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三毛田
2026-04-03 21:16:15
1087文字
Public
1000字7
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16 【16/今日は特別】
16日目
気づけば日常に
16 【16/今日は特別】
「たんこ〜!」
普段ならば、言葉とともに飛びつくと、冷たい目を向けられた上に、丹恒に触れる前に床とキスする羽目になるのだが。
「走るな」
その一言だけ口にし、俺を抱きとめてくれる。
「気をつけます」
「
……
」
「てっ」
言いながら胸を揉んだら、頭を叩かれた。
そうっと丹恒を見上げたら、真っ赤になっていて。
あの丹恒先生が、真っ赤に
……
。って思っていたら、今度は拳骨。
「痛いってばぁ」
「お前が全面的に悪い」
「だからって殴らなくてもいいだろ~」
殴られた箇所を手で押さえ、蹲りながら抗議。
「ひ、人の胸を揉むなっ」
「目の前に、ふわふわのたゆんたゆんがあったら、揉みたくなるだろ!?」
男なら、こう、ボリュームのある胸が目の前にあったら揉みたくなるもの!
「せめてこちらに許可を取ってだな」
「許可を取れば、胸を揉んでもいいと!?」
「よくない!」
「きゃうんっ。痛い!」
肩を掴みながら、彼の言葉を遮って目を輝かせて問えば。
また拳骨が落ちた。
「なんてこともあったよなぁ」
ソファーに座る丹恒の脚を枕にしながらゲームをしつつ、彼の顔を下から見上げながら告げると。
「あの時の俺は、まだ純情だった」
とか、言い訳じみたことを口にしてそっぽを向く。
「またまた~」
「お前と交際しなければ、あれは破廉恥な行為だと俺は思い込んでいただろう」
騙したようでちょっとだけ良心が痛むが、普通の人から見てもあれは十分破廉恥な行為です。
破廉恥な行為じゃなく、好き合った相手と触れ合いたいので~。とか言い訳した過去の俺が全面的に悪いです。はい。
「今日は特別だ」
「何が?」
「何度も強請ってきていた、胸枕をしてやる」
「わーい! じゃあ、昼寝しよう。そうしよう!」
飛び起きて丹恒の手を取るけれど。
「昼寝でいいのか?」
なんて伺うように問いかけてきた。
「だって、夜に胸枕をすると、ずっと俺が乗ってる状態だから重いだろ? だったら、昼寝の方が時間が短くて済む」
「しかし」
「俺は、丹恒が苦しい思いをする方が嫌だ。でも、寝付くまで揉ませてくれよ?」
ウインクをしたら、ちょっと困ったように眉を下げて頷いて。
俺はスマホを、丹恒は本をデスクに置いて二人でベッドに寝転がる。
「じゃあ、お邪魔します」
そう口にして丹恒の胸に顔を寄せ。空いている方の胸をそっと揉みながら目を閉じ。
「おやすみ、穹」
「うん。おやすみ、丹恒」
挨拶を交わし、いざ二人で昼寝。
眠気が来るまで胸を揉んでいたのは何となく覚えていた。
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