Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
三毛田
2026-04-04 14:22:30
1064文字
Public
1000字7
Clear cache
17 【17/難しいコトは分からない】
17日目
分からなくても、分かることもある
専門用語を羅列されると、さすがにわからない。
頭がいいとか悪いとかの問題でなく、前提となる基礎知識がないと理解できないということ。
「なるほど
……
他者に説明するには、初めて聞く単語の意味を理解してもらうほうが先決なのか」
難しいことは、わからない! という至極当たり前なことを口にしたなのにより、説明していた手を止めてどこがどうわからないのかを、丹恒は訊ねてきた。
それで、俺は知らない単語が多すぎることを。なのは、そもそもそのことについて深く知りたいわけじゃない。と返し。
「そういうこともあるのか。俺は、論文を書く過程やアーカイブの整理の途中でそのことを自然と覚えたが、お前たちは違うんだったな。だが、三月。こことここは覚えておいて損はない。星によっては、この知識がないと会話も交渉も上手くいかない」
「ってことは?」
「お前の好きな買い物も、まともに出来ない」
「わ〜ん! じゃあ、必要なことは覚える
……
」
「その意気だ」
珍しく優しく微笑みかける丹恒に、なにに対して嫉妬した。
「穹、お前は?」
「えっと、こことここ。それから、こっちは基礎を教えてもらえれば」
「そこは
……
」
と、教えてもらっている内に、元々の予定時間を大幅に過ぎており。
「三人とも、おやつはいらんのか?」
少し困ったような表情のパムに、俺となのは。
「食べる!」
両手を挙げて、教材を片付け始め。
「丹恒、ありがとう!」
「今度はもっとわかりやすくしてね!」
と声をかけて、パーティー車両へ。
パムがプリンアラモードを目の前で作ってくれたので、それをいただいた。
「
……
」
「丹恒?」
「お前は、俺が好きだと言っていたな」
「うん!」
勉強会から数日。何かを悩んでいる様子だった丹恒を呼ぶと、そう問いかけてきて。
満面の笑みで元気に答えれば、ちょっと戸惑った様子。
「それがどうしたんだ?」
「俺もお前のことは好いているが、お前から向けられているものと違うということはわかるだろう?」
何だそんなことか。と言わなかったのは、偉い。
「わかってるよ」
「それなら」
「難しいことはわからない。それは、勉強も恋も一緒だ」
そっと丹恒の手を自分の手で包む。
「それでも、お前を好きであることは変わらない。ぶっちゃけ、恋って下心だからさ」
「下心
……
」
驚いたように、彼は目を丸くして。
「そう!」
元気に答えたら、手を引っ込めようとされた。
「丹恒の奥の奥まで触れたい。そういう下心。覚えておいて」
笑顔で告げる。
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内