roku
2026-04-10 21:00:00
869文字
Public 松エジ
 

冬【松エジ】

・去年のymdさん💯のBD🎂に送りつけた松エジ
・沢北視点

冬。それはオレの大好きな松本さんが苦手な季節。

夜は服を脱ぐのが寒いとお風呂に入りたがらないし、朝は着替えたくないと全然布団から出ない。他人にも自分にも厳しくストイックだった学生の頃の松本さんはここにはいない。冬は、普段はカッコよくてスマートな松本さんが子どもみたいになる、そんな季節。
そんなに寒くて動けないならエアコンガンガンにすればいいじゃんって言ったら電気代がもったいねぇだろって言われた。なんとも松本さんらしい。
別に電気代ぐらいオレが払うのに。
でもそれを言うと機嫌が悪くなるから言わない。
それにエアコンがついてないといいこともある。
寒がりな松本さんはベッドの中ではいつもオレに腕と足を絡めて眠る。オレは松本さんの胸に耳を寄せて規則正しい鼓動を聞きながら、しあわせだな って頬が緩んでく。腕の中で静かに顔を上げるとスヤスヤと寝息を立ててる松本さんがいて、この人眠ってても男前だな ってこの瞬間を独り占めできてることに優越感を抱く。
しばらく見つめていると気怠そうに上がる瞼。開いた瞳にオレを映すとフッと笑って絡めてる腕に力が入る。〝離れんなよ〟そう言われてるみたいで嬉しくてくすぐったい。
今日は休みだから少しぐらい無茶しても構わない。オレはおはようのキスでそれを伝える。すると腰に回っている手が滑り下りゆっくりと入口を拡げていく指先。早く松本さんが欲しいと疼く身体に「沢北はえっちだな」と囁く寝起きの掠れた声が脳を溶かしてく。本当なら上に跨って気持ちよくしてあげたいけど、冬は寒いから禁止されてる。だからオレはうつ伏せになって松本さんが来てくれるのをじっと待つ。背中に覆い被さる松本さんがオレの中に挿入ってくる。枕に顔を埋めて声を殺すけれど、「栄治の声聞きたい」なんて言われたら、我慢できなくなる。
オレばっかり我慢できないのはフェアじゃないから、「今日は松本さんのでお腹いっぱいにしてくださいね」と振り向いて笑いかけた。

冬。それはオレの大好きな季節。
大好きな松本さんとずっとくっついていられるから。