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三毛田
2026-04-02 16:25:33
1065文字
Public
1000字7
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15 【15/言い訳をするなら】
15日目
その言い訳も可愛い
「いや~。まさかなぁ」
「
……
」
「ごめん」
「お前は
……
」
「俺だって、まさかそうなるとは思ってなかったよ」
不機嫌そうに喉をグルグル鳴らし、シーツの隙間から睨みつけてきて。さらには、尻尾でバシバシと布団を叩いている。
気持ち良すぎて理性を飛ばして、俺に噛みついたり背中を引っかいたりと傷をのここした。まではいい。
可愛いなぁ。って思ってたし、気持ちいいって感じてくれてるのは嬉しいし。
けど。
「尻尾を振り回しすぎて、枕を引き裂くとは思わなかったよ。痛いって」
そう。途中で制御が利かなくなったようで、飲月の姿になったかと思えば枕を一つ尻尾で引き裂いた。
思い返しながら口にしたら、顔面に水球がぶつけられた。ひどい。
「言い訳を」
「うん」
「させてもらうのであれば、お前と触れ合えるのが自分で思うより嬉しかった」
「うん!」
「理性的でいなければいけないと思うのに、お前に触れられると、気持ちいいと。その気持ちに抗うなと悪魔の囁きが聞こえてきたような気がして」
「それで、ああなったと」
一度覗かせた顔を、隠してしまう。
「俺がお風呂入ったら、水風呂を用意しておくから体綺麗にしろよ」
「
……
ああ」
パタン。と、一度だけ尻尾を布団へとたたきつけ肯定する。
お風呂に入って汗を洗い流し、髪を拭きながら丹恒の元へ戻って来て名前を呼ぶと。
「丹恒。お風呂出たよ」
「
……
」
うとうとしているのか、ちょっと睨んでくる。うん。これも可愛い。
「眠いなら、寝ていいよ。起きたらお風呂に入ればいいから」
「
……
べとべとするから、入る」
「お風呂のところまで連れていくから」
シーツをはぎ取り、抱き上げてお風呂場まで連れていく。
「じゃあ、俺は部屋にいるから」
「わかった」
よろよろとシャワーブースへ向かい、体と紙を洗い出す。
今は中途半端な状態なので、尻尾は出っぱなしだが、髪は短いまま。
「可愛い」
飲月の長い髪も好きだが、短い時のちょっとふわふわした状態も好き。
なんてことを考えながら、シーツとかを新しくしたり水分補給をしていると、びしょ濡れの丹恒が入り口に立っていた。
「あらあら」
一度彼の横を通り過ぎ、棚に置いてあるバスタオルを持って来て拭いてあげて。
「眠い?」
「眠いというより、怠い。が正しいな」
「腰は?」
「そこまで痛みはない。しかし、寝て起きたらまた症状が変わるかもしれない」
「わかった。ベッドで待ってて」
「うん」
ゆっくりした歩みで、ベッドまで行き、勢い良く倒れる。
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