三毛田
2026-04-05 16:13:00
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18 【18/最良の答えは】

18日目
いつも君がくれる

「うーん……
 さて。これはどうしたらいいのだろうか。
 最良の答えが必要。というわけではない。というのはわかっている。
 けれど、どうせなら心情的に良い方が。
「穹、どうした」
「あ、丹恒」
 悩んでいてテーブルに倒れていたら、丹恒がやってきて。
「これさぁ、どうしたらいいかなって」
 さっきまで目を通していたものを、彼に目を通して見てくれと告げれば。
「なるほど。それならば、これとこれを組み合わせるのはどうだ」
「ん~? なるほど! だったら、こっちもこうしたら」
 忘れないようにと、メモしていく。
「もう大丈夫か?」
「ありがとう! 丹恒、この後時間あるか?」
「休憩しようと思っていたから、付き合うが」
「お願いします」
 と、丹恒に付き合ってもらって、作っていく。
「ど、どうだ?」
「悪くないな」
「よかったぁ」
 この反応だけで、安心できる。
「一人で一食分を作るの初めてだから、丹恒にそう言ってもらえて凄く安心した」
「お前の力になれたのなら、何よりだ。だが、大量に作るのには向いていないだろう」
「それも含めて、どうにかするんだよ。初めてだから、パムに手伝ってもらえるし」
 今日のメニューが決まったところで、パムの元へ。メモを取った紙を渡せば。
「うむ。これでよい。オレも手伝うから、今から作るんじゃろ?」
「うん」
「俺も手伝おう」
「丹恒も? 助かる~!」
 と、三人で今日の夕飯を少々四苦八苦しながら人数分プラスアルファで作り。
 提供してから、三人でゆっくり食べる。後で聞いたら、皆美味しいと口々に褒めてくれたという。
「えへへ」
「嬉しそうだな」
「そりゃあ、褒められれば誰だって嬉しいじゃん?」
「そういうものか?」
 問いかけ返された。
 彼にはその体験はないのだろうか。そうだとしたら。
「俺が、丹恒を一杯褒めてあげる!」
「こ、こらっ」
 頭を少々乱暴に撫でまわすと、驚いたような声を出しながら俺の手を掴んでやめさせようとする。
 必死に抵抗しているつもりなんだろうけど、それじゃあ抵抗になってませんよ?
 こういうところも可愛いし、とても大切にしたくなる。
「丹恒、好きだ」
 撫でる手を止めて、ジッと見つめれば視線をそらし。
「こーら」
「お前に真剣な目で見つめられると、その……無図痒い」
「えー。何だよそれ」
 不満なので頬を膨らませると、優しく揉まれる。そんなんじゃ誤魔化されないからな!
「丹恒。今日は一緒に寝るぞ」
「急にどうした」
「ん? 俺がこうやって誘うのって、いつも突然だろ?」