三毛田
2026-04-08 22:37:49
1080文字
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21 【21/ポジティブ100%】

21日目
ポジティブなのはいいこと!

「俺いちば~ん!」
「こら。走るな」
 ベッドに飛び込もうとして、襟を掴まれてしまう。
 とある星の宿。
 数日物資補給のために寄ることになったのだが、初めて見る景色に好奇心が疼き。気づけば、夜になっていた。
 そのため、丹恒と二人宿に泊まることに。
「帰ったら、パムに叱ってもらうからな」
「でも、丹恒だって止めなかったよな?」
「それは、お前が」
「俺に責任転嫁しないでくださ~い」
「姫子さんとヴェルトさんにも叱ってもらうからな」
「いて」
 デコピンされた。
 順番に――とはいえ、丹恒はすぐに出てきてしまったが――お風呂に入り、ようやくベッドにダイブ。
 ふわふわのふかふかで、丹恒の胸の弾力には敵わないけれど、これはぐっすり寝られそうだ。
「足のマッサージは?」
「お願いしまーす」
 足を投げ出すと、直後にぎしっとベッドがきしむ音。
「うつ伏せになれ」
「はーい」
 大人しくうつ伏せになれば、どうしてか肩から爪先にかけてゆっくりもみほぐされていって。
 痛いけれど気持ち良くて、段々眠気が襲ってくる。
「一度中断するから、水分補給をしろ」
「はぁい……
 ゆっくり起き上がってから、首や肩を回して水分補給。
 伸びをして、また寝転がると丹恒の冷たい手が布一枚越しに触れて。
「ん……
 やっぱり丹恒に触れられるのは、気持ちいい。
「お前がポジティブに物事をとらえてくれるから、俺は立ち止まらずに済む」
「そぉ?」
「ああ。だから、お前が好きだ」
「んふふ。嬉しいなぁ」
 そう答えていたのに、気づけば眠っていた。
……
 ゆっくり目を開き、見えたのは見知らぬ天井。
「おはよう、穹」
 優しい声にそちらを見れば、もう既に着替えていつでも出かけられる格好の丹恒。
「おはよぉ……
「ゆっくり眠れたか?」
「うん。丹恒の、マッサージのお陰で、ゆっくり眠れた」
「それならよかった」
 目を細め、俺の頭を撫で。そっちよりも頬がいいなって頬ずりしたら、撫でてくれる。
 うん。
 俺も丹恒が好きだ。
「朝食を食べたら、列車に帰ろう。宿の食堂でいいか?」
「うん。抱っこ」
「自分で起きろ」
「ちぇっ」
 抱き上げて欲しくて腕を伸ばすけれど、触れたと思ったら軽く振り払われて。
 不満ですと唇を曲げて見上げるけれど、駄目だ。甘やかしてくれない。
 仕方ないので自分で起きて、服を整えてから一緒に食堂へ。
 それなりに美味しいなあと思いながら、腹八分目まで食べて荷物を持ってからチェックアウト。
「丹恒」
「何だ」
「デート。楽しかったな」