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遊音。(ゆね)
2026-04-07 17:49:59
3334文字
Public
攻x攻
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えすえむてー。
攻tgsx攻kbk ③です。相変わらずキャラ崩壊してます。何でも許せる方向け。(タグ要確認)
クサシノの練習場、カバキはコース外でストレッチをしていた。
一足早かったようでカバキ以外の人がいない。耳につけたイヤホンで音楽を流しながら、カバキはストレッチをしながら反芻していた
――
先日のトガシとの勝負を。
口でされるのはもちろん初めてだったが、それがトガシの口の中というだけですぐ達してしまったのは悔やまれる。だが、そのおかげで自分の液体で汚れるトガシの顔が見れたのは僥倖であった。しかもカバキのそれをトガシは舐めた。それがまたエロくてカバキにはたまらなかったし、改めて二回目もしてくれた。少し眉根を寄せながら顔を紅潮させてカバキのそれを咥えた姿は何度も夢想した姿より何倍もエロかった。
開脚前屈で上体を地面に伸ばしながらストレッチをしていたカバキだったが、そのままフリーズした
――
勃ったからだ。
――
くっそ
……
朝も一回抜いてきたのに
……
。
トガシがエロいからいけないのだ、とカバキは舌打ちする。開脚前屈の状態で上体を伏せたままでいると、聞きなれた声がした。カバキは顔をあげないままイヤホンを外す。
「
……
カバキくん、大丈夫?」
「
……
ほっといてください」
「ほっときたかったんだけどさ、海棠さんがずっとその状態から動かないから見てこいって」
カバキがゆっくりと顔をあげると、しゃがんだトガシが半目で見降ろしてくる。これは
――
ばれている。
「
……
何考えてたの?」
「トガシさんには関係ないです
……
」
「ふーん
……
?」
「
……
ほっといてください
……
」
「練習中は、余計なこと考えないようにした方が良いと思うけど?」
「
……
余計なお世話です
……
」
「ところで、今度映画いかない?」
「いきます」
ふたたびカバキが突っ伏すと、「カバキくん股関節重点的に伸ばしてるだけみたいですよ」と海棠に向かっていくトガシの声を聴きながら、何の映画だろうか、とカバキは思考をそらしていった。
「だから、トガシさん。とりあえずやらせてほしいとは言いませんから、SMTでどうです?」
「SMT
……
?」
「す、ま、た」
カバキがゆっくり区切って言うと、トガシは急に頭を痛めたように軽く顔をあげて額を押さえた。
「カバキくん、ここ場所分かってる?」
「映画館です」
「そう、しかもこんな大勢いる入場前の待合広場で言うことかな?」
「だから、SMTって略語にしました」
「急にDA〇GOみたいな話し方にならないでくれる?」
「〇AIGOみたいに話すならHTTですね」
「何それ?どっかで聞いたような略称だけど」
「はやく、とがしさんに、つっこみたい」
「ちょっと黙っててくれる?いま、何人か振り向いたよ?」
トガシはこめかみを押さえながら軽く顔を振った。
「とりあえず飲物買ってくるね。何がいい?」
「そういうところでリードしないでください。俺が買ってきます。何がいいですか?」
「めんどくさいな。じゃあそれぞれで買おうよ」
カバキはコーラを、トガシはジンジャエールを手にして、会場時間を待つためにフロアの端っこに身を寄せる。
「さっきの話ですけど、トガシさん、SMTならどうですか?」
「ここで話す話じゃないけど、引き下がらなそうだから話すね。ダメ」
「なんでです?」
断られるとは思っていなかったカバキは、不満を隠さずにムッとした顔をしてしまった。
トガシは半目になって疑わしそうにこちらを見てくる。なんでそんな顔をされなければならないのか。
「だから
……
S
……
そういうことすると、うっかり、っていうお約束でいれてきそうだから」
カバキはぽかんと口をあけた。それはまったく考えていなかった。
「そんなお約束が
……
!」
「まさか考えてなかったの?そんなところだけ純粋だったの?」
「いいこと聞きました」
思わず口元が緩むと、トガシがしまった、という顔をする。
「だから、やらないよ」
