にある真珠のネックレスを取りに行かなければいけません。彼はソフィーとイチャイチャしているところを、他の男子たちにひん剥かれて(!?)スキューバダイビングの恰好にさせられてしまうのです😂で、スキューバ恰好のまま踊っているのがまた凄い! よくそんな動きできるな〜😂いえプロだから当たり前なんですけど!

ですがこの演目、若さだけが輝いているのではありません。年齢と経験を重ねたドナたちの世代も、負けず劣らずです。三人がかつて組んでいた『ドナ・アンド・ザ・ダイナモス』の一夜限り一曲限りの復活に若い女の子たちは大喜びだし、色気抜群のターニャはペッパー君からアタックされまくるけど「まだおこちゃまよ」とのらりくらり。更にはサムとドナがよりを戻し、これから二人でホテルを切り盛りしていく素晴らしい未来が待っています。『これまで』も、今も、そして『これから』もを肯定してくれる素敵な雰囲気でした。

あと何について語ってないかな……そうだ、大道具の使い方! 第一幕もフィナーレが迫る中、ソフィーは父親候補の一人であるビルと話します。大道具である家の外壁は二人に背を向け、その後ろからは月の光が差していて……大騒ぎしている室内は時間が止まっている演出で演者さんたちがすごい姿勢をキープしたまま! この外壁の大道具がひとつあるだけで、華やかなパーティーを背景に、重たい静かな物語展開が行われていることがわかるのですから……いやはや素晴らしいですね。

そして何より何よりカーテンコール!!! こんな豪華で大騒ぎできらびやかなカーテンコール、初めてでした!! 物販でペンライトが販売されていたので、何となく予想はできていたのですが……まさかこんなに凄いとは! そして二階のサイド席であるからこそ、その素晴らしさを一層強く感じました! ここにいるのは、『マンマ・ミーア!』を観に来た観客ではなく、『ドナ・アンド・ザ・ダイナモス』のライブを観に来た人たちなのだ……と感じさせてくれました。客席とステージが一体になって、初めてこの作品が完成するのでしょう。

やっぱり私はミュージカルが好きです。歌と、踊りと、素敵なストーリーで幸せになれます。歌って踊れば人生は最高! ダンシング・クイーンの歌詞のとおりです。

と、いった感じで今回はここまで! 今年は数年ぶりにオペラ座も観に行くし、リトル・マーメイドの舞浜公演もお席をご用意いただきました! 大阪のノートルダムや、来年にはウィキッドが東京へ! まだまだミュージカルを楽しむぞ!

それでは長文感想をお読みくださりありがとうございました!