りな³
2026-04-03 11:56:43
2024文字
Public
 

セクピスパロぎゆさね ①

セクピスパロ。実弥視点です。
義勇→犬神人(重種)の魂元狼
実弥→猫又(重種)の魂元白虎

所々設定を捏造しているので忠実なパロではないです。
忘れてる部分とかはこちらを参考にさせていただきました。https://www.pixiv.net/artworks/97700658

金のためにこれから俺は男に抱かれる。
家族には言ってない。当然だ。反対されるに決まってる。
前金はもらってる。子供ができれば追加で報酬ももらえる。変な趣味の奴じゃないことを祈るしかない。



両親はどちらも猫又で、親父は重種、母親は軽種、生まれた俺は兄弟で唯一の重種だった。
親父はろくでもなかった。
実家から勘当されていたし(だから名字は母親の姓の不死川だ)、家に金も入れず、あまつさえ家の金を使い込み、最後は酔っ払って車に轢かれて死んだ。
クソ野郎らしい最後だと思う。

親父が死んでから数ヶ月後、親父の実家の人間が家にやってきた。
「重種がいるなら連れて行く。その代わりに生活の援助はする」と偉そうに言ってきやがったのを覚えてる。
母は重種達の放つオーラに耐え、震えた身体で俺を抱きしめながら「重種はいません。中間種と軽種だけです」と言い張った。
この時気付いた。幼い頃から重種から軽種への変え魂の練習をさせられていた理由に。
おかげで重種にもバレないほど上手く魂元を偽れていた。
あいつらは俺が重種だと気が付かないまま、興味が失せたように帰っていった。それからずっと軽種のふりをして生きてる。

今思えば家族が苦労しないならあの話を受けておけば良かったと思わなくもないが、母が決めたことは尊重したい。今から親父の実家に縋り付くことはしたくなかった。
母は朝から晩まで働いている。
俺も実家から通学するよりも安く済むため大学の寮に入り、空いている時間はバイトに費やしてできる限り金を送っているが大した足しにはならない。既に家計はギリギリというか破綻しかけているのにこれから弟妹達の学費など増々かかる。
どうしたらよいか悩んでいた時ふと大学の友達ダチである宇髄がブリーリングの斡旋をしていることを思い出した。

子種を売るでも腹を貸すでもいい。どちらでも良いからブリーリングを探している奴はいないか。
そう頼むと、宇髄は「お前、斑類のそういうの苦手だったろ」と良い顔をせず断られた。
しかし他に手を思いつかなかった俺が何度も頼み込んだからか、最終的に宇髄が折れた。
宇髄からは「軽種だとなかなか見つかりにくくてよ。まっ、気長に待ってろ」と言われた。
重種のコミュニティは狭い。万が一親父の実家にバレることは避けたかったので、宇髄に重種であることは話していなかった。

当然軽種の子種を求めている者はおらず、腹を貸すことになった。
そうなるんじゃないかとは覚悟していたので大した問題じゃない。
唯一の犬神人の重種狼の魂元を持つ冨岡家が軽種のしかも男を探していたらしい。
ここ1年程で7回もブリーリングをしてるようで、よっぽど子供が欲しいようだ。

宇髄からメッセージアプリで送られてきた住所を頼りに向かうと、閑静な住宅街にどこまで続いているのかと思う程の塀に囲まれた敷地が見えた。
門には冨岡の文字。ここで間違いはなさそうだ。
重種なんて金持ちばかりだが、ここまでとはなァ
なんか胃が痛くなってきた。

インターホンを鳴らし名前を伝えると、出てきた使用人らしき男に中に招き入れられる。
門の外からでも分かっていたが中はかなり広い。
門から母屋まで割と距離があったし、離れは俺の実家よりでかかった。
これからここで数ヶ月過ごすことになるのかとげんなりするが、これも家族のためだと自分を奮い立たせた。
移動する間、男がこれから俺が相手することになる"坊ちゃん”がいかに素晴らしいかを得得と話していたが、興味がなかったので適当に相槌を打って聞き流した。

母屋の一室に通され、中にいた妙齢の女に木の箱と器具を渡され、使い方を説明される。
箱の中には生の懐虫が入っていた。実物を見るのは初めてだ。
しかも生の懐虫7回もブリーリングをしているだけあって本気具合が伺えて若干引いた。大金を払って腹を借りるくらいなんだから本気なのは当たり前か。

ケツの中を洗浄をした後、懐虫を器具にセットし、尻に入れた。
仕方ないことだが、一連を母親より年上の女に見られなければならなかったのは気分が良くなかった。

懐虫が寄生するまでの6時間器具を入れっぱなしにしなければならず、想像以上にしんどかった。今からそれ以上のことをするのかと思うとさらに気持ちが沈みそうになる。

器具を取り出した後、別の使用人に離れの部屋に案内される。
薄暗い部屋の中に隙間なく並べて敷いてある2つの高そうな敷布団。
その生々しさに俺は本当に知りもしない男に抱かれるのだという現実をまざまざと感じた。

尻の中の違和感を紛らわせるために部屋中を物色しながら待っていると、10分程たって足音が近づいてきた。
襖が開き、濃い灰色の着流しを着た男が入ってくる。
その男の深い青い瞳と目が合う。
花の香りが身体を貫いた。
その瞬間俺の中の何かが変わってしまった気がした。