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はなおぼろ
2026-04-07 20:27:06
2076文字
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縁巌覆面作家企画6:Cグループ感想
作品の雰囲気に引っ張られてテンションが上下左右しております。予めご了承ください。
C-1:戸が無くて(恥ずか)死す
所謂『○○しないと出られない部屋』に放り込まれちゃったとき、片や仕方ない状況下ならきっといける来いってなっていて、片や自分は良いけど相手に悪いから来るなってなっているの、二人の性格差が表れていてニコニコしちゃいました。
クリア条件を二人で紐解いていく謎解き要素もあって良いですね。導かれるヒントに書き手様の知識量を感じられて凄いなぁと思いました。
最終的に弟のストレート告白に兄も素直に想いを伝えられて両想いウルトラハッピーエンド! 二人が行くホテルで監視カメラチェックする仕事をしたいのですが、求人何処ですか?
C-2:再会
目の数を言い争っているところとか、怖い話が出てやめようと言う子、大丈夫だよという子。無邪気さと無鉄砲さが凄く小学生って感じがして、物語の空気感を構成するのが上手だなぁと。また幽霊の目は6つなのか2つなのか。「兄上」と言ったのは幽霊なのか小学生である物語の視点主なのか。髪の色、およその年齢、着物の色。幽霊の外的特徴が制限されているので、どちらとも取れるようになっているんですよね。
読者の興味をかき立てたところで終わっているのも、あくまでこのお話は百物語の一つの物語であることが強調されていて、書き手様の構成力の高さがうかがえる一作でした。
C-3:和紅茶の君
パロ元は申し訳ないことに未読なのですが、少女漫画なのですね~。そう考えると、月夜にお茶会ってシチュエーションに少女漫画味を感じます。うたちゃん炭吉すやこと仲良く交流していて、読者ワイ的にはニッコニコです。
和紅茶の君、負けず嫌いを発揮して本来受理しちゃいけない願いを受理しちゃったり、後々プロポーズ(?)を押されて承諾しちゃったりするの、本当に可愛い妖精だなぁ。眠っている母の部屋からあたたかくて柔らかな気配を感じていたり、「
………
失われるのが(略)」のセリフだったりに優しい気持ちになって、なんだか救われた心地になりました。
C-4:日輪の
腑
わた
悪意がないから、純粋な好意だからこそ、自分が抱えているものが酷く穢らわしく感じて、傷つくこともあるよなぁ、と。縁壱は自身が有する身体能力の高さや剣技の才に対し、他者からどう見えているのかっていのが全くと言っていいほど無頓着なので、焦がれている側からすればその熱が無価値なものと思えてきてしまうの、辛いよなぁ。縁壱が悪いってわけじゃないんだけど
……
他者の気持ちを慮れない時点で悪いっちゃ悪いのかもだけども。
縁壱の言葉に巌勝も理解を放棄してしまったけれど、あの返答次第では、巌勝ももっと本音を吐き出せて、解り合えたかもしれないと思うと、どことなく寂しいですね。
C-5:地獄和讃
個人的に「俺が鬼に堕ちたのは、俺自身の責任だ」という巌勝って分かりみが強いというか、巌勝は自分の罪を誰かの責任にするのを嫌いそうっていうか、嫌がりそうだなと。責任感が強いとは若干違うというか(そも責任感が強ければ妻子と国捨てて弟についていかないので)、どういう結果であれ己が積み上げたものを他者に譲渡さない性格なんだろうなって。
作中でヒノカミが言った「此処が地獄となるか、極楽となるかは、お前次第だ」は、本当にその通りというか、巌勝の捉え方次第でこの状況下は全然地獄じゃないなぁと。この辺りがタイトルの和讃に掛かっているのでしょうね。
C-6:わたしとバナナ
女体化だ! どっちもだ! にょた百合だ! しかもJCだ!
時透さんの現実的で現金的な将来設計とか、尊敬していて憧れでそれでいて嫉妬もしている、そういう感情を抱えているんだよみたいな、中学生特有の空気感と言い回しみたいなものが反映された文章ですね。思春期を感じるというか。
離婚騒動の時が小学校低学年、母親にバナナが欲しいと訴えたのが幼稚園児の時。継国さんはいつバナナの存在を知ったのか。大人になったら専門店で売っている外付けのバナナを買うのかな。時透さんとの交流は続いているのかな、そしてその時の時透さんは無垢なままなのかなとか色々考えを巡らせてしまいます。
C-7:いっそ悲痛なほどの叫びでした
Cグループタイトル一覧を見たときは、勝手にEightさんのボカロ曲『とても素敵な六月でした』味を感じて、シリアスなんかな
……
グループのラストやしな
……
って思っていました。そんなことは全然無かったですね、ギャグでした。しかも鮨詰めみたいにぎゅうぎゅうになっているタイプの。
とにかく終始メタい。無惨議員と黒死牟殿とその弟の関係がそこに至るまでの話がみっしり綴られているのですが、書き手様が「ここまで飛ばした方は~」って書いていて思わず「オイオイオイオイwww」と突っ込んでしまいました。タイトルもラストでこれでもかというくらいキレイに回収していて清々しかったです。
作家の皆様、素敵な縁巌作品を生み出して下さり、本当にありがとうございました!
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