「まぁ、いきなり入るとは思わないので、そんなお約束とか無理だと思いますけどね。トガシさんにもさせてあげますよ、SMT」
「
……
いいの?」
ここはお互いにフェアに行かないといけないと思うカバキが頷くと、トガシはしばらく顎に手を添えて考え込んだ。だが、すぐに首を振る。
「ダメ。やっぱりダメ」
「なんでですか?」
「なんか嫌だ。すごくボトムっぽいから」
カバキは舌打ちをした。こんなに頑なだとは思っていなかった。自分もOKしているにも関わらず、だ。
「俺の可愛いカバキくんの顔で舌打ちしないで」
「俺の顔は俺のものなんで。舌打ちはすみません」
カバキは不満を覚えながらコーラを一口飲むと、トガシが苦笑する。年上の余裕ぽくて少しむかつく。
「まぁ
……
映画終わったら
……
ホテル行く?」
「いきます」
好きな人と一緒にいるのだから、出来る限りのことはしたい。まだSMTも諦めてはいないカバキは頷いた。
「俺、今回はもっとうまくできますから」
「それは楽しみだね」
トガシが意味ありげににやりと笑う。カバキは実経験の差を思い知らせたのが悔しくて、あれ以来勉強を積み重ねている。傾向と対策。予習と復習。そして実地。今回は絶対にトガシの予想を上回る成果を出せるはずだ。
――
めっちゃ喘がせてやる
……
!
密かにカバキがリベンジを誓っていると、アナウンスが流れた。
「開場したね、行こうか」
スマホで座席を確認しながら歩くトガシに、カバキはついていく。
「そんなに映画見ない方なんだけどさ、このシリーズだけ好きなんだよね」
アクション満載のSFものだという映画を、カバキはタイトルくらいしか知らない。映画館に来るのも何年ぶり、というレベルだ。
座席は後ろよりの端にある2人席だった。
「はじっこのほうが落ち着くかなって。良かった?」
「俺はどこでも」
お互いに座ったところで、カバキははっとした。映画館に恋人と来るということが初めてである。いつか恋人ができたらしたいと思っていたことを思い出したのだ。
「トガシさん」
「何?」
ドリンクホルダーに手にしていたカップをいれながら、トガシが返事する。
「あの
……
俺、恋人と映画館って初めてなんですけど」
「あぁ
……
そうだよね」
付き合った人がいないことは当に知られているので、それがどうかしたのか、とトガシが首をかしげる。
「暗くなったら、手、つないでいいですか!?いっぺんやってみたくて
……
!」
そういうと、トガシは一瞬目を瞠って固まったあと、両手で顔を覆った。
「カバキくん
……
かっわいい
……
」
両手をずらして口元にあてたままトガシがときめいた顔で言うので、カバキはイラついた。
「やめてください、シバキますよ」
「はいはい。いいよ。手、繋ご。でも、映画はちゃんと見たいから変なことしないでね」
カバキは思わずまた舌打ちした。
「また舌打ちして
……
変なこと考えてたんでしょ」
「男だったら分かるでしょ、そういうの」
「高校で卒業したよ、そういうのは」
「初めてなんですよ、俺は。まさか、トガシさん経験済み
……
?」
「公共の場でそういうことはしません。映画見てる人の邪魔になるじゃん」
「変なところで常識人ですよね、トガシさん。だから小宮選手に負けるんですよ」
「
……
小宮君を引き合いに出さないでくれる
……
?」
少し思い当たるところがあるのか、苦々しい顔をするトガシに、カバキはにやりと笑う。
そうこうしているうちに、映画が始まる時間になり暗くなった。
カバキが少し逡巡していると、黙ったままトガシが片手を伸ばして首を傾げたので、カバキはその手を握り返してひじ掛けにそっと置いた。やっぱり経験の差だな、と少し悔しくなったカバキはせめてもの反撃で、自分の手の方が上にくるようにしてみた。
映画の後のホテルでは、もちろんめちゃくちゃ盛り上がり、トガシに良い顔をさせたカバキは留飲が下がった。
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前回はkbk君が負けたようです。全体公開でいいのかどうか、という思いもありますがとりあえず全体公開で貫いていきたいと思います。次はtgs視点ですけど、SMTにいくのかどうか。
ところで令和男子なので、合意がないことはお互いにしません。えらい。
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