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fedge
2026-04-01 02:20:44
607文字
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カピオロ
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2026.4.1 エイプリルフール
――
きゅう、きゅう。
天幕の外から鳴き声が聞こえ、様子を見に出てみれば、一匹のイクトミ仔竜が入口に立っていた。被せられたであろうフードで耳が畳まれているが、当の本竜はあまり気にしていない様子だ。しっかりマフラーも首に巻き、目元に模様も入れている。手の込んだ仮装だ。
「こんにちは、隊長」
声の出所は傍の草むらだが、このイクトミ仔竜のつもりらしい。葉の陰に隠れ切れていない耳がぴこぴこと揺れて見えている。
「
……
オロルンか。何の用だ」
草むらに気づかないふりをしつつ、イクトミ仔竜に目線を合わせるために屈みこむ。遊んでもらえるのだと思ったのだろうか、仔竜はきゃっきゃと喜びながら両手を差し出してきた。そのまま脇に手を入れて抱え上げてやると、草むらから少し慌てた気配がした。
「立ち話も何だ。入れ」
抱きかかえたイクトミ仔竜の喉を撫でてやれば、気持ちよさそうにクルクルと鳴らしてくる。ガサリと草むらが揺れたが、まだ出てくるつもりは無いらしい。
「貰い物だが珈琲と茶菓子がある。俺一人では多すぎる」
「隊長、竜に珈琲をあげちゃだめだ。カフェインの興奮作用で大変なことになる」
大きく枝葉を揺らしながら、主犯が姿を現した。一体、オロルンは何をしたかったのだろうか。
「元より仔竜に飲ませる気など無い。お前の分だ」
「
……
気づいていたのか。いつからだ?」
「最初からだ」
「うぐ
……
」
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